注文の多い料理店 2

たてものの中に入った二人は廊下を歩いて次のドアの
前に進みます。
「何てドアの多い料理店だろう」
「さむいところにある店はこうなってるんだよ」
水色のドアには
「当店は注文の多い料理店です。」
と、書いてありました。
こんな山の中だけど、けっこうはやっているんだなと
二人はおどろきました。
とびらのうらには、
「かみのけをきちんとといて、くつのどろを落としてくだ
さい」
と、書いてありました。
何てぎょうぎにきびしい店だと思いながら、二人は
ぼうしをぬいで、かみのけをとかしました。
つぎのへやに入ると、またドアがありました。
「てっぽうをおいて、服とくつをぬいでください。」
と書いてありました。

ふたりは、おなかがすいていたので、何でも
いわれるとおりにしました。
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