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週報短文

バックナンバー 2007年 2月分


2007年 2月 25日

教会総会を終えて

 先週18日一般礼拝後、2007年第一回教会総会を無事に終えることができました。
 教会総会では、新年度の役員改選(5人)と、春日部墓苑改築の件が議題として提出され、それぞれ時間をかけて議事が進められました。
 選出された5人の新役員の中には、初めて役員の務めにつく人がいます。また、一年任期の姉妹方が再選され、三年間の奉仕となります。継続役員と新役員と牧師とで役員会を構成します。よきチームワークを持って、御心に適う働きを担うことができますように。まずは、3月4日の合同の役員会で、役割分担を決めます。どうぞ、お祈りください。
 次に、春日部墓苑改築の件についてです。教会総会の議場で、「春日部墓苑改築についての経過報告」を出席者に配布しました。願いが与えられてから数年の時を経たことが分かります。教会の業として進めるために、二回の教会全体懇談会を使って時間をかけました。その間に、春日部教会との対話も必要でした。参考になりそうな墓地を見学に行きました。その歩みがこの資料から垣間見えます。そして、予算を700万円として地境が決定しだい設計を依頼すること、改築に必要な諸経費の募金方法等については役員会に一任することで、議場はこの件を承認しました。教会の総意として春日部墓苑の改築に踏み出すことになりました。これも主の導きと信じます。
 自由な意見交換の場では、墓地に対する関心には個人差があることも指摘されました。確かにそれは現実であり、課題です。教会総会の議決にどれだけ皆が忠実であるかの訓練と思っています。一つ一つ積み重ねてここまで来ました。これからもそのように、導きを仰ぎながら、進めるばかりです。教会総会を、感謝の祈りを終えたとき、使徒パウロの言葉を思いました。 あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです(フィリピ2・13)

2007年 2月 18日

マリア会研修会「にじのいえ」訪問

 先週12日は、マリア会の研修会として、千葉県館山市にある婦人献身者ホーム「にじのいえ」を七人で訪問できました。
 この時期は、お花を見に房総半島に出かける人が多いようですが、SLも走るとかでずいぶん電車はにぎわっておりました。秋葉原から館山までは特急で約2時間。管理人のAさんがわたしたちを迎えに来てくださいました。「にじのいえ」は海沿いの「南房パラダイス」の近くにあります。
 お昼少し前に「にじのいえ」に着き、一息ついてから、施設を見学しました。入居者の部屋や談話室、食堂、研修室、敷地内にあるチャペルなど、朝岡さんに案内していただきました。
「にじのいえ」が建てられてから三十年以上になります。日本基督教団内の自主活動団体である「全国教会婦人会連合」の祈りとささげものが集められて、隠退した女性教職や牧師夫人が安心して暮らせるホームを建て上げたこと、維持管理・運営が堅実になされていることに驚きました。
 昼食をご一緒しました。明るい食堂で、食事は盛り付けも美しく、おいしいものでした。心がこめられたお食事に、職員の方々の配慮を感じます。
 食事の後で、入居者の先生方と小一時間ほど交わりを持ちたいとお願いしましたところ、ほとんどの先生方が、突然の申し出にもかかわらず残ってくださいました。お一人ずつ自己紹介と今までの歩み、今感じていることなどを分かち合ってくださいました。どの方の言葉からも、決して軽くはなかった主からの重荷を負い、その中で磨かれ、輝いている信仰を見ました。“キリストのかおり”とはこういうものかもしれません。日本の教会への叱咤激励の言葉もいただきました。毎週土曜日は、子どものためのプログラムもあるとのことで(主に近くの児童養護施設の子が集まっているようですが)、今もなお、宣教に仕えておられる先生方にこれまた驚き、そして元気をいただきました。感謝。

2007年 2月 11日

もう一度新しく始める

 今月は結婚式の司式を控えており、聖書が示す結婚や夫婦の姿を、テキストを共に読みながら学びました。当事者には「夫婦としてどう生きるか」という学びですが、わたしにとってはキリストと教会の関係を学ぶ機会でもあります。教会は、キリストに愛されている聖なる花嫁だからです。
 “・・・結婚する時には誰でも、この人と結婚したいと心から願い、この人を大切にしながら、死ぬまでこの人と一緒に生きて行くぞ、という思いで、新しい生活を始めるものです。でも、実際の生活が始まると、そういう思いがだんだん曖昧になってくるのです。・・・そういうときに、わたしたちは、結婚なんてこんなものだ、と思ったり、人間なんだからそんなに理想的にはいかないのさ、と言ったりします。そう言って現実をごまかすのです。
 でも、自分たちの結婚生活は、お互いがこの人と一緒に生きたいと心から願い、この人を死ぬまで大切に生きていこう、と決心して始めたものです。それなのに、現実がそうなっていなければ、間違っているのは、現実の方です。そこでわたしたちに求められることは、原点に立ち返ることです。そして、そこから、もう一度新しく始めることです。・・・”(「ふたりで読む教会の結婚式」11章より引用。)
 “間違っているのは現実の方だ”と認めること、そして、原点に立ち返ること、そこからもう一度新しく始めること、その勧めに心惹かれました。
 結婚生活を信仰生活と置き換えて読めるのではないかと思いました。信仰の歩みの中で、喜びを失ったり、幻滅をしたり、失望したりすることがあります。幻滅や失望は神から来るのではなく、わたしたちの弱さが引き起こすものです。
 わたしたちの破れ多い現実にのみ焦点を合わせるのか、その罪を覆う神の愛を日々いただき、主と主の言葉に従うことに焦点を合わせるか。もちろん後者が求められていますが、そうできるのもわたしの力では決してない。日々新しく与えられる神の恵みの力であると実感しています。

2007年 2月 4日

恵みの火曜会

 先週の火曜日は、久しぶりに火曜会に出席できました。今年初めての会でしたから、新年のご挨拶を交わしました。この日は誕生会もあり、皆で寄せ書きした誕生日カードを贈りました。
 火曜会は、ご奉仕の方々によって毎回おいしいおうどんをいただきます。季節に合ったメニューをうれしく思います。食事の後、永本先生から聖書の言葉を丁寧に説き明かしていただきます。字を大きくした御言葉のプリントを配ってくださいます。ありがたいです。こうして、身も心も魂もお腹いっぱいになり、養われます。その後は賛美のときです。懐かしい歌、季節の歌を歌います。そして詩吟を教わります。「これでいいのかしらん」と思いますが、先生はほめ上手です。大人の塗り絵をしたこともありました。永本先生のメッセージでは静かに耳を傾けますが、それ以外では互いに自由に語り合って大いに笑います。思いがけない言葉にしみじみすることもあります。「次もまた元気で会いましょう」と別れの挨拶です。車での送り迎えのご奉仕にも、とても感謝しています。
 先日の火曜会では、永本先生から、マタイによる福音書6章25節以下より「思い悩むな」と、聖書の言葉の説き明かしをいただきました。今まで知らなかったのですが、27節「あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか」の「寿命」とは、「身長」を意味するのと同じ単語である、と教わりました。ずいぶん豊かな内容を含んでいる言葉があるのですね。わたしは高校時代、バスケットボール部で、もっと背が高くなればいいのに、と毎日願っていたことを思い出します。人間は、自分の力の及ばないにもかかわらず、そのことを自分でどうにかしようと思い悩む存在です。でも、御言葉がそんな自分に気づかせ、わたしたちを大切に思ってくださる天の父を仰がせてくれます。それは何よりも幸せなことです。
 どうぞ火曜会を覚えていてください。