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週報短文

教会員向けなので、わかりにくい表現もあるかと思いますが、どうぞお読みください(金田佐久子)。


2024年 4月14日

「立ち会う」こと

 3月の終わりから先週にかけて、納骨式や家族葬の司式が3件続きました。それぞれの式で参列の方々から、家族ならではの心に残る出来事を伺いました。牧師とは、そのような家族の物語に立ち会う存在だとしみじみ思いました。
 そのひとつが故Kさんのお連れ合いと息子さんのご遺骨の納骨式でした。Kさんは2022年2月に逝去しましたが、お連れ合いと息子さんがそれぞれ先に亡くなっており、お二人のご遺骨を市営の川口市安行霊園に預けていました。Kさんが逝去し、安行霊園を使えなくなるため、今年の2月にごきょうだいより「教会の墓地に納骨できませんか。家族一緒にさせてあげたい」との相談を受けました。役員会では事情を理解し、春日部墓苑への納骨を認めることにしました。
 ごきょうだいと相談して、4月1日に西川口教会に集合し、私が運転して、まず安行霊園にお二人のご遺骨を受け取りに行き、そのまま西川口教会春日部墓苑に行き、納骨式を行うことにしました。当日、Kさんのごきょうだいお二人が来られ、西川口教会からはKさんのお世話をしたYさんとHさんが同行しました。
 移動中や式後の食事の席で、ごきょうだいからはKさんの実家のこと、仕事や結婚生活のことなどを伺いました。Kさんはごきょうだいに不誠実なことをしたため、疎遠になりました。その後のKさんと出会ったYさんとHさんが、ごきょうだいの知らないKさんのこと―社交ダンスやカラオケを楽しんでいたこと、息子さんが亡くなったときのこと、教会に導かれ信仰を持ったこと、神を信じて平安のうちに最期まで過ごしていたこと―を話されました。ごきょうだいは驚きつつ、喜んで聞いてくださいました。私たちは心が温まるのを感じました。Kさんのご家族への不誠実がなければ、この日の出会いもなかったという不思議。納骨を終えて、ごきょうだいが安堵された様子に、私たちも感謝でした。すべてをご存知の主をあがめます。


2024年 4月 7日

神の教会に仕える役員

 2024年度が始まりました。本日は一般礼拝において、今年度の役員任職式を執り行います。
 使徒言行録の御言葉を読みます。
 「どうか、あなたがた自身と群れ全体とに気を配ってください。聖霊は、神が御子の血によって御自分のものとなさった神の教会の世話をさせるために、あなたがたをこの群れの監督者に任命なさったのです。わたしが去った後に、残忍な狼どもがあなたがたのところへ入り込んで来て群れを荒らすことが、わたしには分かっています。また、あなたがた自身の中からも、邪説を唱えて弟子たちを従わせようとする者が現れます。だから、わたしが三年間、あなたがた一人一人に夜も昼も涙を流して教えてきたことを思い起こして、目を覚ましていなさい。そして今、神とその恵みの言葉とにあなたがたをゆだねます。この言葉は、あなたがたを造り上げ、聖なる者とされたすべての人々と共に恵みを受け継がせることができるのです。」(使徒20・28~32)
 “教規第九八条2項では「役員は、教師を補佐し、教会の教務に奉仕する」と定めています。役員は、一般の教会員の上に立つのではありません。むしろ下にあって全体を支えます。教会の働きに仕えることが教会役員会の務めです。
 パウロは…ミレトスに立ち寄り、エフェソ教会の長老会を呼び寄せて語っています。…
 教会はただの人間の集まりではありません。「神が御子の血によって御自分のものとなさった神の教会」であり、神の群れ、神の民です。人間のものではありません。神のものです。神がお立てになりました。それも御子の命をかけてお立てになったのです。その教会を、主の御心に従って治め、仕えます。この重い務めが役員会にはあります。けれども同時に、役員に任命なさったのは聖霊です。聖霊が助けてくださいます。それに信頼をし、務めに励みます。…教会役員に選ばれ、用いていただけるのは喜びであり、名誉です。…”(参考「教会役員ハンドブック」)(No.980)


2024年 3月31日

主イエスの復活と私たちの復活

 イースターおめでとうございます。
 イースターは、春分以後の最初の満月の次の日曜日となっていますので、毎年移動します。イースターの語源は、「エオストレ」という春の女神の名前です。春の女神エオストレは、暁の女神でローマ神話のアウローラにあたります。キリストの復活が、死の闇を破って暁のようにこの世に光をもたらす、という意味をこめて祝い、春の祭典をキリストの復活の祭と変えていったのです。クリスマスがローマ帝国の冬至の祭りをキリスト降誕の祭に変えたのと似ています。(参考「おもしろキリスト教Q&A77」)
 子供の頃、教会学校の遠足でイースターエッグ探しをしたのがイースターにまつわる楽しい思い出です。キリスト者になってしばらくしてからは、受難節(レント)をイースターの備えの時として過ごすようになりました。聖書に親しみ、説教を聴いて、イエスの十字架の意味は、キリストの復活によって分かると知りました。「十字架は分かるけれども、キリストの復活は信じられない」ではないのです。復活を信じなかったら、イエスの十字架が私たちの救いであることも信じることができません。十字架なくして復活なし。復活は主イエスの十字架の死と切り離せません。
 「(キリストは)へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。このため、神はキリストを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました」(フィリピ2・8~9)。
 「しかし、神はこのイエスを死の苦しみから解放して、復活させられました。イエスが死に支配されたままでおられるなどということは、ありえなかったからです」(使徒2・24)。
 神が、十字架の死に至るまで従順であられた主イエスを、死に支配されたままになさるはずがない、これが教会の信仰です。イエスをキリストと信じ、神に属するもの、キリストのものとされた私たちも、滅びることはありません。私たちも死者の中から復活するのです。(No.979)


2024年 3月24日

2024年度地区総会報告

 3月20日(水・祝)、聖学院大学チャペルを会場に、コロナ前のように、通常の埼玉地区総会が開催されました。開会礼拝の説教者は、地区委員長であり、今年3月末で岩槻教会を辞任・隠退される小林眞牧師、説教題は「福音の継承」(コリント一15・3~8)でした(この説教で語られていることが、2024年度地区宣教活動計画に反映されています)。
 礼拝後、組織会を経て、議事に入りました。今回の地区総会は、地区委員長と教師の地区委員の補充者(任期1年)と地区委員の半数改選と多くの選挙があるため、投票しては議事進行、という議事運営となりました。地区委員長報告に始まり、すべての報告が質疑応答を経て、承認されました。決算報告、次年度予算も承認されました。
 2024年度地区宣教活動計画に関する件(提案者 埼玉地区委員会)より抜粋します。主題は「主にある交わりを深めよう」。聖句はコリントの信徒への手紙一15章3~8節の御言葉です。
 “埼玉地区…の健全な成長は、夫々の各個教会伝道所の健全さによるもの以外ではありません。
つまり、各個教会・伝道所が、如何なる「福音」を伝えているのか、それは…聖句に記されている通り、①「十字架の死が贖いの死(罪の赦し)」であり…、②「三日目に復活したこと(命の確かさ)」以外が福音の中心であってはならないのです。
それゆえ、日本基督教団信仰告白では…明確に「教会は公の礼拝を守り、福音を正しく宣べ伝え」との告白する事を求めています。…
また…多くの方々が「信仰の継承」を願いつつ、順調に行かないことも経験されておられるかと思います。…それと共に、前述の「福音の継承」も、より大きな事です。この両方を教会と信徒が正しく担い、祈りつつ歩む地区でありたいと願っています。…各教会に色々な課題があるでしょうが、先に申した福音(救い)を喜び、感謝して受けながら、夫々に与えられた課題を喜んで担う者でありたいと願います。…”(No.978)


2024年 3月17日

多様な出会いを続けて

 毎月第3主日は「日本伝道の推進を祈る日」です。全国の教区・教会・伝道所を覚えて祈りをあわせましょう。
・四国教区(香川県・徳島県・愛媛県・高知県)
“私たち四国教区高知分区青年部のメンバーで、2023年10月9日に、高知県の山間部にある梼原(ゆすはら)町を訪れました。…梼原礼拝は、須崎教会と愛媛県の近永教会が協力して行っている伝道礼拝です。毎月第2と第4日曜日の夕方に長く続けられてきましたが、最近新しい会堂が与えられたので…青年部で訪問することにしました。…郵便局であった建物が新会堂として与えられた! 参加した…青年たちは、この梼原の地に働いている神さまの大きな恵みとご計画を知り、皆一様に驚きました。…訪間を通して、教会の未来を担う青年たちに、それぞれの地域にある教会の働きを覚えてもらうことを願っています。…”
祈りの課題 四国伝道のために共に祈り連帯して仕える81の教会・伝道所、関係学校、施設の働きのために/丹原教会と伊予長浜教会のために。
・九州教区〔福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県〕
“九州教区の宣教協力部門は、主に3つの働きを通して多様な出会いを続けています。1つ目は在日大韓基督教会西南地方会との宣教協約の具体化です。…2つ目は、韓国基督教長老会群山(クンサン)老会との交流です。…3つ目がフィリピン教会との関わりです。…各教会が高齢化し、若者が少ないと言われる中、若者たちが孤立せず、さまざまな関わりを通してつながっていけるよう、地区や教区が出会いや学びの場を作り出していく。そんな働きを大事にしています。”
祈りの課題 地区・教区の働きを通して若者たちがつながり、キリストに結ばれていきますように。/フィリピン合同教会の働きを覚え、支えつつ、つながることができますように。/在日大韓基督教会との宣教協約締結40年を覚え、交わりが深められますように。(No.976)


2024年 3月10日

東日本大震災から13年

 日本基督教団関東教区より、「2024年3月11日を迎えるにあたって」が届きました。
“「あなたはわたしの嘆きを数えられたはずです。あなたの記録にそれが載っているではありませんか。あなたの革袋にわたしの涙を蓄えてください。」(詩編56・9)。
 「神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。」(コリント二1・4) 
「東北教区3・11 わたしたちの祈り2024」より

 主のみ名を賛美いたします。
 2024年3月11日(月)は、「東日本大震災」発生から13年を迎える日です。13年前のこの日、わたしたちは根底からくつがえされるような出来事を経験しました。わたしたちはこのことを忘れることはできませんし、今もなお震災による苦しみや悲しみを携えて生きざるをえない方々がいらっしゃることを覚えたいと思います。
 また、東京電力福島第一原子力発電所の事故は、神さまから託された世界を放射能によって汚しました。そして、原子力に頼る私たちの社会のあり方に、大きな問題があることを教えました。原発周辺の方々は避難を余儀なくされ、今もなお不安の中におかれています。
私たちは、今もなお痛みと悲しみ、大きな不安の中にある方々を覚えつつ、3月11日を迎えたいと思います。私たちの内で、3月11日の出来事を風化させることのないよう、むしろ思いを新たに迎える日としましょう。・・・
 2月14日(水)に「灰の水曜日」を迎え、レントへと導かれました。
 主の受難を思いつつ、主が人の苦難をその身におわれたことに、深く心を動かされたいと思います。そして、私たちも、苦難の中を歩む方々と共にありたいと願います。神さまの導きとお守りが皆さまの上にありますようお祈りいたします。”(No.975)


2024年 3月 3日

能登半島地震から2ヶ月

 能登半島地震から3月1日で2ヶ月となります。
 日本基督教団中部教区のホームページに、2月22日付「1月19日から1ヶ月の教会等被害状況とその対応(2月22日現在)」と2月29日付「2月23日輪島教会訪問奉仕」の記事が掲載されており、読みました。
 会堂と牧師館の被害が特にひどい日本基督教団輪島教会のために、中部教区三役と現地委員合同会議(オンライン)が何度も行われています。教会が被災するとはどういうことか、考えさせられました。会堂は使えなくなり、牧師も教会員も被災しているところで、教会活動をどうするのか。地区、教区の課題として、共に考え、すべきこと、できることを探っておられます。発信してくださり、ありがたいです。
 中部教区ホームページの記事からです。
”・輪島教会で礼拝可能となるまで、新藤教師が富来伝道所に一時的に避難し、礼拝は輪島と富来の合同礼拝を検討してゆく。
・輪島教会の宗教法人備付書類、役員会・総会議事録、会計帳簿などを 確認し、一時的保管場所を考える。
・輪島教会の会計処理を現地委員の代行を考える
・輪島教会の宗教法人関連書類の保全、再発行、罹災証明書や会堂共済の手続きのサポート。
・牧師館の建物診断を検討し、新藤教師に、土、日、月は富来伝道所に滞在。礼拝や教務と牧会ができる環境を整えていくことを提案する。
・輪島教会の会堂片付けを石川地区の有志で行う。
・(訪問者が)2階奥の居室では、倒れた棚を直し、床に散乱していた 90年代以前の古い資料、役員会記録等を濡れ痛まないように保護をした。また礼拝堂では、会堂内に落下の危険のある二階のガラス片を外し、長椅子をまとめ、聖餐卓と共にブルーシートで覆い、ベルトで仮固定。”
祈りと支援を続けましょう。(No.974)


2024年 2月25日

『混沌への光 現代に語りかける旧約聖書』

 昨年6月から、左近淑著『『混沌への光 現代に語りかける旧約聖書』〔1975年出版〕を祈祷会で少しずつ読んでいます。左近先生はこの本の序文で旧約聖書をどう読むかを書いておられます。それは、まことに読者の心を打つものでした。
 “旧約聖書は昔の書物である。・・・日本とはまったく異なる風土と文化の中で生まれた書物である。ものの考え方が違うし、感じ方が違う。だから分かりにくい。誰しもそう感じる。それはきわめて当然のことだ。・・・
 しかし、過去の姿を理解することと、それを今日のものとして読むこととは別である。ここで試みているのは、今日をあえぎながら生きる現代人として、過去の書物である旧約聖書をどのようにして今日のものとして読むか、である。・・・
 本書はいわば4年がかりで書きためた折り折りの聖句研究であって、特定の時代とあまりに深く密着していると思われるものもある。しかし旧約聖書の読み方については一貫したものがある。それはひと言でいえば、旧約聖書を崩壊期の思想として、同じように激動と破局の時の間を生きる現代人として読む、ということができるであろう。・・・
 旧約聖書は全体として崩壊期の思想である。崩壊の時代〈の中で〉、真正面からそれ〈を〉取り上げ、それ〈について〉神学的に考え、時代を生き抜いてきたのが旧約聖書である、とわたしは思う。だから、これほどに身近にそして深く現代に向かって語っているものはない。・・・”
 左近先生は、旧約聖書を自分の苦悩と切り離して読むことはなかったし、今日の引き裂かれるような現実に旧約聖書はどう答えてくれるのか問い続けた、と語っておられます。左近先生の説き明かしと時代への洞察の深さに、毎回驚かされています。出版から約50年後の現代、社会の苦悩はますます増しています。混沌へ、御言葉の光が照らされることを信じて、聖書を開きます。(No.973)


2024年 2月18日

次世代のために

毎月第3主日は「日本伝道の推進を祈る日」です。全国の教区・教会・伝道所を覚えて祈りをあわせましょう。
東中国教区(岡山県・鳥取県)
“東中国教区の特徴の一つはキリスト教学校が無い…キリスト教学校の生徒が授業の一環として礼拝に出席するということがありません。それゆえに若年層には教会の側から常にアプローチするという状況に置かれており、どのように招くか、また受け入れるかがどの教会でも課題となっています。…長期にわたって若年層と関わり続けられる教師、人材の発掘、育成が重要だと思われます。…祈りのうちに覚えていただければ幸いです。”
祈りの課題  将来的に東中国宣教の4つの骨子の働きが守られるように。特に稼働し始めたオンラインサポートチームの働きと、「教会お訪ね隊」の働きが支えられるように。/教会強化特別資金運用特設委員会の働きが支えられるように。
西中国教区(広島県・山口県・島根県)
 “…2023年、わたし〔教区総会議長〕の呼びかけに応えて、8名が原告となり、山口県知事護国神社公務参拝違憲訴訟を提起しました。それは、毎年繰り返される知事等の山口県護国神社への公務参拝が憲法20条が規定する政教分離原則違反であり、信教の自由を侵害する行為であることを明らかにするためです。…
「伝道」と言いながら、人を得ることばかりを言う状況は要注意です。成功や所有の世界に囚われている現れだからです。子どもや若者についての話がすぐに「どうやって得ようか」になるのは、自己を肥大化させようとする集団と同質なのです。もっともそれを「思う」自由は保障されています…。しかしキリストの教会はこれから生まれる人々に希望を示すものでありたいと思います。”
祈りの課題  平和と自由と正義が実現し御国が到来するように。/一人が大切にされる世界となるように。/教会が、重荷を負う人が休める場となるように。(No.972)


2024年 2月11日

ヨハネ福音書の受難週をたどる

 教会では、イースター(復活日)の前、日曜日を除く40日間を受難節(レント)と呼んで、私たちを罪の支配から解放するために十字架への道を歩まれた主イエス・キリストの救いの業を思いつつ、この時を過ごします。特にその最後の一週間を受難週と呼んで、主イエスのこの地上での最後の一週間と重ね合わせて、特別な集会を持つ教会も数多くあります。
 ガリラヤで神の国の福音を宣べ伝えられた主イエスは、父なる神に従い、ガリラヤを出発し、イースターの一週間前の日曜日(「棕梠(しゅろ)の主日」と呼びます)に、エルサレムの町に入られます(「エルサレム入城」と呼ばれます)。主イエスは、昼は神殿で人々を教え、夜はエルサレムの隣にあるオリーブ山で過ごす日々を送り、木曜日の夜に、過越祭の食事を弟子たちとなさいます。これがいわゆる「最後の晩餐」と呼ばれるものです。主イエスは主の食卓(聖餐)を制定されました。その後、主イエスは弟子たちと園に行かれ、イスカリオテのユダに率いられたユダヤ人たちに捕らえられ、大祭司の裁判と、ローマ総督ピラトの裁判を受けて十字架刑の判決を受け、金曜日の朝に十字架につけられて殺されます。金曜日の夕方に墓に葬られた主イエスは、三日目の日曜日の朝に復活されたのです。
 レントからイースター、その後数回は、主日礼拝では、ヨハネ福音書が伝える受難週と主イエス復活の出来事をたどりたいと思います。(そのため本日は、日本基督教団信仰告白による説教としました。本日で前半部分が終わり、次からは後半の「使徒信条」の説教を始めます)。
 ヨハネ福音書は、マタイ、マルコ、ルカ福音書とは異なる仕方で主イエスの生涯と言葉を語っています。「これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである」(ヨハネ20・31)。主イエスの名による命をいただくことができますように。(No.971)


2024年 2月 4日

教会総会のために祈りを

 来週の午前の礼拝の後に、今年度第2回の教会総会が開催され、役員の改選があります。コロナの前のように、総会中に2回の投票によって役員が選出されます。祈って備えましょう。
 選挙によって役員を選びます。それは、主の召命によって選ばれたということです。教会の主に選ばれ、召されたのです。選挙という形をとって主の御心が示されるのです。ですから、その結果を主の選びと召しとして受けとめ、受け入れます。主がお召しになられたのです。主が必要なことは必ず与えてくださいます。
 役員は仕える者です。神とその御言葉に仕えます。主の教会に仕え、牧師に仕え、教会を通して世界に仕えます。自分の考えで仕えるのではありません。日本基督教団信仰告白があり、教憲および教規に基づき、仕えます。そうして、教会の一致、純潔、平和、発展のために祈り、このために努めます。
 役員だから常に正しく完全ではありません。むしろ進んで主の御前に罪を悔い改めます。自分の弱さ、至らなさ、怠惰、過ちを認めます。主の正しさを祈り求めます。そうであってこそ、御心を正しく聴き取ることができます。「自分は知識もあり地位もあり信仰の経験も豊かだから、役員に選ばれる資格がある」と思うなら、その人こそ、失格と言うほかはありません。役員は何よりも、主の御言葉を聴くのです。「主よ、お話ください。僕は聞いております」(サムエル上3・9)。
 至らない者を、主は役員に選び、教会役員会という会議の一員となさいます。ご自身のご用のためにお用いになります。その御業を、自分に与えられた恵みとして受け入れます。主の器、道具として自分をささげます。地位も、教養や知識も問題ではなく、年齢や性別、国籍も関係ありません。主はお用いになります。それを信じ、受け入れて、仕える志を立てます。主に用いていただけるのは幸いです。光栄なことです。(参考「教会役員ハンドブック」)(No.970)


2024年1月28日

武蔵豊岡教会との出会いを喜ぶ

 先週の1月21日に、今年度の埼玉地区講壇交換礼拝を実施しました。当教会の礼拝に武蔵豊岡教会の栗原清牧師がいらして、司式と説教のご奉仕をしてくださいました。栗原先生は、礼拝後、交励会に出席してくださいました。お互いの教会を思い、祈り合う幸いな日となりました。
 私は、電車で移動し、西武池袋線入間市駅で下車、徒歩約7、8分で武蔵豊岡教会に到着しました。武蔵豊岡教会堂は、駅から近く、国道16号に面して、遠くからもすぐ分かり、入りやすい会堂です。けれども初めからそうではありませんでした。国道16号の拡幅計画、入間市駅北口の土地区画整理の計画が説明され、行政と交渉をしつつ、武蔵豊岡教会は忍耐強く教会の会議を重ねて、ヴォーリス設計の歴史ある礼拝堂を曳家し、回転し、修復し、付属棟の新築をするという決断をされました。2014年に献堂式が行われました。新会堂が献堂された頃に地区の活動で、武蔵豊岡教会に行く機会がありましたが、国道の拡幅工事が始まろうとしている頃でした。今回はずいぶん久しぶりの訪問で、すっかり様子が変わって驚き、教会の境内地が美しく整備されているのに感心しました。玄関の近くに「入間市景観50選 ⑤」の案内板があり、地元の人々に親しまれていることが分かりました。
 武蔵豊岡教会の週報には、教会創立「1889年7月2日」と明記されています。今年135周年、日本のプロテスタント教会としても埼玉地区でも、歴史と伝統のある教会です。礼拝後、教会役員のお二人と会食の時に、役員のKさんに、週報に教会創立記念日が書かれていることを質問しましたら、その日は石川金右衛門が受洗した日で、Kさんはその5代目の子孫とのことで、思いがけない答えにびっくりしました。金右衛門の息子が東京・築地のメソジスト教会で救われて、故郷の家族に伝道し、父の受洗に至ったそうです。その日を武蔵豊岡教会の創立記念日として定めたとのこと。大変興味深く聴きました。(No.969)


2024年1月21日

「つながり」を大切に

 毎月第3主日は「日本伝道の推進を祈る日」です。全国の教区・教会・伝道所を覚えて祈りを合わせましょう。
・大阪教区(大阪府・奈良県・和歌山県)
“大阪教区北摂地区に立つ高槻日吉台教会は、2020年10月から月に1度の夕礼拝を始めました。…せっかく集まるのであれば一緒に食事をしたい。そう祈っていたところ、教会員が食事の差し入れを申し出てくれました。夕礼拝後…黙食をし、その後マスクを着用して時間のゆるす限り語り合う時を持つことにしました。…集うことの危機の時代に、新たな集いが生み出されたことは、神さまが起こしてくださった奇跡です。…この恵みを…大切に育んでいきたいと思います。”
祈りの課題 
 ・青年をはじめ、すべての求道者、信徒、教師の信仰生活が、主の守りの内に互いを尊重し、喜び合う歩みとなりますように。
 ・10年目を迎えた韓国基督教長老会京畿南老会との交流が、より豊かなものとなりますように。
・兵庫教区(兵庫県)
“兵庫教区では、教育部に属す形で「青年活動」があり、主に若手の教師と信徒が委貝を担っています。…委員以外の参加者を得るのにいつも苦労していますが、現在はZoomを併用した対面の集会を企画したり、各教会・伝道所に行って集まる機会を得られないかと計画しているところです。
 地域によって若い信徒の数にばらつきがある兵庫教区ですが、だからこそ青年活動では「出会い」「つながる」ことを大切にしたいと考えています。特に、人口が集中している阪神・神戸沿線ばかりを拠点にして活動するのではなく、播州や但馬など教区内のさまざまな教会・伝道所を会場にお借りして、互いに出会いながら活動ができたらいいねと話し合っています。”
祈りの課題
 ・教会・伝道所、関係学校、団体、施設の「出会い」と「つながり」が豊かになり、楽しい教区になるように。
 ・個々の現場の困難や課題に、互いが想像力を持って支え合えるように。(No.968)



2024年1月14日

埼玉地区の交わりを感謝して

 “2024年1月8日(月)10時30分より埼玉地区最寄り1区新年合同礼拝が大宮教会で行われました。
 最初は子どもへの説教として安行教会の田中かおる牧師により「見失った羊」と題して、ご自身の子ども時代に迷子になった経験をもとに、迷子の羊のお話をしていただきました。
 次に、大宮教会の熊江秀一牧師により、「まことのぶどうの木につながって」と題して、葡萄農家のお話を交えて説教をしていただきました。
 新成人と昨年に受洗した方々のために、上尾使徒教会の武井アイ子牧師により祝祷が行われ、埼玉新生教会の平澤昇牧師により聖餐式が行われました。
 参加は23教会92名でした。
 礼拝後は、大宮教会員有志の方によりカレーの昼食がふるまわれ、新年に相応しく和やかな時間を過ごすことができました。
 今回は、ビデオ撮影と録音の両方をとりました。ぜひご覧、またはお聞き下さい。”(埼玉地区ホームページより)
 “埼玉地区では毎年1月・成人の日に埼玉地区新年合同礼拝を開催していますが、同時にこの日を「埼玉地区デー」と定め、特に地区の一致と連帯を推進する日と考えています。この「埼玉地区デー」を中心に、地区諸教会・伝道所による講壇交換礼拝も行われます。”(埼玉地区委員会より)
 埼玉地区の活動とその一致と連帯を覚えて、「地区デー」献金のお願いがあります。西川口教会も「地区デー献金」をお献げしました。
 今年度、西川口教会は入間市にある武蔵豊岡教会と講壇交換礼拝を実施します。栗原清牧師から武蔵豊岡教会の本日の週報のデータが送られてきました。報告と案内欄に“地区デー講壇交換は次週、西川口教会の金田佐久子牧師と行います。祈りつつ礼拝に出席下さい。埼玉地区 58 教会・伝道所の主にある交わりを行いましょう。”とありました。感謝いたします。(No.967)


2024年1月7日

能登半島地震~中部教区のホームページから

 1月1日午後4時10分頃、スマホが緊急地震速報でブーブーと鳴りました。能登半島を中心に、最大震度7の地震が発生しました。多くの被害が報告されています。心が痛みます。日本基督教団関係では、中部教区のホームページから現状の報告がされています。共に祈りを合わせます。
“2024能登半島地震 教会等被害状況(1月3日10時現在)
 現在、中部教区では、原則的に教区が定めた災害マニュアルに従って対応を進めています。被災地への連絡等は控えて、被災された方々への配慮をお願いします。特に輪島の被害が甚大です。輪島教会の新藤豪牧師はじめ教会の方々のためにお祈りください。また、能登半島へ向かう道路は、所々で寸断され、金沢から輪島まで、通常2時間くらいの所、10時間もかかったという情報があります。また、震度5強程度の余震も続いています。現時点で現地へ行くことは、緊急車両や災害救助に迷惑をかけることにもなるので、お控えください。
 七尾、羽咋、恵泉のいずれの教会も電気は通っていますが断水が続いています。
 ただ、七尾、恵泉は敷地内に井戸水があり、それをトイレなどに使っているとのことです。
 被災された方々を覚えてお祈りください。
 中部教区議長 加藤幹夫
*輪島教会牧師 新藤豪先生より
 道路に亀裂が入り、寸断されているために、物資等が届いていません。…教会員全員の無事が確認。自宅にいる人はほとんどおらずに、それぞれの避難所に避難。…次週の礼拝は、一部破損しているが牧師館でできるように準備したい…。
*七尾教会 釜土達雄先生より
…2007年の能登半島地震の時に、七尾教会の会堂は建て直していただきました。それがため、地域の方々に奉仕をすることが出来ています。本当に感謝しております。…”(No.966)

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日本基督教団 西川口教会 332-0035 川口市西青木1-25-21
TEL 048-252-7036 FAX 048-258-6630
http://church.jp/nishikawaguchi (←このアドレスでもOKです)