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週報短文

バックナンバー 2007年 8月分


2007年 8月 26日

この夏読んだ三冊

  @「忘れ物のぬくもり―聖書に学ぶ日々」(女子パウロ会)
 来月30日の特別礼拝でお迎えする塩谷直也(しおたに・なおや)先生(東京・梅が丘教会牧師)の著書が最近出版されました。現在、伝道牧会部が9月30日の特別礼拝の案内チラシを作成中ですが、そのために講師の写真を塩谷先生にお願いしましたところ、写真と共に、この本が刊行されたことを知らせてくださいました。さっそく取り寄せて読みました。「あけぼの」という雑誌の連載が元になっており、一つの章が5ページほどなので読みやすいです。日々の暮らしから感じたこと・考えたことと、聖書の言葉が結びつけられていて、塩谷先生が御言葉をよく味わっておられること、そして、主イエスに愛されて、主イエスを愛していることが伝わってくる本です。
  A「憲法の力」(伊藤真著、集英社新書)
 今月12日午後に、社会部主催の西川口教会「平和学習会」が開かれました。遠藤富寿先生(前埼大通り教会牧師)は、国民投票法案、憲法について、丁寧で分かりやすく整理された講演をしてくださいました。参加者たちは時宜にかなって貴重な学びができたことを感謝しました。そのとき、遠藤先生が紹介されましたのが「憲法の力」でした。憲法改正とは何か、分かりやすく解説されており、著者の日本国憲法に対する誇り、憲法を守らねばならぬという情熱が伝わってきます。
  B「生かされて。」(イマキュレー・イリバギザ著、PHP研究所)
 埼玉地区中高生青年夏期キャンプで、講師の石橋秀雄先生(越谷教会牧師)が紹介されました。1994年のルワンダ大虐殺の中、牧師の家の小さなトイレに女性7人が約三ヶ月間隠れて生き延びました。著者はその一人です。彼女はカトリック信者ですが、過酷な現実の中どのように生き延びたか、神へ助けを求めてどんなに祈ったか、語ります。殺人者を赦せるようにとの祈りは胸を打ちます。一晩で一気に読んでしまいました。(No.171)


2007年 8月 19日

伝道する礼拝・教会

 皆様のお祈りに支えられて、13日から15日、妙高高原で行われた埼玉地区中高生青年キャンプが無事終わりました。参加者は52名(17教会)。そのうち中高生は30名で、後は大学生、青年、引率、スタッフです。この中高生のうち、洗礼を受けているのは1人でした。わたしを含めスタッフである地区教育委員は、中高生がキリストと出会うことを祈り願いつつプログラムを作りました。ふだんはそれぞれの地域教会につながっている中高生が集まり、妙高高原の自然に抱かれて、豊かな三日間を過ごすことができました。講師の石橋先秀雄生を通して、主が御言葉を子どもたちの心に届けてくださったと信じています。
 このような地区中高生キャンプ、また西川口教会のファミリーキャンプも、教育を担当する部署が企画することが多いですが、集まってくる子供たちや中高生は未信者が大半ですから、伝道することなしで済ませられません。今回のキャンプでもその思いを強くしました。
 先週の週報短文に西川口教会の取り組みを書きましたが、「洗礼を受けるとは教会に加えられることだ」と書きました。ところで洗礼は自動的に起こることではありません。教会をあげて、求道者が洗礼へと至るような取り組みがなければ、洗礼という出来事は起こりません。今まで洗礼に至った方々を見れば、主日礼拝に続けて参加し、洗礼を受けた人が大半です。ですから主日礼拝は教会員のためだけではなく、(キリスト者人口が1パーセント以下のこの日本では特に)いつでも伝道の礼拝である、とわきまえる必要があります。主日礼拝から出て行って伝道を始めるというばかりではなく、礼拝の場において既に伝道が始まっているということです。主日礼拝を軸として、さまざまな取り組みも生きてきます。主日礼拝を後回しにしては本末転倒です。
 今週は「こころの友伝道」全国大会に参加します。同労の方々と共に伝道を学び、共に励まされて、新たにされて帰りたいと願っています。(No.170)


2007年 8月 12日

西川口教会で取り組んでいること

 少し前になりますが、7月30日月曜日に、埼玉地区一区の教師会が埼玉新生教会を会場に開かれ、永本先生と参加しました。地区一区に新しく来られた先生方の歓迎会を兼ねていました。そこで、新任の先生方のために自己紹介と教会で取り組んでいることを話すようにと、司会の先生が促し、順に一人ずつ話しました。
 短い時間ではありますが、わたしも一言話しました。「西川口教会は、歴代の牧師がホーリネスの群に属する先生方で、その感化を受けてきたと思います。信仰と生活とが一つであることを求めて、祈りと御言葉を重んじて訓練されていると思います。わたしと永本先生もそれを大切に継承していきます。それと同時に、この世に生きる教会として必要なことを少しずつ整えています。今は春日部にある教会墓地の改築、そして教会規則に取り組んでいます。」
 西川口教会での取り組みを紹介しながら、そのことを教会員と共有していることが必要だと改めて感じました。これは牧師の取り組みではなく、教会の取り組みだからです。
 イエス・キリストを救い主と信じ、罪を悔い改めて洗礼を受けたなら、その人の信仰生活、教会生活が本当の意味で始まるのです。洗礼は卒業ではなくてスタートなのです。洗礼を受けるとは、教会に加えられることです。教会は好きなもの同士や、気の合う仲間たちの集まりではなくて、ただ、神の導きによって集められた集まりです。主イエス・キリストを中心にお互いが結ばれていく小さな群れです。わたしたち一人ひとりはその群れを構成し、共に生き、共に歩むのです。
 自分の意志を超えて、神によって教会の一員とされたからには、教会に与えられている神のご意志に従うことが求められます。その神の思いを知るために、主日礼拝により、日々の祈りと御言葉によって自分を育てていただく必要があります。そしてそれは魂の喜びと楽しみとなるのです。(No.169)


2007年 8月 5日

教会全体懇談会報告


 先週7月29日礼拝後、春日部墓苑改築について、教会全体懇談会を開催しました。教会員17人の参加者がありました。
 まず、責任役員会から、改築案A・B・Cの投票の結果を発表しました。A案は5票、B案は19票、C案は14票でした。投票により、改築案のデザインはB案(イエス様が納められた墓をイメージしたもの)に決定しました。
 次いで、春日部教会での墓地連絡会の報告を川田兄がしてくださいました。西川口教会の春日部墓苑は、春日部聖地霊園内にありますが、その管理運営は、日本基督教団春日部教会がしています。数年ぶりの連絡会開催でした。駐車場、看板について等連絡がありました。
 懇談会に参加した皆さんに、順に、春日部墓苑改築に関して意見を述べてもらいました。この懇談会では、協議や決議はできず、広く意見を受け止める場であるからです。
 いくつかあげてみます。「メンテナンスはどのようにするのか」、「予算が集まってから改築をするべきではないか」、「管理しやすく、姿もよく、多くの人に受け入れられるような墓地がよい」、「『あの方はここにはおられない』とギリシャ語で刻んではどうか。復活の希望を示すものにしたい」、「予算・献金を強制することがないように」、「日本の教会にとっては墓地が大切だと思う」、「墓地会計に現在あるお金を使ってもよいのではないか」、「墓地は証の場になる」、「墓地について考えるのはまだ実感がわかない」。
 今回いただいた意見は、第一に教会墓地の意義について、第二に改築のための会計の見通しついて、分けることができると思います。
 2月の教会総会で、春日部墓苑改築について、「予算を700万円として地境が決定しだい設計を依頼すること、改築に必要な諸経費の募金方法等については役員会に一任すること」で承認されています。この度デザインも決定しました。皆様の思いを大切にしながら、更に進めていきます。(No.168)