週報短文
バックナンバー 2008年4月分
2008年 4月 27日
契約を結んで
本日の週報の報告欄に書きましたが、先週の金曜日に春日部墓苑改築のために必要な契約(建築設計・管理業務委託契約、工事請負契約)を結びました。責任役員全員と書記と会計役員とが立会いました。これでさらに一歩前進です。定期教会総会が開かれる今日の日に、このことを報告できることを喜ぶものです。トップページへ戻る>週報短文へ戻る
既にゴールデンウィークに入っており、実際の工事は連休明けに始まるとのことです。話し合いの中で、工事前の5月6日に「起工の祈り」をささげることに決めました。教会役員、責任役員、また同行希望者と共に、この祈りのときを持ちたいと思います。20数年前に造られた現在の春日部墓苑を見納めることになります。
人間の社会は程度の差はあれ、決め事・約束で動いている面があります。教会においても同様で、自分勝手にではなく、ルールに従って動いています。ただ、繰り返しすることには慣れがありますが、特別なことであり初めてのことであった春日部墓苑改築の、今回の契約に際しては、わたしはとても緊張してしまいました。我ながら気が小さい人間だなあ、と思いながらその場におりました。説明責任を果たすために、質疑応答をしっかりと聞いていました。聞きながら、いろいろな方が関わりながら神の導きのもとに一つのものにまとめられていくのだな、と実感しました。西川口教会単独では決して墓地を立てることはできません。設計を担う会社、工事を担う会社、春日部聖地霊園を運営管理している春日部教会、それぞれの協力あってのことです。その方々との出会いも、わたしたちが捜しに行ったのではなく、備えられ与えられたものです。わたしたちは、一連の出来事の中に神の御手の働きを見て受け入れる。そこにこそ信仰を働かせるのです。
なお実務としては、正面のデザインの決定、墓地利用者への募金願い発送や墓誌の銘刻の準備があります。そして改築のための献金をお願いしています。祈りましょう。献げましょう。(No.206)
2008年 4月 20日
定期総会を前に
毎年、年度初めの4月には定期教会総会が開かれます。今年は次週27日の礼拝後に開かれます。先週木曜日午後、主に役員の兄姉が中心になって、総会議案書を作成しました。原稿を提出くださった方々、印刷と製本された方々の御労苦に感謝します。
西川口教会の定期総会は年に2回開かれます。年が明けて2月に役員選挙の総会をします。そして4月の総会は一年間の活動報告がなされ、新年度の活動計画が提案されます。そして教会会計の決算報告がなされ予算案を協議します。今回はありませんが、それ以外に特別に何か計画を立てるなどというようなことがあれば、議案として提出します。そのような総会の議題を準備し提案するのは、基本的に役員会が担っています。
議案書を手に取ります。現住陪餐会員・未陪餐会員名簿があります。お顔が浮かぶ人、そうでない人があります。主にあって、西川口教会という神の家族であるお互いです。一人でも多くの方が総会に責任を持って出席しますようにと願います。先週の短文にも書きましたが、救いをもたらしてくださるのはただ神のみです。計画することなどできませんから、受洗者の報告をみて感謝がわいてきます。活動報告、諸行事報告、各部活動報告、各グループ活動報告を見ますと、本当にさまざまの活動があり、兄姉の奉仕があり、予定外のことも起こり、その中で神に守られて一年支えられてきたと感じます。会計も、多く余ることもなく、少なすぎて困ることもなく、必要なだけ満たされ、対外献金も成し遂げることができました。
使徒パウロの言葉、コリントの信徒への手紙一 15章10を拝借して、読み替えてみました。このような思いをもって教会総会に臨みます。
神の恵みによって今日の西川口教会があるのです。そして西川口教会に与えられた神の恵みは無駄にならず、西川口教会は多く働きました。しかし、働いたのは、実はわたしたちではなく、わたしたちと共にある神の恵みなのです!(No.205)
2008年 4月 13日
子供たちをわたしのところに
2008年度2回めの主日を迎えました。本日の一般礼拝では礼拝スタッフ任職式を行います。礼拝スタッフとは、子供礼拝とキッズクラスにおいて奉仕する「キッズスタッフ」と、賛美礼拝とヤングのグループ(中高生)において奉仕する「ヤングスタッフ」です。できる範囲で毎月奉仕くださるヘルパーもおられます。奉仕者がいなければ成しえない働きです。
西川口教会は、教会の目標を6つ掲げています(毎月の月間予定表に掲載)。第5の目標は「次世代への信仰の継承」です。教会全体として次世代への信仰の継承を成していこうと志しています。子供や孫を礼拝に連れていきます。ファミリーキャンプに参加させます。家庭において子供と共に聖書を開き、信仰の教育にふさわしい本・絵本などを紹介したりすることでしょう。本日の任職式は、特に主日礼拝と関連する働きのためになされますが、教会の活動ばかりでなく、それぞれが置かれているところで、次世代への信仰の継承に祈りと奉仕をささげておられるでしょう。そのようにしてわたしたちは教会の目標を担うことになります。教会とはキリストに結ばれているわたしたち一人ひとりなのですから。
しかし、どれほど力を傾けたとしても、人には人を救うことができません。親には子供を救うことができません。信仰を手にとって見せることも、渡すこともできません。「信仰の継承」と掲げていても、救いは神のなさることであり、次世代の人々の救いも、神のなさることです。その神のなさる業に、わたしたちは全力を上げてお手伝いをするばかりなのです。
「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない」(ルカ18・16)。主イエスの生きた時代、数にも入れてもらえなかった子供に、主は目を留めて「来させよ。妨げるな」と命じられました。終わりの日に主の前に立つことを覚えて、心して主の命令に耳を傾けます。(No.204)
2008年 4月 6日
教会役員とその奉仕
4月を迎え、2008年度になりました。
本日の一般礼拝では役員任職式を行います。役員は神と会衆の前で、教会員は神の前で誓約を交わします。その誓約にふさわしく共に歩めますようにと祈ります。特に、今回は初めて役員になる方が選ばれましたので、そのことを覚えてとりなしの祈りをお願いします。
わたしが初めて役員に選ばれたのは15年前で、何も分かっていなかったことを思い出します。不安だらけで手探りしながら、という思いでした。そんな者を島隆三牧師・静江牧師、役員会の兄姉は育ててくれました。役員会に出席して初めて教会全体を常に視野に入れることを学びました。
また、役員は礼拝の司会を担います。なぜ礼拝の司会を役員がするのでしょうか。それは役員会が教会運営の主体であるからです。教会の意思決定の最高議決機関は教会総会ですが、教会総会をたびたび招集することは実際的ではありません。だからこそ選挙で役員を選び、牧師と共に役員会を組織し、教会を運営していくのです。教会の主たる働きの中核は主日礼拝です。神を礼拝する者たちが奉仕をし、伝道します。礼拝を軽視したら教会の力は失われます。役員はその主日礼拝の導き手として立たされるのです。
初めての礼拝の司会で、祈りのとき目を閉じていたのに、目まいを起こしたような思いになりました。よく覚えています。過度に緊張してしまっていたのです。礼拝の司会は緊張を強いられる奉仕です。司会者はあらかじめ聖書や交読詩編を朗読して間違えないようにします。祈りを準備します。冗長にならないよう、必要ならば祈りの言葉を書き出しておきます。聖書・讃美歌がすぐに開けるようにしおりを挟みます。説教者のために、奉仕者のために祈ります。司会者がこのように備えて礼拝に臨むのです(もちろん説教者も奏楽者も備えて臨みます)。教会員も礼拝前に静まり、共に神を待ち望みます。そのとき神の御言葉に集中した礼拝がささげられることでしょう。(No.203)