第49回大気環境学会報告

 

村野健太郎(法政大学 生命科学部環境応用化学科)

 

平成20年の大気環境学会は9月17,18,19日の三日間金沢大学で行われ、成功裏に終了しました。

また学会初日の夜に行われる恒例の酸性雨オールナイトミーティングも、約50名の参加で盛大に行われました。今回は皆巳幸也さん(石川県立大学)が担当でご尽力頂き、このように盛況で終わったことに感謝申し上げたいと思います。

 

この恒例の酸性雨オールナイトミーティングですけれども、特徴はいくつかあります。

まず一つは、みんなが楽しく非常に和やかに話せるということです。

もう一つは若い人が多いということです。他の大気環境学会分科会の流れ的な飲み会は、結構年寄りが多くて不満が出ますが、酸性雨では若い人が非常に多い会になっています。

また、特別学会に参加する必要もないし、公的に予算も持っていない方が遠方から自費で、あるいは自費で休暇を取られて、このオールナイトミーティングに駆けつけております。このように、このオールナイトミーティングに参加したいという人がいて支えられているのだと思います。

田口圭介さん、山本暁人さんどうもご苦労様でした。

 

またこの大気環境学会の運営に関しても酸性雨研究会の会員が多数参加しています。

常任理事(村野健太郎)、理事(土器屋由紀子、平木隆年、大原真由美)、監事(福崎紀夫)です。

 

また今回の学会においては、酸性雨研究会のメンバーが幾つかの賞を受賞しました。

学術賞:村野健太郎(法政大学)、

進歩賞:松田和秀(明星大学)、

論文賞本賞:野口 泉(北海道環境科学研究センター)です。

 

酸性雨オールナイトミーティングでは、私を含めてただ酒を飲んで騒いでいるように見える人々も、やるべき時はやっているんだということがわかりますし、また酸性雨オールナイトミーティングに出ることによって気分転換をし、その酸性雨メンバーに支えられて研究をやっていると考え、そのことが賞に結びついたのだと考えます。

 

来年の大気環境学会は9月16,17,18日の三日間、横浜市の慶應義塾大学で開催されます。

当然学会初日の夜に酸性雨オールナイトミーティングが催されますので、皆様またの参加をお願いします。

 

 

会員だよりに戻る

 

トップページに戻る