環境省地球環境局環境保全対策課の袖野玲子さんからの情報提供
@10月18日〜20日:長距離越境大気汚染条約:半球移動タスクフォース
(TF-HTAP)排出インベントリワークショップが北京で開催
半球移動タスクフォースは、長距離越境大気汚染条約の枠組みのもと、2005年に北半球の大気汚染物質の移動に関する科学的知見の蓄積等を目的に設立された。
大気汚染物質の@観測体制、A排出インベントリ、Bシミュレーションモデルについて、ワークショップ等を開催し、欧州、米、アジアの科学的知見を整理することとしており、2009年に北半球規模の大気汚染の評価について最終報告をとりまとめる予定。
本ワークショップでは、地球規模及び地域の排出インベントリやその評価、将来の排出予測について専門家より報告がなされ、検討が行われるとともに、タスクフォースに盛り込むべき事項や今後の評価過程における欧州域外からの参加について議論がなされる予定。
日本からの参加者は、地球環境フロンティア研究センター秋元先生、国環研中根先生、ADORC植田所長、世一副所長、環境省袖野他。
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A10月25〜27日:EANET第6回科学諮問委員会(SAC6)がタイで開催
科学諮問委員会は、EANETの最高意思決定機関である政府間会合への科学的・技術的な助言を行う機関として設置されている。
今次会合においては、ネットワークに係る活動報告のほか、第1次評価報告書のレビュー、モニタリング方法、酸性雨関連の研究活動、5カ年中期計画、次年度の作業計画等について検討を行う予定であり、11月にハノイにて開催される「第8回政府間会合」において、科学諮問委員会から審議内容の報告がなされる予定。
日本からの参加者は、農工大原先生、元農環研袴田先生、環境省袖野。