帯広タイマンオフレポ

第4話終戦




 寝ている人間を起こす上で資質。
 それはどこまでも非常になること。


 そういった意味で秋雪は今回その資質に欠けていました。
 


 まず第一に初対面である事
 第二に相手がここ最近睡眠時間がかなり短い上にその原因の一端が秋雪の電話にある事。
 これだけの条件が重なって、気持ちよく寝てる人間を起こすほど秋雪は非常になれません。


 しかし、現在8時半。そろそろ起きないとホテルのチェックアウトに間に合いません。
 とりあえず声をかけてみましょう。

・・・・・・・・
・・・・・・・・
 一瞬瞼が持ち上がって目があうのですがすぐに閉じてしまいます。
 では、もうちょっと声の音量をあげてみましょう。

・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

 どうやら起きたようです。
 ・・・・・・あれ?なにか言ってるようです。


 「け・・・・・・・・・・の」
 「はい?」
 「掲示板がみれないの」
 「へっ?」
 「掲示板がみれなくて悲しいの」
 

 えっと・・・・・・・・。この人何言ってるんですか?
 人間って器用なもので思考停止しても質問ができます。


 「木村さんの掲示板?」
 「ううん。君の掲示板」


 えっと、この人僕をからかってますか。
 というか、もしかして素で夢の中でもネットデスカ?
 どう反応していいか秋雪が迷っている間に木村さんは少しこっちに戻ってきたようです。


 「びっくりしたの」
 えっとこの甘えるような可愛い声はどこから聞こえるのですか?


 「家じゃないからどこだかわかんなかった」
 えっと、この可愛い声は昨日さんざん人を挑発しまくり、弄りまくった人から聞こえてくるのですが同一人物ですか?


 「タバコ吸う〜」
 秋雪が混乱しまくってる状態で木村さんはニコチンチャージ


 「あれ、どうしたの(素の声で)?」
 

 あなたが混乱させてるんです!!


 起きてる状態と寝てる状態がここまで違うとは・・・・・
 女性って怖いなー

 
 で、とりあえず事前に書かせて欲しいとお願いしていたので、「心。」の代打日記
 日記って他人の前で書くのは恥ずかしですね、はい。

 
 まあ、視姦されつつ日記終了。どうだったでしょうか、あの日記は?
 個人的にはもっとハードゲイ小説かボーイズラブっぽくしてお初の人に、えっここ18禁サイト?、と思われるようにしたかったんですけどね。まだまだ修行が必要です。
 

 で、今日の日程についてちょっとご相談。
 昨夜の話の流れから映画に行くことに。


 この時点でタイマンがどうでも良くなってきています。ていうか、既になんていうか友人のノリ、みたいな。昨日の午後あたりからそうだったのですが、もう観光というより友達と遊んでいる感覚で過ごしていました。


 で、代打日記をアップするとの事で木村さんはいったんご帰宅。で、戻ってきた木村さんに関連サイトの更新様子を見せてもらったんですが(このネットジャンキーが)(いいじゃん、別に)・・・

 
 アクトさん巧すぎ!!美味しい所全部持ってかれましたよ、あれで。あの電話をああも見事に料理されたらもう脱帽としかいいようがありません。 
 素材の旨味を最大限に活かした調理法はさすがです。
 

 で、色々と寄り道しつつ昨夜の話の流れから映画を見に行く事に。
 ピンポンの主演が決まって最近秋雪の中で人気急上昇の窪塚がでている「GO]でございます。


 で、映画館に入ったんですがね。
 ミニシアターでして・・・・・


 上野の某映画館での心的外傷がプレイバック(血涙)!!
 

 で、肝心の映画なんですが昨夜の木村さんと話して感じた内容と微妙にかぶるところがあって面白かったな、というのが感想。
 いい映画でした。
 この時感じたことはそのうちタイマン文章にでもあげたい、と思っています。

 
 で、お昼ご飯。
 何故か「びっくりドンキー」
 こういう所から、既に帯広観光が捨てられていた事がわかると思います。
 

 で、微妙に時間が余ったので海に行くことに。
 車内では写真を撮りまくり。
 ろくでもない写真を撮ることにかけては、鍛えられていましたので(主に西館屋上でね(苦笑))適当に撮っってまいりました。
 ブレてない事を祈るのみ。
 

 で、海です。
 一言

 
 海はいいね〜!!

 見渡す限りなにも人工物がない海はホントいい感じです。
 海といえば、最近晴海や東京ビックサイトから見る海しかみていなかった秋雪にはいい感じでした。
 写真撮り忘れたのが唯一の心残り。

 
 木村さんのカメラで結構海の風景を撮ったので、見るのが楽しみです。
 

 で、空港までの道のりでようやく熱い話になりまして。
 なんていうの、歪んだ自分を見せつけられた感じ。
 もっと真っ直ぐになりたいなー、と思う次第。
 

 あの時間車の中で喋った事は大切な時間です。
 

 で、空港。
 

 一言だけ言わせてください。
 

 なんで、手荷物検査が機械じゃないんですか(涙目)!!
 

 疲れてたからヤバイ物一番上に載せてしまったよ。
 

 で、東京に帰還。
 

 疲れた体で途中の上野のたちばな書店ではなゆめコミックの新刊を買う自分には少々呆れましたが。
 

 まあ、家には着いたのですがこれで終わりじゃありません。
 

 もう少しやるべき事が残っていました。

第5話

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