Baku-団マスク氏インタビュー

Baku-団が新たな劇場へ送り込む最新作は、女性主人公の元気いっぱい作品！
女優がいなくなった、男ばかりの特攻舞台Baku-団に女性客演を迎え、わきゃわきゃとお送りします。

見どころいっぱいのこの作品。
秘密を暴くべく演出家・Baku-団マスク氏に我々は迫った！
そのインタビューの模様をお送りするぞ！

↑インタビューに答えるBaku-団マスク氏。
若干の思想の偏りが、見受けられる。

●柿落とし！
−　お久しぶりです。
マスク　おう。
−　しかし、今回は凄いですね！　新しくできる劇場の柿落としシリーズに参加なんでしょ？
マスク　この１０月にオープンするインディペンデントシアター2ndって所の、オープニングイベントやな。 なかなか凄いラインナップやで、これ。
−　その中に選ばれるなんて、やりましたね！
マスク　新しいホールに歴史を刻めるわけよ。これは責任重大やで。

●自転車ガァァル！
−　さっそく、新作『じてんしゃがぁぁる』の事で…。
マスク　こら！　読み間違えるな！　『サイクリングガァァル』じゃい！
−　あ、すいません。
マスク　確かに、自転車に乗るよ。でもな、この『サイクル』ってのには、同じサイクル生活を繰り返す、っちゅう意味も含まれてんねん！
−　なる程。同じ生活サイクルを繰り返す女の子の話なんですね。
マスク　そや。
−　でも、特攻舞台Baku-団って男ばっかりですよね。
マスク　ヘピ！
−　度重なるセクシャルハラスメントで、次々と女優が抜けて。
マスク　人聞きの悪い事言うなよ！　あくまで音楽性の違いみたいなもんじゃい！　m-floからボーカル抜けたようなもんじゃい！
−　なのに、主人公が女性と。
マスク　おうよ。素敵な女優さんを呼んでんで。かわいいで。それを取り囲むBaku-団の汗くさ男優陣ってところやな。ある意味、●女と野獣やな。華麗にさく、一輪の花の周りを、野獣達がグルグルまわるような。
−　あ、チラシにも、グルグルって言葉が出てきますね。
マスク　おう！　今回のポイントよ！　ポイントは円。
−　円？
マスク　円。円運動をグルグル繰り返す事によって、生活のサイクルと、人間関係の壁みたいなモノを表現するで。
−　グルグルですか。
マスク　おう！　グルグルリビドーテインメントやで。これ、しかし。

●初の試み
−　先程、稽古を観たのですが、いつもみたいな飛び抜けた話じゃないんですね？
マスク　うん？
−　なんというか、今までみたいに、ロケットが飛んだり、プロレスしたり、病気になったり。
マスク　主人公の悩みは退屈な生活サイクルを繰り返す事や。これをぶち壊す事がテーマになる。そんな非日常の飛び抜けた話にはできへんな。そのいかに退屈そうな日常を面白く魅せていくか。ここが我々の今回挑む命題やな！
−　なる程。それは大変そうですね。
マスク　その為に新しい演技手法を取り入れ取る。
−　それは？
マスク　今は、爆発的コーラス演技といっておこうか？
−　コーラス演技？
マスク　まあ、詳しくは会場で確かめてくれ。アホやから。とにかくアホやから。ほんまアホ過ぎて、稽古場も大パニックや輪。
−　パニック？
マスク　もう、やりたい放題やわ。とにかく、日常と非日常の境目をグイグイいくから。
−　ところで、副題に『真っ赤なアロハと恋愛編』とありますが。
マスク　おう。実はこの自転車ガァァル、２本立てなんや。
−　ええええ？
マスク　１１月の末に上演される、『ブルーのアジアンアイドルと家族編』に続く。まあ、どちらか１本でももちろん、爆発的に楽しめるし、２本見れば、より深く楽しめるようになっとるな。
−　それは、斬新ですね。
マスク　おお。その為には、是非、この１本目である公演を見てもらいたいもんやね。

↑　互いに励ましあいながら稽古に臨む役者陣。
熱い絆が感じられる。

●平日でも観に来て下さい。
−　そうそう。今回の公演は平日のみなんですね。
マスク　そうやねん。これも新たな試みやねん。演劇界の発展の為には、平日でも皆様に御覧いただけるようにしていかにゃ、ならん。
−　なるほど。
マスク　その為に、２０時からの公演を設定した。
−　それは遅いですね。仕事終わりにでも見られそうです。
マスク　おう。それに、上演時間を８０分にした。
−　ええ？　短い、ですね。
マスク　見終わっても、これで早く帰れるやろ。
−　そうですね。遅く始まって、早く終わる。社会人には嬉しいですね。
マスク　もちろん、短いからといって、密度が薄くなるわけやないで。バリバリやで、ほんま。

−　本日はどうもありがとうございました。
マスク　ほんまにほんまやで。ていうか、関西弁って疲れますね（笑）
−　キャラ作ってたんかい！
マスク　皆さん観に来て下さいね。

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