M4A1 CARBIE
アメリカ軍が1994年に制式採用したM4カービンは特殊部隊を中心に支給が進んだが、アメリカ陸軍特殊作戦コマンド(USASOC)ではM4カービンの近接戦及び夜間戦闘能力の運用向上を目的とした強化プロジェクトをスタートさせる。開発には海軍特殊作戦センター(NSWC)クレーンラボ、M16A2にも携わったKAC(ナイツアーマメント)社をはじめ多くのメーカー、軍組織が携わりその結果多数のアクセサリーに同社の製品が取り入れられている。1996年にはMWS(Moduler Weapon System)と呼ばれるアクセサリーをマウントする事が可能なハンドガードシステムが完成し、M4カービンはこれらに目的に応じたアクセサリーを交換、装着することで特殊部隊の多岐に渡る作戦に対してM4カービンの順応性を高めることに成功している。これは特別な転換訓練を必要とする事無く既存のM4カービンのパーツを交換する形で導入できる事から既に多数のM4カービンを運用していたアメリカ軍にとっては効率的でコスト的にも優れたものであった。こうして生まれた特殊部隊向けM4カービンは1998年にSOPMOD M4(SPECIAL OPEPRATIONS PECULIAR MODIFICATION to M4 CARBIN)と呼称され各特殊部隊にそのアクセサリーキットもしくはM4本体に組み込んだ形で本格的に支給が開始された。SOPMOD M4 CARBINEはスコープ、フォアグリップ、サイト、赤外線レーザーなど多くのアクセサリーが付属するがこれらは新規開発と更新を繰り返しており随時変更を行っている。
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ず〜と眠っていたマルイ製のM4A1。HIDAKAYA(HurricanE)製で購入したアルミフレームに換装後、一気にカスタマイズしてしまった一丁。色々と調べてみると、この銃一丁で色んな事が出来ると言うので色々とパーツを揃えてみた。
フレーム部分。R.A.Sに色々と取り付ける事になると、どうしてもフレームも強化しなくてはオプションを取り付けた時、耐えられなくなると思いHIDAKAYAでアルミフレーム(HurricanE製)を購入。刻印はレーザー刻印がされていて、しっかりとコルト刻印と"M4A1","U.S. GOVT"が入っている。塗装は、明るいグレーで塗装はあまり強くなく、金具などに引っかけると剥げてしまう。キャリングハンドルはZEKE製。
フレーム上のレイルには刻印がしっかりと入れられている。
キャリングハンドルを外してCOMP M2を載せた状態。色々な光学機器をこのレイル上に載せることが出来るのが楽しい。
ハンドガードはG&'P製のリアルサイズ・ハンドガード。マルイ製と比べるとかなりガッチリとした作りになっている。表面仕上げもグラスファイバーが入っている様なザラザラした仕上げで内部もアルミ製の放熱カバーが上下に入っている。セパレートタイプのバッテリーが楽々、収納出来る。デルタ・リングと併用して取り付けると、殆どぐらつきが出ない。
XM系のハンドガードより一回り太く保持しやすくなっている。アウターバレルには刻印が表現されている。
SR-16タイプのフラッシュハイダー。QDサイレンサーをワンタッチで装着可能。
M4A1に標準装備のサイドスリングアダプター。スイベルにはラバーコーティングされていてカチカチと音がしないようになっている。
ストックはマルイ純正。XMと違って強化リブが2本入っているタイプ。チューブは黒色で塗装されているが塗装が弱く剥がれてくるので一度、塗装を剥がしてダーク・パーカーで再塗装。
グリップはG&P製の強化タイプ。色は暗いグレー色で表面は少しザラついている。底のカバーは鉄製の放熱フィン仕様でグリップのネジ部分にインサートが入っていて分解などでネジ穴が駄目になることは無い。また、モーター調節はマイナスドライバーで出来、ノーマルよりはしっかりと調整が出来るようになっている。モーターの保持もしっかりしていてモーターノイズも軽減されている(個体差でノイズが大きい場合も有るらしい)。しかし、最大の特徴はグリップの幅でノーマルが約34mmに対してG&P製は約31mm。握ると、グリップのフィーリングの違いが見事に分かる。
キャリングハンドルはZEKE製のアルミ。購入時は、ほぼ黒色だったのでフレームの色に合わせる為にパーカーシールで再塗装をしている。作りは結構、荒い作りでパーティングラインなどは消されていない。リアサイトはマルイ純正を流用する。
M4A1も、お決まりの自作FETスイッチを搭載。FETスイッチはシングル仕様。
HurricanE製
M4A1NEWフレーム
HurricanE製M4A1のNEWフレームを購入。初期タイプと違い幾つか修正がされている。塗装が以前の明るい色から少しくらい色に変更。刻印がレーザー刻印からCNC刻印に変更。フルオートシアピンとハンマーピンが別パーツに変更。一体式プラ製チャンバーがスチール製に変更。初期タイプより格段に良くなっている。
刻印部分。初期タイプはレーザー刻印でシルバー色だったが、NEWフレームはCNC刻印になっている。これは、同じHurricanE製M16A2フレームと同じ仕様。
アッパーフレームのダストカバー軸部分に、フレーム補強用のプレートを内側から取り付けてある。また、この部分はダストカバーを取り付けると隠れ目立たないようになっている。
フレーム上部のレイル部分の刻印はレーザー刻印を施されている。やはり、マルイ製とは違い一体整形のフレームなのでレイル先頭に有る、レイルの止めネジが無いのが良い。
レーザー刻印を施したフレームもいいが、やはりミリタリータイプだと刻印はこちらの方がしっくりくる。全体的にバージョンUPされていて組み込み、仕上がりは格段に良くなってきている。値段は他社より割高だが初心者には大変組み組み込みやすいフレームだと思う。