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子供の頃、田舎の祖父母の家に遊びに行くと、玄関を入るとそこは土間が広がっていて流しや釜戸があり、一段上がった板の間には囲炉裏があって、建物全体には焚き木の匂いが染み付いていた。
それから何十年かの時が経ち、自分の家で薪ストーブを焚くようになったら、そのときと同じ焚き木の匂いがするようになった。 最初はピンと来なかったのか設置に乗り気でなかった細君も、今ではすっかり薪ストーブの暖かさの虜になってしまった。もちろん焚き木の匂いにもだ。 夕食の前に桜の薪を入れてやると、何ともいえない香ばしい匂いが部屋中に広がって食欲をそそる。 ストーブトップにはいつも珈琲ポットや煮込み鍋がかかっている。 冬の間はガスでお湯を沸かすことは殆どしない。 気が向けば熾き火にダッチオーブンを入れて鶏の丸焼きというのも良いだろう。 (まだ1度しかやっていないけど・・・)
蛍光灯の灯りは好まない。 電球色のダウンライトと壁灯とスポット、そして冬なら薪ストーブの炎の演出が加わり、暖色の団欒は落ち着いたとても気分がいい空間になるのだ。 我が家では食事の時殆どテレビは観ない。 団欒に会話がなくなるテレビは必要ないのだ。 食事が終わると薪ストーブ前の一等席、トランプやバックギャモン、ドミノやゴブレットなどのゲーム会場となる・・・ こともあるが、殆どは早い者勝的争奪?で寝転がって牛になっている。 運よくボクが一等席を手に入れることが出来た時は、ただただひたすら揺らめく炎をながめて酒を飲むのだ。 炎は見ていて飽きなくて、それはテレビなんか観るよりも、はるかに面白い。
■薪ストーブを焚いて暮らすようになってから■
時間の使い方が大きく変わった。 殆ど車に乗らなくなった。 目的の無いドライブはしなくなった。 頭の中は薪のことで一杯になった。 薪棚に貯まる薪を眺める喜びを知った。 薪は財産であると実感した。 |
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薪ストーブ/食と酒=薪を焚いて暮らす
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