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Message From Tokuda
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@新作録音 |
Date: 2006-04-12 (Wed) |
やっとります。
んでもって色々聴いてやんすよ。
今回各人楽器から出る音色をしっかり太く鮮明に鳴らしたいと思ってます。
並行してミックスのことも考えるので、あれこれ聴いとります。
たとえば先日ご報告した、イギリスのユニコーンというバンド。
これはCSN&Yに憧れた70s後半のエゲレスのバンドですが、そのイギリス色が皆無なのがすごいす。
で、この手のウエストコースト軍が、当時こぞってAOR化した変化まで似る…と言う結末を迎えました。
プロデューサーは、ピンク・フロイドのディヴィッド・ギルモアでありますが、
彼のペダル・スティールが聴けるのが、ポイント。
フロイドじゃカントリーできませんからね。
なかなか本格的で、こりゃジミー・ペイジよりウマい!というのが俺の感想。
関わったアルバム3枚で、プロデュース、演奏、エンジニアとなぜだか分からぬ力の入れよう。
というところで、フロイドファンは必携ということなるわけで、このCD、プログレの棚に突き刺さっていた。
しかし噂に聞いていた通り、「いい曲目白押しだけど、ちっとも冴えない」ヴァンドです。
さて、3月の収穫、かいつまんでいってみましょう。
まずはWEENの『ケベック』です。
日本盤はほとんど見なくなりましたね。ジャケが素晴らしいです。
WEENは悪い意味で聴いててすごく疲れるんだけど、大好きっす!
それとようやく買いましたザ・サークルの『ネオン』。
これはいいです。
俺的には、『ビギン』や『プレゼントテンス』といったソフトロック定番名盤軍団のなかでは一番好きかな。
スキがない。
ビートルズのカヴァーがいっこ入ってますが、選曲もアレンジも最高にイカしてますって。
お次、ナッシュヴィル・ウエストの日本盤。
こいつも買い逃していたのでラッキ!と思いましたが、実はお店に普通に注文して手に入る、、、との噂。
とにかく俺はクラレンス・ホワイトが大大好きなので、まー正確な感想は難しいところ。
しっかし……クラレンスの必殺のシンコペーションが曲にあってないと思える瞬間もあり。
勝手気ままに弾きまくってるという瞬間ね。
でもまぁこちとらむしろ、それが聴きたいわけスからね!
トレモロギターでのオブリガードはほんとに泣ける。
クラレンス最高!!
続いてBECKの『sea change』。
BECKは出たらすぐ買う訳じゃないけど、必ず聴きますよ。
2003年発売のこの盤も¥600とかで転がってました。
彼はデビュー当初から、ルーツミュージックの再構成をやっており、
まさにナウ・カントリーを聴かせてくれるので、俺は見逃せん。
一番その色が薄かった『ミッドナイト・ヴァルチャーズ』でもペダル・スティールが数曲で鳴り響いてましたからね。
で、その演奏者がJ.D.メイネスだったので、すんごくびっくりしました。
うらやましい限りです。
さてこのアルバムはオモイッッきり沈痛してるんだが、
曲調や唄い方がニック・ドレイクそっくり。
さぞこの時期プライベートで色々あったんでしょうが、これは傷口に塩を塗る様なヒーリングですなぁ。
さてこれは収穫ですゴドレイ&クレームの『グッバイ・ブルー・スカイ』!!
鬼好きなんですよG&D!!
しかし、、、CDでの再発が世界的にままならん。
なんかとぎれとぎれの放ったらかし!!
本人達はそういう整理整頓きっちりやりそうなのだが、どーーーーでもいいって態度がもう20年。
日本のレーベルがすんごく頑張ってブツ切れに再発するんですけどね、
このラスト・アルバムなんて未だ手つかず。
今回手に入れたこいつは1988年当時出た日本盤。
内容ですが、全編通して<ハーモニカ>がテーマとなっています。
それは本人達の演奏ではないんだけどね。
ヘロヘロの緊縛ヴォーカルもまったく衰えず、お約束の曲調をひととおり聴かせてくれます。
きましたよ、マイブラの『ラヴレス』!!
CD持ってなかったんで買いました。
タケちゃんとの会話に出て来て、気になってですね、まぁ91年以来といっていい久々聴きました。
マイブラのケヴィン・シールズはまぁ僕ら世代のブライアン・ウィルソン、ということですね。
まだ見ぬ音楽音響を追求して自己圧迫、薬物にて合掌…みたいな。
強烈なアルバムをひとつ完成させ、世界中を待たせたままっていう物語も似てる訳です。
とにかく影響力はデカい一作というのが06年だからこそ分かります。
これとニューオーダーに、以降ほとんどの世のバンドは間接的になにかしら傷をつけられているのかもしれません。
彼らに影響を受けたバンドに影響を受けたバンドのファンが貴方…、そういう感じっす。
意外なとこですが、渡辺香津美の『トチカ』。
『キリン』と共に彼の代表作で、日本のフージョンを代表する…といってもいいでしょう。
マッ黄色のジャケもなんだからしいっす。
構造的には鈴木茂の『バンドワゴン』のフージョン版ですね。
ギターひとつ持って渡り合う心意気って感じですよ。
アコギ曲もけっこういけますぜ。
ジャケット裏面にしてやられたジム・オルークの『バッド・タイミング』。
これまたすんばらしいです。
BECK同様、ルーツミュージックの再構成が元々の得意技ですが、
ここではアコギテクをですね、たっぷり堪能です。
テク、、、というより構成テクかな。
ペダル・スティールも鳴り響くが、これは本人の演奏にあらず。
まだロック全開する前、98年のアルバムなので実験色がほどよくブレンドのインスト全4曲。
数年前俺が古田と作ろうとしてたインスト曲と似ており、結局途中段階のままのあれを、ちょっとやり直したい気になりました。
買っちゃいましたよハーパース・ビザールの『シークレット・ライフ』の紙ジャケ!
NYの再発超優良レーベル・サンデイズドがボーナストラック付きをリリースし、
「いつ日本盤が?…いや出ないか」
の心配が今ようやく払拭。
輸入版をがまんにがまんした甲斐があった。
内容は言うに及ばずだが、まぁジャケット再現度の素晴らしい事。
手触りまでバッチオッケー。
音もリマスタリングで、ボーナストラックも予想以上。日本だって負けちゃいないよ。
腹くくってハーパース、全種買い直す他あるまい。
ダニエル・ラノアの新作『ベラドンナ』!
ラノアか…。
これから日本にバブルが再びやってくるなら、
フィンズの新作、プロデューサーをラノアでナッシュヴィルにて録音するのが俺の長年の願い。
まずはバブルを起こさねば。
まぁ、ご多忙ですから、超合間にソロアルバムを作るわけで、これは昨年10月リリースだったかな。
全編インストなんですがネ、、、、、
ついにでた!全編ペダル・スティール!
内ジャケの写真(シルエット)が、古田にクリソツ。
どっちも小熊さん系なワケ。
サウンドですが、05年の今もね、<イーノ節>は健在。
アルバムタイトル通り、メキシコ風味も感じさせつつのこの浮遊感。
最近の日曜は、これがもうずっとリピートしてます。
最後はエリア・コード615の2in1日本盤!!!!!!!!!!!!!!!!!!
買い逃し後悔ベスト1がようやく我が手に。
なんでこれを中古盤屋に手放す者がおるのか。
権利関係が複雑にて、CD化自体が不可能と言われたが、2000年奇跡のリリース。
なんだかもう、個人の運営レーベルが再発お取り扱いみたいな感じに、その苦労がうかがえる。
でも音はしっかりリマスタリング。
海外盤は、超簡単に手に入りますが、
特殊紙ジャケに加え、ウェイン・モスとチャーリーマッコイのインタビュー+鈴木カツ氏の対談という充実のブックレット封入の日本盤!
これを所有せず、世間を渡る訳には行くまいて。
カントリーロック、アメロック好きは…って語りだしたらキリないすね。
最近買って聴いてるのは…って質問のお答え、こんな感じになります。
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