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   佐藤 笑う
t その時は分かんないんですよねー
f いま言うとさーいろいろちゃんと考え てる・・なってるけど

    会場 ワイワイワイワイ ジュース食い物を配る人あり
s 寝ないでくださいね
     会場 コーラ呑みます・・  コーラはいいです  
s オレンジジュースは
      会場 水あげますー
s 酔っぱらってきたなー
    会場 氷も入れて  会場 ワイワイ カザゴソ・・
    ☆ スライド 逆 31 
t あ・・逆さまだー
s 全部逆さま・・
f いやそんなことない
     会場 大丈夫
s 台所の電気消し
     会場 ハイ

t こうやった方がいいんじゃないですか・・歪むけど
  会場ワイワイ・・高すぎ・・ワイワイガザゴソ
s ちょうど良いかこんな感じでね
f 気楽に行きましょうねー
     会場 笑う
☆スライド 31
            
この微生物みたいなヤツは、さっきの青森の年の2000年の夏ぐらいの計画です。その時のSDレビューにまた出させていただいて。これは前に・・屋根が波波して・・病院の・・結局ダメだったと言った病院とその後もお付き合いさせてもらっていて。いろいろ話をしていて「じゃー新しいのを一寸作りたいから」ということで、設計しました。
 この絵は不気味な絵は平面のダイアグラムで・・なんとなく分かんないのに・・今思うと実作から随分遠ざかって、あらぬ方向に行きかけている頃なんじゃないかと思うんですけれども・・プロジェクトを純粋にいろいろやっていた頃だと思います

☆スライド 32
             
こんな建物なんですね・・。これは一寸嘘の模型なんですけども、用途は一番初めの建物と同じような感じデーケアハウス。やっぱり患者さんが、精神病院の患者さんが、ここに通って来ていろいろ作業みたいなのをして、で帰って行くと。
 
病院の庭先に建ってるんですけども、外から患者さんが来るので、「あんまり箱みたいなのは一寸嫌だナー」って話をしてまして、箱とは有る意味対極のものになってる方がいいじゃないかと。何となくフラフラ歩いているうちに隙間から中にはいっちゃって、気づいたら中で何かやっていたとか。というぐらいの方がいいんじゃなかと、そういうイメージから始まってます。
 海草みたものがヒラヒラ立ってるのは、メデーアテークのパクリじゃないんですけども、幕なんですね。幕の想定でした。幕を一寸使いたいなということでやってました

☆スライド 33
            
これが庭先に建っている所を・・モンタージュを作ってみました。右の方に病院が映ってます。こういうわりと普通のヤツが建っている。さっきの屋根(藤本案)じゃなくて。悔しいながらもですねー・・。しょうがないので、すぐ前にこういうのを建ててみようと。こういうふうに建っている所を見ると膜状のものがとにかくブワーといきなり建っててみようと。、こういうふうに建っている所を見ると膜状のものがとにかくブワーといきなり建ってて、それがなんか小さな建物になっていると変な四角っていうより格好いいーじゃなかと・
 幕が微妙に隙間が開いたりしてですね、中に誘い込まれるっという感じですね。ただ幕が外側に張ってあるっていうわけじゃなくて。一番最初の微生物みたいなものは、線みたいな・・こうー・・まき散らしていたよな図面ですけども。あんまり外側の壁みたいな境界がなくてですね、まんべんなく幕が立っている。その幕の横とか足下とかに何となく場所が出来てて、建物というよりはむしろ場所みたいのを作る、イメージだったと思います

☆スライド 34 
            
これはスキンと書いてありますけども、皮という意味ですね。特に意味は無くてですね皮です(笑い)で左のが普通の建物、例えばああいうふうなモノだとすると。ある壁みたいなもので囲われてるものだとすると。今回の建物は・・なんとなくこういろんなモノが散乱していて、一寸広い場所とか狭い場所があって。そういう所にいろんな場所が出来ていて、なんとなく建築ってこんなモンじゃないかなっていうイメージですね。こういうものを念頭に置きながら設計していった。

☆スライド 35
            
これはSDの展覧会、代官山であったやつですけれど。これ作る時に・・今日来てる藤村君。彼に手伝ってもらって。(笑い)やってもらいました。大きい模型ですね。1/25分のぐらいで作った。手前のがさっき映っていたチッチャイダイアグラムのような、イイメージ模型ですね。
 こうやって幕が立っている。立ってる奥の方に入って行くとなんとなく建築になっていて、また向こうから抜けでちゃう・・たりなんかする。 そういうものを・・幕がただ飾りみたいに立っているだけではアレなので・・構造の先輩にも相談して。その幕でいろんな方向に微妙にギュッと引っ張っているわけですね。ある種のブレースみたいな、横方向に倒れるのを防ぐような、構造的な意味も出来れば持たせたいなーというようなカタチで・・作ってます。

☆スライド 36
              
これがプランですね。一寸嘘のプランですけど。ガラスのラインとか細かな壁は全部省いて、面白く見えるように作っています。こうやっていろんなものが、幕がこー・・いろいろ・・その間に出来たスペースにワークスペースとか休憩スペースとか・・微妙に出来て・・
 この間をスイスイ抜けて行くようにすると、いろいろ移動して行って。知らないうちに外へ出てたりとか。幕だけだとですねー建たないっていうのがあって。柱みたいなモノが必要なんで・・この幅の広い黒いラインが実は壁になってます。こいつが壁になっていて。壁も幕と同じようになっているですけども、一方では幕で壁が横に倒れるのを引っ張っている。全体ではなんか幕の・・短冊のお化けみたいな感じなんですけでも。でこの間にガラスとかが入って内部とかが出来ている。

☆スライド 37
                 
これはですね。幕の隙間の所にテーブルとかが置いてあって、これは外なんですけども。ある場所が出来てる。こういう場所の連続が建築になるんじゃないかなーと思っている。こん時はあんまりさっき話したみたいに嘘くさい周りとのつながりっていうのはないんですけども・・なんでしょう。
 何故でしょう、青森をやってちょっとこう吹っ切れたのか、飽きたのか、とにかく変なことをいろいろやりたくなって来たっていうのがある。ドンドンドンドン見たこと無いのを、昔から「見たことないのを作りたい」と思いながらやっていて。
 さらにへんな建築をドンドン作っていきたいなーという。で多少無理をしつつもこうやって、自分が今までやっていたのとは違う方向でですね。例えば幕を使うなんて今までやったこと無かったんですけども。やってみたりしてました。

☆スライド 38
              
これは中の方を見てる。幕が鬱陶しいぐらい立っているんですね。その間にいろんなスペースができていて。向こうの方に見通せるようになっている。一寸壁が建ているのが見えますけれど。上手いこと壁と幕をバランスとってやれば・・そんなに固い壁っていうのは気になんないんじゃないかと・・いろいろ考えて作った。
これは予想は多少していたんでけど、やっぱり没になりまして、それはこの空間が施主は何となく嫌そうな顔していたんですね。「嫌だ」と直接言ってくださったほうが気持ちがいい
    会場 笑い
ただ僕自身が違うかなというのがダンダン出てきた。特に大きな模型を作った時に「これは違うなー」というのがあって、自分で止めました
 SDに出した時にですね。槇さんが審査員で槇賞というのが有ったんです。それをもらってしまったんですけども・・槇さんにちょっと「申し訳ないなー」と思ったんだけど。やっぱり止めて1から出直すというカタチで・・で、もっといい建物になれば槙さんも許してくれるだろう、と勝手に考えて。今もこのプロジェクトは一応続いているはずなんですけども。2年ぐらいやっていて、さらに延期してて。ちょっと頓挫してます。今は全然違うプロジェクトでやってます。後から出てきます。

僕はこれを一番いやだなって思ったのは・・トイレとか倉庫とか後ろの方で普通の建物になっちゃったんですね。先ほどは壁とかが書いてないプラン見せてましたけども、実際壁とかが出てきて普通の建物になって来てて。
 この幕とかという所が逆にメインのスペースとか・・なんというか演出というか・・空間効果みたいなものだけに・・なってきてるような気がしてですね。一応構造体としては効いているはずなんですけれども、一寸まだピュアーに、なんていうんですかねー。「まだ詰め切れてないんじゃないかなー」っていう思いがあって・・。「トイレとか何とかっていうのが納まらない形式だとあんまり良くないんじゃないなー」と。それはメディアテークなんかを見ても思うんですけども、メディアテークも模型の状態はすごく綺麗なんだけどもトイレとかボコボコく付いてる状態が結局出来てきてですね。あれをもう一寸うまく・・ああいうモノも全部入って綺麗な形式っていうのは必要なんじゃないかというような、いろいろ考えまして、「これはダメでしょうと」ということで止めました。
 これをちゃんと作る自信がまー無かったと。お金が無かったとかいろいろあるんですけど、一番大きな要因は「一寸違うかナー」と思った。

☆スライド 39 
              
これはですね、いまのプロジェクトの続きですけれども、、幕を上から見てる状態になっていてて、それを黒く塗っている。たまにひねってようなカタチになっている所が有ったり。真下に幕が張っているわけじゃなくて 、斜め方向にぎゅーっと張ってあるので、上から見ると、投影するといろんな方向に見える。それが「綺麗だなー」と思って「グラフィック的に綺麗だなー」と思って絵にしてます。

☆スライド  40
                
これは展覧会の会場です。幕のお化けみたいなものですが、実際相当おもしろいかなーと、でも止めようと。

☆スライド  41
                     
これはですね、それから1年後ぐらいですね。その間もいろいろやっていたんですが、あんまり日の目を見ないことが多くてですね。
 住宅を僕はヤッタことがなかった。住宅でなんか面白いものをなんか一つ作ってみたいなーということがあって、住宅っていうのは建築の基本みたいなところがあるので住空間みたいなものをちゃんとやっやんなきゃイケナイだろう。
 病院を作る時も一応「住宅として考えて」とかと言ってはいたんですけど。やっぱり病院と住宅の良いところを上手く合わせたりしてですねー住宅をちゃんとヤッタことがなかった。「住宅をやろうー」ってなった時に何かこうなっちゃったですね。
 
これは一応住宅なんですけれども、全然違う住宅を作ろうという目標のもとに自分で・・、模型をいろいろスタデーして作り上げて行ったものです。去年SDレビューに入選してもらったんんですけども。そんときの初めの模型です

これは段々は35センチ間隔で作ってある。鉄板みたいなモノを積み重ねて作るイメージなんですけども。35センチというと低めの椅子ぐらいの高さ。それを二段重なると机の高さぐらいになってくる。棚みたいなモノにもなるし、その半分の大きさというのは階段が上がるぐらいだっていうことで。「人が生活する時になんとなく切っ掛けになる寸法かなー」と思ったんです。

そういうモノで全部なにか出来ているとですね、スペースというよりは切っ掛けがいろいろ散らばっているような状態を作ってあげて、後はなんか適当に住めるんじゃないかというような事を考えました。

☆スライド  42
             
これがもう一寸ちゃんと作った模型です。で、鉄板と言ったですが「間をですねトラス状のモノで結んでやることでですね。柱とか無い状態で・・こういうフニャフニャしたモノを組み立てられるんじゃないか」っていうふうに考えました。35センチの幅で巨大な棚みたいなもが出来ているんですけども、それがー・・トラスみたいなものでくっいてることで巨大な構造物としてもちゃんと成立してて。でここにいろんな人が居ますけども、いろんな人がいろんなことが出来ると。
 しかも今までは例えば床に座って居るとだいたい高さ関係は一緒なんですけども、それが、ぜんぜん違う高さでも話が出来たりコミュニュケーション出来たり、「スペースっていうのはもっと自由になるんじゃないか」と考えていた。
 実際これ見た人の中には「動物の巣みたいなだ」とか言う人もいて、そういうような意味もある。タダ洞穴みたいなものダケだと面白くないのかナーと想うんだけども、こうやってある寸法を設定して、何か切っ掛けになるような寸法だったとすると・・違うカタチで説得力がある住みかが出来るんじゃないかと・・いうふうに考えてます

      

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藤本壮介さんと  建築あそび p−4

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