第9回大会
四万十川ウルトラマラソン

四万十川ウルトラマラソン全コース図 平成15年10月19日開催 第9回四万十川ウルトラマラソン大会プログラム表紙


今回のウルトラマラソンはなんと12回目の出場になるウルトラマラソンですが,
もっと驚く事は今まで11回出場しているにも関わらず、完走した事が一度もないとの性懲りもなく参加している事でしょうかね〜。
(^^)

でも5月の野辺山八ヶ岳ウルトラマラソンでは95km迄走っていました。後30分残していたけどしんどかった。残り5kmを40分掛ければ走りきれるのは分かっていたけど時間オーバーになるのも分かってリタイヤして悔しい思いをした訳で、今回はその時よりも走り込みも多いし、体調も良い。何よりも感じている事が足、腰、膝周りの感じがとてもしっかりしていると言うのを実感出来ている事ですね。これはひょっとしてひょっとしたら完走出来るかな〜という期待が持てそうな雰囲気・・・・。(^o^)

今回の目標はなんと言っても完走にあると思って臨んでいるので、今まで色々な完走ランナーから聞いた秘伝完走術を元に走ろうと思いました。その中には1ヶ月に300km走れば楽に完走出来る、最低でも200kmを走れば完走出来ると言われてきましたが、それはかなり難しいですね。
あるランナーから聞いた話が僕には合っていると思いました。それは週末に長い距離を走るという事でした。9月に30kmを3回、40kmを1回走り込み3時間から4時間半掛けて走り、それでもそれ程疲れを感じなくなったので今回は旨く行けば完走出来るという感触を持って望めました。
(^_^)


スタート前の条件
睡眠時間 夜8時就寝、朝2時半起床  睡眠時間6時間 十分寝れた感じです。
天気
空模様 終日快晴 気温 朝4時 11.8度 最高気温 23度  降水確率 0%
条件としては文句の付けようがないので、言い訳が出来なくなってしまった。


2001年参加時の結果 2003年走行結果
10km 1時間8分53秒 1時間8分53秒 1時間13分20秒 1時間13分20秒
20km 1時間12分10秒 2時間21分3秒 1時間12分32秒 2時間25分52秒
30km 1時間12分10秒 3時間33分23秒 1時間15分5秒 3時間40分57秒
40km 1時間1分21秒 4時間34分44秒 1時間3分53秒 4時間44分53秒
50km 1時間13分4秒 5時間47分48秒 1時間12分43秒 5時間57分42秒
60km 1時間25分36秒 7時間12分24秒 1時間19分14秒 7時間16分57秒
70km 1時間41分39秒 8時間54分3秒 1時間35分52秒 8時間53分31秒
80km 1時間51分52秒 10時間45分55秒 1時間27分39秒 10時間21分11秒
90km 28分16秒(82.5kmリタイヤ) 11時間14分11秒 1時間26分27秒 11時間47分40秒
100km 1時間18分33秒 13時間16分13秒

と言う訳で12回目のウルトラマラソン挑戦にして初めて感動のゴールを切る事が出来ました。

1OKmごとの走行中の出来事、変化、思った事etc
0km〜10km 2年前の記録と比較して若干遅いという気がしましたが、今回は完走という大きな目標を持っているので遅すぎると言う気持ちがあるぐらいで丁度良いのではないかと思い、のんびり走り沿道の応援の人たち、ボランティアの人たちに挨拶をしながら楽しく走りました。
10km〜20km 此処いら辺から登りがきつくなってきますが、なんだかそれ程登りとしてのきつさはあまり感じなかったですね。なんだか変なのだけど最初の10kmはゆっくり走っていたけど、この10kmは前回と殆ど同スピードになっていました。お腹が空いて21.2kmのエイドステーションではパン、おにぎり、バナナと沢山食べてしまい、ちょっと食べ過ぎと反省が出るぐらいでした。おかげでもうお腹が空かなくなり、それからのエイドステーションではあまり食べなくなったぐらいでした。
20km〜30km エイドステーションを過ぎて100mほど上ると峠の頂上でここからは下りになりましたが、前回より3分ほど遅く走る事が出来ました。下りはゆっくり走る事で膝への負担を軽くしたいと思い、我慢の走りが続いています。でも此処いら編は景色が抜けていてとても気持ちが良かったなあと言う印象ですね。(^o^)
30km〜40km この10kmは前回でも一番速く走る事が出来た平坦な所ですがこのあたりに女性が沿道にいて梨、リンゴ、サロンパスなどを供給してくれていました。梨、とても美味しかったです。有り難う!
40km〜50km 40km迄の時点では前回との差は10分程なので殆ど時間的には変わりがないと思いましたが、足への負担と言うか感触は前回と違うと言う気持ちが出て来ました。この辺りから太ももの部分、ふくらはぎ、アキレス腱に違和感を感じ始めてきました。それで5km毎に足のストレッチをやる様にし始めました。
50km〜60km この10kmの中で後半が2度目の登りになり結構きつく感じますね。1km程の登りと思いますが、無理したくないという気持ちが歩かせるのでしょうか?登り始めたらもう歩く事しか考えなくなっていたみたいでした。('_')
60km〜70km もう後2km走ればレストステーション、着替えが出来るので僕はパンツと半袖からランニングシャツに着替え、靴下も履き替え、さらに此処では入念に体全体のストレッチ(腰回り、足回り)をおこない、かなり体全体が楽になった感じになりました。前回は此処いら辺では既に結構な雨で寒くてしょうがなかったという印象がありましたが、今回はドピーカンで快晴、40km辺りまでは結構木陰で涼しいと言うより寒いという感じでしたが、40kmを過ぎてからは日差しが厳しくなってきて水を沢山飲まなければと言う事でエイドステーションでは水をがぶがぶ飲みましたー(^o^)。
70km〜80km 前回は82.5kmのエイドステーションで体力の限界を感じてリタイヤしました。それで今回と比べるとこの10kmは24分の差がありました。今回は特にこの辺りが一番気を付けて走りました。【なんとしても完走するんだ】と言う気持ちは全然変わらなかったのでまだ大丈夫と言う気持ちはありましたが、一番僕らランナーを支えてくれたのはなんと言っても沿道の一般市民の方の応援、及びボランティアで我々の安全を見守ってくれた人々です。僕はこれらの応援が嬉しくてすれ違う度に【有り難うございます!】と言い、感謝の気持ちを伝えました。(^_^)
80km〜90km 前回のリタイヤ地点の82.5kmに来ましたが気持ちも体もまだまだ走れると言う感じがしました。しかし、足の方はかなり疲れを感じていました。40kまたりからストレッチをしていましたが、此処いら辺からは2.5kmごとのエイドステーションで一休みして1〜2分【足のストレッチ】をしないと走れませんでした。時間的にはゴール出来るだろうという気持ちは生まれてきましたが、体の方はきつくて目先の1kmごとの標識を追っかけていました。この辺りで暗くなって来たので安全の為、ペンライトを渡されました。初めてペンライトを付けて走りましたね。(^_^)
90km〜100km 最後の関門が94km地点、此処を約50分早く通過出来たので、後は歩いてもゴール出来ると言う感触を感じました。この辺りではもう日は完全に落ちて暗くなり、要所要所には自家発電でライトを付けてあり我々の走りを安全に出来る様にサポートしてくれていました。最初から最後まで沿道の応援の人々に支えられて此処まで来る事が出来たという実感がすごくしましたね。特にこの10kmでは100mから200m間隔でボランティアの人々が安全に走れる様にサポートしてくれ、また沿道上に住んでいるであろう家族の人々から【お帰りなさい!頑張って!】と言う声援を聞いていると胸からこみ上げてくる物を感じました。【感動の涙を流す】と言われてきましたが本当に出て来ますね。(^o^)(^o^)
途中では市民の方から紙吹雪の洗礼も頂きました。もうなんだか一流選手になったみたいな気分ですね。
最後の1km辺りからは沿道にタイマツが置かれて燃え上がり、これがまた気持ちを高揚してくれました。
後残り1kmになると1度登りがありました。完走者からは【此処がまた最後の登りで厳しいんだ】と聞いていたので無理せずに歩いていこうと最初は考えていましたが、何しろ沿道の人たちの声援で後押しされ【お帰りなさい!】、【頑張ったね!】、【もう少し!】と言う言葉にまた胸が熱くなり自分自身感動してどんどん走れました。自分でも不思議でしたがこの最後の5km迄は1km9分かかっていたのが最後の5kmは1km8分で走る事が出来ました。どんどん飛ばしてゴールの【中村高校旧グラウンド】迄入ってくるとマイクの声が聞こえてきてオーロラビジョンに自分自身の姿を確認すると万歳ですね。もう今までの苦労が実ったと言う達成感に酔いしれる感じでした。最後のゴールまでの100m程は手を挙げて走り、万歳でした。ゴールを切った時には両手をクチに当て天に向かって投げキッスをしました。(^o^)(^_^)(^o^)【ヤッター!】
本当に沿道の一般市民の応援の方々、ボランティアの人々に支えられてゴール出来たと思っています。
フルマラソンでは味わえない素晴らしい感動でした。100kmは長かった。13時間17分22秒は労働時間よりも長い!また来年もこの感動を味わいたいと思う瞬間でした。有り難う!
(^_^)(^o^)


今回は宿泊先が中村市内でなく大方町という所でちょっと不便な気持ちがしていましたが、泊まってみたらとても良い所でした。支配人もとても人が良く、どうしたら満足して楽しんで泊まって貰えるかと真剣に考えている方で非常に好印象を持ちました。また泊まりに来たいと思いました。食事もとても良かったですね。

此処で帰る時に会ったランナーの方がすごかった。過去ウルトラマラソンの参加回数が90回、フルマラソンの参加回数が270回、300回は行かれるであろうと言っていました。この方何歳と想像しますか?
70歳前後の方でした。
まさに50,60は
はな垂れ小僧と思う瞬間でした。




マラソンドット混むへ トップへ