聖衆寺(土佛山)
真言宗のお寺です。建仁4年(1204)の創建と伝えられています。43の僧坊を持つ大きな寺院でしたが、織田信長の北勢侵攻によって焼かれ、廃寺となりました。
のち江戸時代中期に僧信行がここに隠遁(いんとん)して再興しました。信行は瓦師の出身で、瓦焼きの阿弥陀如来座像を作りました。そのため「土仏さん」として親しまれています。この座像は阿弥陀如来堂に安置されています。
この付近は江戸時代から景勝の地として知られ、行楽の地ともなっていました。奥の院には秋葉堂があり、毎年4月17日に火渡りの行事があります。
本堂 昭和59年開眼の阿弥陀如来座像が祀られてい ます |
紅葉の境内 小学校の遠足や写生大会の場所としても親し まれています |
阿弥陀堂軒瓦 阿弥陀座像が刻まれており、信行作とされています |
信行の墓 本堂裏にあります |
秋葉堂 左手広場で火渡り行事が行われます |
三本松 秋葉堂境内南端にある老松、三本の黒松の幹が 下部で癒着している霊松で昔はこの松のところで 天狗の鳴らす笛や太鼓の音が聞いたという伝説が あります |
地図はこちらから(山辺北部 55KB)