周辺のみどころ
住吉入り江
桑名城の外堀の一部で昔は船溜まりとして利用されていました。この堀はその後排水路の役目しかなく荒廃していましたが、国の高潮防潮堤の補強工事に伴って市でも台風時の漁船の避難場所として整備工事を進め、’01年煉瓦張りの護岸工事が完成しました。
煉瓦は諸戸氏庭園の煉瓦の米倉との調和を図ったもので、なんとなく小樽のような雰囲気があります。正面の森が諸戸氏庭園、手前の橋が玉重橋です。
玉重橋
住吉入り江は桑名城の外堀として設けられたため、三崎見附まで橋がありませんでした。この橋の前身は諸戸氏によって自費で架けられ長く使われてきましたが、入り江の整備に伴ってこの橋も架け替えられました。船の出入りのため、写真のように電動で上に持ち上がる構造になっています。
旧玉重橋親柱
橋の袂、遊歩道の緑地の中に移設して保存されています。
蔵前(西船場)石取祭車庫
桑名最古の鉄筋コンクリート建築です。扉絵に住吉神社の初日の出と石取祭りが描かれています。桑名の現代美術作家浅井清貴さんの作品です。
中には安政年間(1850年代)に造られたこれまた市内最古の祭車(市指定文化財右下写真)が格納されています。
西船場町祭車(石取祭保存会編 「桑名石取祭」より)