冷水庵

井坂山と号す曹洞宗のお寺です。
元禄年間(1688〜1704)に海蔵寺3世の剣嶺(けんれい)大和尚によって開山、その弟子愚白禅師によって開基されたといわれ、本尊の虚空蔵菩薩は弘法大師の作ともいわれます。

 本堂は文化13年(1813)に再建されたようで、現存する屋根瓦の銘には文化9年の年号があります。

 




亀趺(きふ)
境内墓地に台石が亀の形をした墓があります。桑名藩の藩校進脩館(しんしゅうかん、立教館の以前に作られた奥平松平時代の藩校)の副校長であった阿波徳島出身の佐父理希亮(まれすけ)の墓です。異郷の桑名で死んだのを悼み妻が自分の化粧道具を売って建てたといわれています。傍らに妻の柔(正木氏)の墓もあります。

地図はこちらから(山辺南部 70KB)