庭 園

 南面に拡がる庭園は芝生広場と築山と池を配した池泉回遊式の日本庭園から成っています。日本庭園は名古屋の茶人松尾宗吾の手になり、東(青龍)の築山から湧き出た水が渓流となって西方(白虎)の湖に注ぐ風水思想が取り入れられています。和洋折衷の庭ですが、日本庭園の持つ深みのある味わいは失われていません。

洋館二階から望む庭園 池の対岸中央に左から雪見灯籠、五重の層塔、滝が見える。手前の芝生広場では結婚式やコンサート等のイベントが催されます 庭園の眺望西から 手前から枯流れが池に注ぎ込み、柵の内側は船着き場に見立ててあります。
渓流 東部築山の間を流れ、池に注ぎます。随所に瀬や淵、州浜が見られます 池全景 湖に見立てられ、入り江や灯台、南の築山から流れ落ちる滝が設けられています
中庭 クロガネモチ、アラカシ、楠木、イロハモミジ、百日紅(サルスベリ)などバラエティーに富んだ樹木が植えられています。 防空壕 西の築山に掘られています。市内に残る数少ない戦争遺跡です。信じられないことですが、市に移管された時、ここに狸の親子が住みついていたそうです。