呼子(よぶこ)のイカは日本一! |
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グリーンのアイラインがなんともナマメカシイ! |
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今年もまた、昨年に引き続いて、福岡の講演会に呼んでいただきました。( ^)o(^ ) 4月4日(日)講演会の前日(3日)、早朝に新大阪を出発し、新幹線の車窓から、沿線の桜!桜!桜!を楽しみながら博多駅に到着。 駅に迎えに来てくださっていた、主催者のお二人と再会。日本文化研究会の吉田先生の案内で邪馬台国九州説の本拠地である伊都国博物館に連れて行って頂きました。 |
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卑弥呼=ヒノミコ・日(火)の巫女・は九州に居た? 昨年暮れに、奈良県の桜井市の畑から、卑弥呼の住まいでは? という遺跡が発掘されてにわかに邪馬台国近畿説が力を増したようですね。確かに三輪山周辺の美しい前方後円墳(箸墓)は卑弥呼の墓として訪れる人々が多く、とてもロマンを掻き立てられる場所なのですが……。 今回、この佐賀県の伊都国博物館を見学させて頂いて、九州説に心が傾きました。 平原王墓から出土したという国宝の日本製銅鏡の大きさや枚数に(国内最大級46、5センチ)すっかり圧倒されてしまったのかも? 古代は大陸との玄関口だった、という立地から考えてみても、北九州は要の場所に違いありません。奈良の大和に国が建設される以前に、まず九州の伊都国やその周辺に前、邪馬台国があったと考えるのも無理のない話のようですね。 平原王墓・謎の大柱について 十年以上前に、S氏から、古墳の向きで被葬者の命日を読み取ることができるという研究を伝授していただいたことがあります。 S氏の説では、 ◎暦は本来は360度の円暦で考えるのが正しい。 ◎古墳の向きがバラバラなのは、死んだ人の命日の方向を表しているからである。 ◎古代は古墳の上で被葬者の鎮魂の祭りと、招魂の祭りをしていた。 ◎古墳の円形の部分では魂を天に送る儀式を夜に執り行い、 ◎方形の部分で魂を迎える儀式を昼に執り行っていた。 ●この儀式は一つ間違うと、他人の魂を呼び寄せたり、鎮魂することになるので時間と方角が重要なポイントである。 ◎招魂の儀式には古墳の上に柱を建てて行っていた。(真の御柱の原型) などなど…… 二年近くS氏からご高説を拝聴したのですが……残念なことに、私の頭が付いて行けなくて何度聞いても理解できなかったのです。 ……でも、今回、伊都国博物館に連れて行っていただいて、館内に展示されていた下の写真のパネルの前で思わず立ち止まってしまいました。断片的にしか理解できなかったS氏の説が、このとき突然頭の中で繋がったのです。 平原王墓の古墳の上からは、大きな柱の跡が出土したそうです。そして春分秋分の日に前方の日向山(霊を迎える山 の真ん中から太陽が昇るのが確認されたとのことです。 しかし、なぜ、古墳の上に柱穴があるのかは謎のままであるという説明がされていました。 この平原王墓は、邪馬台国九州説・博多湾周辺説の人々が、伊都国の王墓と考えている古墳だったのですね。 私にとって関西の古墳は身近にたくさんあるのですが、そのほとんどは古墳のすぐ傍まで民家が迫っています。でも、伊都国博物館周辺の土地を初めて訪れて、あまりにものどかな田園風景が古代そのままに残っているのに感動すら覚えました。もしかして糸島平野の畑や田んぼの何処かに、今でも卑弥呼が拝受したと伝わっている親魏倭王の金印が眠っているのかも? |
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イワクラ探検隊員復活の巻 さて、伊都国博物館を後にして、次にぐるっと唐津湾を周り、呼子大橋を渡って田島神社(肥前の国最古の式内社)に参拝しました。 田島神社のある加部島は昔は姫島または姫神島と呼ばれていたそうです。 神社の境内地の船着場に鳥居が建っていました。橋の掛かる前は船でしか渡れなかったので、昔はこの船着場から上陸して神社にお参りしたのでしょうね。 ここから北上すれば壱岐、対馬、韓国の海のライン上の要の場所です。神功皇后や秀吉もこの田島神社で、海の道を示してくださるという「道主貴・ミチヌシのムチ」に渡海の無事を祈ったのかも? 写真でもお分り頂けると思うのですが、船着場から見上げるような急階段の上に本殿が建っていました。・・・が、私はどうしても神社の背後が気になり、足が自然に動き出して裏側に回ってみると・・・ありました! ありました! 大きくて長い長いイワクラ( ^)o(^ ) 説明書きには、秀吉が戦勝を祈願したときに割れた祈願岩だとか、なんとかかんとか・・・と、書いてあったのですが?? その後ろにも横にも、樹木に覆われて大きな岩がゴロゴロしているではありませんか!!!。 きっとここは社殿もなかった古代に、玄界灘の難所に命がけで船を漕ぎ出した男たちの無事を、巫女たちが神に祈るイワクラだったに違いありません。 巫女たちが居る島なので「姫島または姫神島」と呼ばれていたのですね(ご祭神は宗像三女神)。古代は、岬の上には樹木は生えていなかったことでしょう。もしかしたらこの巨岩の上で火を炊いて、港のありかを示す灯台の役目もしていたのかも? 脳裏にその情景が鮮明に浮かび上がって、何かにトリツカレタように、樹木に覆われたイワクラの中を動き回っている私を見て、晴明さんは「久しぶりに、みどりさんの妖怪アンテナが立つのを見た!」と、言って面白がっていましたぁ〜〜( ^)o(^ ) 案内してくださったお二人も、絡んだ木々や、くもの巣をものともせずに、祈り場の岩を目指してどんどん奥に入り込んでいく私を見て、きっとびっくりされたかも? |
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味は保障つきだよ!玄海育ち( ^)o(^ ) さて、さて、久しぶりのイワクラ探検を終えて、夕食は、司馬遼太郎も推薦したという日本一新鮮で美味しい「呼子のイカ料理」をご馳走になりました。 主催者のお二人は、いつも私たちが戸惑うほど心をこめておもてなしをしてくださいます。今回も、講演会の前日に福岡に呼んでくださって、忙しいスケジュールを裂いて接待してくださいました。 それにしても、この日の夕食の場所は、なんと、海の中だったのですよ。写真の桟橋の先に浮かんでいるお店の下に食事場所があったのです。 海の中で魚たちに見られながら食事をするなんて、最高ですね。しかし、悪天候の場合は危険なのでこのお店は閉店となるそうです。でも周辺には新鮮なイカ料理のお店が目白押しなのでご心配なく! 伊勢では筏の上で食事をしたり、京都では川の上の桟敷で食べたり、にっぽん丸クルーズでは海の上でデッキランチを頂いたことがあります。 でも、海の中で食べるなんて初めての経験なので、晴明さんは大コーフン! もちろん私も、感激したのですが、もっと感激したのは・・・目の前に出てきたイカが写真の様に透明で、おまけにピクピク動いていたことです。「えっ? イカの刺身って普通は真っ白と違うの?」「採れたばかりの新鮮なイカは透明なんですよ!」 おまけに、イカの目の周りはまるでメイクされたようにきれいなグリーンに彩られて、じっとこちらを見つめているのです! まるで、魂を読み取るような大きな大きな真っ黒の目!!! 邪馬台国の卑弥呼もこんなに大きくて黒目がちの目をしていたのかも??? そして心の中まで見透かし人々を惑わしていたのかも?? |
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九州国立博物館、研修室での講演会 日本文化研究会の主催者の吉田氏は大宰府天満宮の氏子さんとのことです。 そのご縁で昨年の一月のアミカス大ホールに続いて、今年は大宰府天満宮の中に立てられた九州国立博物館の研修室で古事記の講演をさせて頂く事になりました。( ^)o(^ ) 午前中に少し時間があったので博物館内を案内して頂くことができました。 国立の博物館としては東京、奈良、京都についで四番目に建設されたとのことですが、その規模とスケールの大きさに、設備の素晴らしさに、またまた圧倒されました。 天満宮が境内の山地を提供したとのことで、境内からは長いエスカレーターと、歩く歩道を使って博物館に入れるようになっています。 まるで、どこかの空港かターミナルにでも来たような印象をうけました。 館内は展示内容も見やすいように工夫され、最新の設備がそろっていました。 日本文化の流れはもちろんのこと、過去の阿蘇の噴火の様子が古代から現代までを判りやすくCG映像で解説されているので、ものすごく判り易いのです。 晴明さんは「大阪にもこんなすごいスケールの国立博物館が一つほしいよぉ〜〜!!」と、何度もつぶやいていました。 時間があれば、もう一度ゆっくり館内を見て回りたいなぁ〜。 |
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好評だった「おみくじの正しい引き方とコツ」 さて、肝心の講演会ですが、おかげさまで研修室一杯、満員御礼でした! 昨年に続いて二回目という方や、大分護国神社での講演会もあわせて三回目! という方も来てくださって、本当に感謝で一杯です。 日本文化研究会の方々はいつも会の後に感想文を書いてくださいますので、主催者の方がまとめて送ってくださいます。前回もたくさん頂いた感想文の中に「いつも、先生や両親にほめられたい! ほめられたい!!ということばかり考えていましたが、講演を聞いて「これからは、まず先に人をほめようと思いました」と、書いてくださった小学生の感想文に感激しました。 今回も、正しいおみくじの引き方のコツについてお話したのですが、お礼の感想が寄せられました。娘さんが「失せもの」について講演で聞いたとおりに「正しいおみくじの引き方」をしたら、「失せもの西から出る」と書かれていました。 その晩、家の西北の洗面所から(大事な歯の強制具)出てきて親子でびっくり! ありがとうございました。ということでした( ^)o(^ )。 おみくじは日本の文化のひとつです。神様と一対一で対話ができるチャンスなのですよ!!! どうか正しい引き方をたくさんの人に伝えてあげてくださいね。 正しいおみくじの引き方を知りたい方は、ぜひぜひ、 私たちの「こんなにゆかいな日本の神話・古事記のものがたり」の講演会にご参加下さいね! また、来年も福岡の日本文化研究会に呼んでいただける予定でぇ〜す!!! |
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