古事記に親しむ会・日帰りバスツアー
 
 
 山添村の丸石
平成26年(2014年12月16日)

念願の山添村長寿岩(600トンの丸石)~鍋倉渓の日帰りバスツアーがようやく実現しました(^^♪

このでっかい丸石と出会ったのは、今からおよそ12年前のこと。

神社やお寺ができる前は、山頂近くの巨石を御神体として祭祀していました。そういった古代の神祭りの場所巡りに嵌って『イワクラ探検隊』を自称して各地の山の中を石を求めて彷徨っていたことがありました。

その頃、イワクラオタクたちが集まって第一回イワクラサミットなるものが山添村で開催されたのです。

当時の私たちは車もなくて、ひたすら電車とバスを乗り継いで、ココと思うイワクラを探検してはHPに「イワクラ見いつけた新聞コーナー」なるものをアップ。

ちょっとした先駆者だったかも(・・?

その頃はイワクラという言葉もまだまだ知られていませんでした。

当時めくら滅法に探検したイワクラで、今は危険地帯で入場禁止になったり、道が崖崩れで無くなってしまって行けなくなったイワクラもあるのです。

その辺の経緯はHPの「イワクラ見いつけた新聞コーナー」にリンクを張るのでご興味があればそちらをご覧くださいね。

伊賀盆地の絶景が見渡せる、食事処(映山紅)
 

そんなわけで・・・・・
いつも古事記に親しむ会の皆さんを一度この山添村の600トンの丸石(長寿岩)と岩の川の奇景・鍋倉渓にご案内したいとずっと思っていたのです。

12年前は訪れる人はほとんどなく、周辺にお店も一軒もなかったのに、近頃はイワクラ学会の方々の熱心な発信のおかげで、海外の巨石研究者や妖しい? UFO研究者まで訪れるようになったらしいのですよ。

おかげで写真のような地元の大和茶販売所や特産物交流所兼お休み処と伊賀盆地を見下ろす素敵な村営の食事処(映山紅)ができていました(*^。^*)


  
映山紅から徒歩5分、塩瀬地蔵
 

  
鉢の中の清水で眼を洗ったところ見えるようになったと言い伝えられているそうです。怪しげな大木と後ろの赤い祠のところには岩坐が。

鍋倉渓と竜王岩
 

今回のバスツアーのもう一つの目的地は写真の鍋倉渓です。

神野山山頂からゴロゴロと音を立てて流れ落ちてきたとしか思えない岩の河・・・

天狗が喧嘩して互いに投げ合った石が積み上がったという伝説があるらしいのですが、イワクラ学会のある人がこの川を天上の天の河に、両岸にある巨石を星に見立てて地上に星座を写すように大石を置いたというロマンチックな説もささやかれています。

雨のおかげで素晴らしい雲海が……(*^_^*)
  
山添村は道が一部細くなっているので、今回は小さなマイクロバスを借りてのツアーでした。

ご参加の方の中には80歳のおばあちゃまもおられたので、山頂の神野山までは雨天でもあり、無理だろうと思っていたのですが・・・
若い参加者が頂上まで行くということで、晴明さんと数人の希望者で山頂まで行くことに、私は駐車場のバスの中で待機組の方々と歓談していました。

時間にして30~40分でしたが、山頂では雨も止んで、360度のパノラマの雲海と雲間にアマテラス様も出てくださったと神秘的な写真を撮ってきてくれました。
 
 地元の特産品販売所「花香房」

 
あいにくの雨に祟られた山添村丸石バスツアーでしたが・・・
幸いにも歩くところは少なく、バスを降りた時には小ぶりになったり、特産品販売所のすぐ前にバスをつけてくださって傘をささずに店に入れたり、山頂トライ組は珍しい雲海を見れたり・・・

天王寺に帰り着いた時は晴れていたり、いろいろとラッキーなことがあって、はるばる東京から奈良の古事記展最終日と兼ねて三泊四日もかけてご参加くださった山本さんもすっかり顔なじみのみなさんと和気あいあいと溶け込んで、事故なく怪我なく、楽しいバスツアーとなりました。(*^_^*)


今年はHPの更新を真面目にしようと決心。
たまっていた宮島山頂イワクラ一泊二日のバスツアーなど次々にアップしていきますね。楽しみにしてくださいね。(平成27年節分2月3日みどり)



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