東京に行ってきました!!!
 

水天宮(ご祭神・天御中主神) 
花の東京(かなり古いか?)で講演の巻き (*^。^*)

2009年(H21、10、18)(日)10年来の知人、オフィステンさんが、『ティアラこうとう小ホール(東京都江東区)』で古事記のイベントを企画してくださいました。

オフィステンではちょうど7年前にクリンキッド族(カナダの先住民)のナイナさんと二人で、お互いの国の神話を語るというイベントをして頂いて以来の二度目の講演となります。(このときは私一人だけの出演でした)

今回は晴明さんと二人で掛け合いでの古事記漫才??
を、東京のみなさんに聞いて頂ける初めての講演会となるので、少し緊張しました。
イベントの内容はオフィステンらしい素敵な企画でした。

一部・天川彩さんの古事記のものがたりの本の朗読(彩さんの朗読はさすが、すばらしい雰囲気でした)その後は、売れっ子芸者「やよいさん」の天のうず女の舞。(彼女はまるで私たちの本の表紙から抜け出たかのような舞を舞ってくださいました。彼女は学生時代には巫女さんのアルバイトもしていたとのこと。お母さんが三味線の名手で小さいときから三味線をきっちり仕込まれた芸の達人でもあるそうです)

二部・講演「こんなにゆかいな日本の神話」

三部・天川さんとの対談。という舞台構成でした。

会場はこじんまりとした半円形の舞台を中心に客席が扇状に広がって、とても気持ちのいい空間でした。

今回は企画してから開催までの期間が短かったことと、この日は秋祭りの最中で、その上、運動会やほかのイベントなどが重なっていて、はたしてどれだけの方が聞きに来てくださるのか、とても心配したのですが……おかげさまで当日は60人近くの方々が駆けつけて来てくださいました。
ご来場くださったみなさま本当にありがとうございました。<(_ _)>
まだ、お礼のメールも出せていないのですが・・・この場をお借りして一言お礼を申し上げまぁ〜す。(*^。^*)


右の写真がティアラこうとうです。

この会場は立地が良くて(メトロ半蔵門線住吉下車徒歩3分)周辺は緑一杯の公園に囲まれています。

ここの小ホールは大人気会場で、来年まで予約が一杯なのに、なぜか、10月18日だけが空いていて、天川さんは「これは奇跡です!」と言っていました。神様がこの日(新月)を空けておいてくださったのかも?

それから、後になって感じたことですが、東京のお客さんは全体的に若い方が多くて、私たちの古事記漫才? に対する反応がものすごく良かったのではないかなぁ〜? と……。

もしかして私たちが大阪弁で臨機応変に掛け合いでアドリブを入れながら交代でお話するので、本当に漫才を聞いているような錯覚に陥って、あんなに大声で笑ってくださったのかな? とも思っているのですが……?。どうだったのでしょうか?

「にっぽん丸クルーズ」で一緒に講演した落語家の方が「お客さんが大声で笑ってくださるとこちらもパワーが貰えて上手く話せる」と言われていたのですが、今回はそれを実感することができました。

その証拠に、その夜はなんか興奮して眠れなくて……「夢に、たけし、が出てきて私を笑わせるので、お腹が痛くて苦しくて……お願いだからもう、笑わせるのは止めて!!!」と言っているのです。夢であんなに笑ったのは生まれて初めての経験でした。何だったのでしょうねぇ???


晴明さんは丹波篠山の出身なので「タンバ、ササヤマ、山がのサルが、花のお江戸で芝居する!!。ヨぉーい、ヨぉーい、デッカンショ!」のデカンショ節の夢でもみたかも?



靖国神社にお参りの巻き(゜-゜)

さて、次の日、19日に前々から晴明さんがお参りしたがっていた靖国神社に参拝してきました。

ちょうどこの日は前日からの神社の秋の例大祭の日。おまけに今年はご鎮座140周年の記念の祝典が行われていて、境内はすがすがしいご神気でいっぱいでした。

私は、靖国神社は第二次世界大戦後に建立されたのかとばかり思っていたのですが、この神社は日本が官軍と賊軍(?)に真二つ分かれて戦った戊辰戦争の官軍側の犠牲者を明治の初めに弔った「招魂社」が始まりだったとのことです。

境内の資料館「遊就館」では、古代の弓、鎧兜、創建当時の戊辰戦争の歴史に始まり、日本の近代戦争の歴史の資料や写真が、とてもわかり易く展示されていました。

靖国神社には坂本竜馬や吉田松蔭をはじめとして、日清日露戦争の英霊、第二次世界大戦で命を捧げられた男女の英霊はもちろんのこと、上の写真にあるように従軍して命を落とした軍馬や軍犬もおまつりされていました。

一言で言ってしまうと古代から現代までの戦争の資料館のような気がしました。
 全部見て回るには二時間以上必要です。さらに映像ホールで上映している映画も見ていくと五時間ぐらいは必要かも? とにかく神社に参拝される機会があれば、ぜひ「遊就館」へも足を運んでくださいね!目からウロコが落ちるかも?



この日、境内の能舞台ではたくさんの古式武道が奉納されていました。写真はナギナタの奉納試合です。ナギナタの試合を目の前で見るのは初めてでしたが、奉納されている女性たちの背筋がピンとして、あたりには凛とした空気が漂い、殺気さえも感じられました。まだまだ、こうした古武術が伝承されていたのですね。



べったら市で食いまくりの巻きヽ(^o^)丿

さて、午後からは東京在住の親友たちを呼び出して、小伝馬町の「べったら市」へと繰り出しました。
このあたりは下町? と呼ばれていて、まだまだ江戸の風情が色濃く残っているそうです。いまではすっかりビルに囲まれたオフィス街となってはいますが、毎年この二日間(19日と20日)だけは江戸の町にタイムスリップしたような賑わいだそうです。

各出店ではそれぞれのご自慢のべったら漬が並べられています。店によって味が違うので、一軒一軒、試食と品定めをしながら気に入った味を探し回るのが通だそうですよ。

友人もいろいろ味比べをしていましたが、一軒の頑固そうなおじさんがお店を出している所に決めて、あちこちの知り合いにべったら漬を送っていました。

彼女は私たちにもお土産にと言って買ってくれました。でも・・・・持って帰ると飛行機の中でかなり肩身の狭い思いをするかも「すごい匂いなのよ・・・・」と言って、宅急便で送ってくれたのですが、その美味しいこと!!! 美味しいこと!! ・・・とても文章では言い表せません二人で、あっと言うまに完食!!!

亡き林家三平師匠のテレビコマーシャル「美味しくて、ドーモすみません!!」という名せりふはこのべったら漬けのことだったと、友人に教えられて懐かしく思い出しました。

ちなみに、べったら漬けは少し厚めの輪切りにしたほうが歯ごたえと食感が最高かも? おろした柚子をかけるのも乙な味だそうです。念のため!!


そうそう、出店の中に懐かしいあめ細工屋さんを発見! 頼めばドラえもんやピカチュウのあめ細工も、鋏ひとつで器用に作ってくれるそうです。

「ゲゲゲの鬼太郎の飴を作ってほしかったなぁ〜」と、いつものように後で後悔している晴明さんでした。

べったら市を見た後、帰りの飛行機まで少し時間があったので、水天宮さまにお参りすることに。東京では水天宮は安産の神様として有名ですが、本来のご祭神は「古事記」の一番最初に登場する「天の御中主神」です。

宇宙の中心、北斗信仰と集合して水の神様・水分の神(みくまりのかみ)御子守神(みこもりのかみ)と変化して、安産の神様として信仰されるようになったと、晴明さんが友人に説明していました。
が・・・、妙見信仰系がなんたらかんたら・・・・、水天宮系がなんたらかんたら・・・・と、実際はもっと複雑だそうですよ?

その他に、水天宮には壇ノ浦で水の底に沈んだ安徳天皇と乳母の二位の尼、天皇のお母さん建礼門院もおまつりされているのですね。どうりでお社の雰囲気が下関の壇ノ浦にある赤間神社になんとなく似ているような気がしました。

ちなみに写真左手前のアーチ型の建物は神社の一部のように見えますが実は交番なのですよ。さすが花の東京、やることが粋ですね。

久々のHP更新で東京講演の報告となりました。これからは毎月の大阪、阿部王子神社での「古事記に親しむ会」(阿倍の王子神社、毎月、第二水曜日と枚岡神社、毎月第三日曜日)のご報告やイベント案内も兼ねてなるべく毎月更新を目指しますので、楽しみにしてくださいね。




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