准老人は若老人、足腰立つ間は働く!学ぶ! 大老人になったら 終活を忘れない! ー老人による老人のための老後指南書ー |
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足腰が立ってボケ(認知症)が軽い間は、何でもいいから気軽に働く! 時給300円でも社会的評価の証、地元で(無料)奉仕活動をするなら 閻魔大王の査定が良くなるはず。 ただし、名誉職あさりは葛藤のもと、万事他人さまに花を持たせる! 認知症になりたくなかったら異人語(外国語)を学ぶ、 認知症の発症が5年遅れる! 異人語には理屈がない、数式は要らない、証明も要らない 実用の機会はなくても、晩年に視野が広がる、洞察力が深まる。 古希を迎えたら、あらかじめ自分の介護と死に方について一筆を残す。 足腰立たない自分、ろれつが回らない自分、尻を拭いてもらっている 自分、それを想像するだけで晩年が謙虚になる、真剣になる。 自分の葬礼と墓所の準備よりも、介護施設と終末医療の選択が先決、 相続配分、相続税、負債精算の心配はその後でよい。 |
ピンピンコロリを願っても 多分 無理、ムリ! |
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心身に障碍が突発して、つまり、脳卒中や心筋梗塞が起こって、 72 時間以内に逝ける人は5%、2 ケ月以内に逝ける人も5%、 みんなが望むポックリの枠は10人に1人しかない! 残りの9人は、いずれは介護を受けざるを得ない身、 その後、寿命を終えるまでが、 子どもを育てるよりも長くかかって高くつく! 今はそんな時代! 連れ合いや子どもをアテにするのは甘い、甘い! 連れ合いが先に逝く、子どもはその子に追われて親どころではない。 どういうわけか世間には「老化」と「病気」を区別する人が少ない。 これを区別して対処しないとひどい目に遭う。 |
癌、、動脈硬化、糖尿、腎臓疾患を生き延びても 認知症の陥穽! | |
認知症で死ぬことはないが、その症状はピンからキリまで、、 ピンに近い間は、周りの人との関係次第で、平穏に暮らせる。 キリに至ったときが大変、在宅暮らしは無理となる。 あなたの老後がピンで済むかキリに至るかは神様次第、 ただし、あなた自身の処世観や死生観も関係があるみたい。 キリに至った認知症者との2人暮らし 連れ合いは、昼夜を問わない外出追尾、排泄介助、 その合間あいまに炊事・洗濯・掃除・入浴・世間つきあい、、 盆・正月・土日なしの24時間365日ぶっ通し! 通常、この暮らしは3ケ月が限度 施設への入所又は入居をためらうことはない。 キリに至った認知症者の1人暮らし、そのリスクの数々 火災火元、室内転倒、階段転落、食中毒、ごみ屋敷、 便臭尿臭、病害虫、入浴溺死、急変放置、腐敗異臭、 行方不明、交通事故、交通妨害、オレオレ詐欺、押売押買、、 だれかの目がある入所又は入居施設で暮らすしかない。 認知症になる確率、、なってしまったら 70代で20%、80代で30%、90代では40%以上! 素直になる、できもしないことを 「する、する、できる」と頑張らない 「おおきに、すまん、よろしく」が一番! 認知症と思われると預貯金が凍結されてしまう! 本人が署名できる間に銀行や郵便局や証券会社へ一緒に行って、 債券や定期や投信や株式を普通預金に戻しておけば、 1日1回 50万円まではキャッシュ・カードと暗証番号で引き出せる。 銀行倒産に備えて、1,000万を超えるごとに別銀行にしておく。 相続争いに備えて、相続権者の間であらかじめ協議しておく。 |
終日長期の介護サービス、、入所と入居と | |
入所施設(=老人介護施設) その施設の職員が、常時、全ての利用者に全ての必要な 介護をする。介護が重度化しても、特段の医療措置をしない のなら、普通は死ぬときまで入所していられる。 利用料は、部屋代込みで一日につきいくらの計算。 特養(相部屋型、個室型)、介護付有料ホーム、 老人グループホームなど 入居施設(=老人住宅) その施設とは別の事業所@の職員が決められた時間に 施設に来て、決められた利用者に決められた介護をする。 その職員の世話で別の事業所Aのデイサービス(日帰り介護) へ行くこともできる。 介護が重度化したときの処遇は各施設の方針によって さまざま、普通は他施設への転所を勧められる。 利用料は、部屋代以外はサービス(オムツ交換、入浴、着替、 食事介助など)ごとに一回につきいくらの計算。 住宅型有料ホーム、サービス付高齢者住宅など 一回につきいくらの計算方式は、自己負担額がいわば青天井で 無制限、介護が重度化して保険給付の限度額を超えると全額が 自己負担となる。 介護保険の制約が少ないので全国的にどんどん新設されている。 |
入居施設 左では別の事業所として いるがこれは介護保険上 の建前、 その実態は、施設と事業 所@Aの経営者がみな同 じか同系列、 事業所@Aは施設の建物 の中か隣にあって、職員は 施設と事業所@Aの仕事を 兼務していることが多い。 従って外見は入所施設と 異ならない、 異なるのは 利用料のしくみと 重度化したときの対応 |
入所も入居もイヤ、つまり共同生活が絶対にイヤだとしたら、、 | |
訪問介護、訪問看護、デイサービス、短期入所など介護保険の在宅サービス を目一杯使うと、いろんな事業所のいろんな人の世話になる。 小規模多機能型居宅介護というサービスを使うなら、世話する人は おおむね決まった人になる。 これは、訪問・日帰り・泊まりサービスを一つの事業所が一括提供する サービスで、利用料は月額定額制(食費・宿泊費等を除く)、 一日につきいくら、又は一回につきいくらではない。 しかし、日帰りや泊まりサービスを利用しないときは、あなたの側には だれもいない。決まった日に訪問に来てくれるだけである。 あなたは、1人で或いは連れ合いと2人だけで、家で過ごさなければ ならない。その間のリスクは全部、あなたか連れ合いの負担となる。 逆に、日帰りと泊まりサービスを併せて毎日続けて一ケ月間受けることとし、 この契約を毎月更新すれば、実質的には「入所」することと変わらない。 この場合、利用料は月額定額の自己負担のほかに、食費・宿泊費等 の負担が生じるので、その総額は、入所したときの利用料と同じくらいか 少し高めになる。 小規模多機能型事業所は老人グループホームを併設していることが多い。 |
共同生活の制約は長生きの代償、身の安穏と家族の安泰! | |
以上を要するに、 認知症がキリに至っているあなたが、いつまでも「共同生活は嫌だ、 お上の世話にはならない」などと、入所や入居を拒んでいると 家族みんなが共倒れになってしまう。 歳をとったあなたが入所や入居の介護サービスを利用しても、 決して老後の恥にはならない、家族の恥にもならない。 要介護老人に居場所がなかったのは昔の話、今は 老人向けの入所施設、入居施設があふれている。 ただし、相部屋型特養(格安)以外は、どこも相応のお金が要る。 施設の種類、開設者、運営者、所有者はさまざま、利用料もさまざま、 だが、どんなに豪華高額の施設であっても「共同生活の制約」は免れない。 この世に「老後(末期)の楽園」はない。どこのパンフレットやホームページも 重度になった要介護暮らしの実態をいうことはない。 |
利用料と介護品質、、建物・調度よりも人手の質量次第、、 | |
介護サービスは人件費のかたまり、その品質は介護員の質と量 によって決まる。人件費の率が高ければ利用料は高くなる。 物でもサービスでも、値段が高ければ品質は良いのが普通だが、 そうではないケースがままあるのは介護サービスも同じ。 各種入所施設は、利用者30人の場合、介護員の配置は どこでも常勤に換算して最低10人が義務(法定基準)。 しかし、10人では現場が回らないので大抵のところは数人を 追加配置している。豪華高額の有料ホームなら法定基準の倍、 10人近くを追加配置しているところもある。 各種入居施設には介護員の配置に関する法定基準がない。 通常、昼間に見守り要員 1 名を配置しているだけでよい。 これは「住宅」であって「介護施設」ではないから、、。 住宅は国土交通省の管轄、介護施設は厚生労働省の管轄 入所又は入居してしまえば介護は終生となるから、寿命が来る までの支払い総額は、安いところでも巨額なものになる。 あなたは、自分の資力と相談しながら ・ 良いサービスを 「期待」 して高い利用料を払うか ・ そこそこのサービスで我慢して利用料を抑えるか、 ・ 抑えた利用料も工面できないときはどうするか、 ・ 逝く前の医療はどこまで受けるか、避けたい医療は何か を考えて、今後の生き方・死に方を決めておくのがよい。 |
どんな類型の、どこの施設に入るか、あらかじめ選択! | |
相部屋型特養以外なら どの類型の入所施設であっても比較的容易に入れる、 その利用料は施設の類型と事業者によってさまざま、、 このほかに終身介護をするという入居施設が山ほどある。 応分の利用料を負担するならすぐにでも入居できる。 相部屋型特養は 利用料が格段に安いために依然として入所は困難、 介護保険が始まってからはほとんど新設されていない。 ここしか選択の余地がない場合は、早くから特養に 強い介護支援専門員に頼み込んでおく。 あなたの資力と好みに応じてあなた自身が選択しておくと、 いざというときに家族は迷わなくて済む、すぐに行動できる、 後ろめたい思いをしなくてよい。 選択にあたって、あなたの体と頭の健康はこの先必ず劣化 することを忘れてはならない。 選択した施設がその時にはどう対応してくれるのか、 その費用はいくらなのかを、しっかり質しておく。 いきなり認知症になることはない、時間は十分! 自分で考えて 一筆 を必ず!それを身のまわりに周知! なお、入所施設のうち特養相部屋型は飛行機のエコノミークラス、 特養個室型とグループホームはビジネスクラス、 介護付有料ホームはエコノミーからファーストまでさまざま、 違いは介護員の質と量だけ、建物・調度は関係なし。 サービス付高齢者住宅、住宅型有料ホームなどの入居施設は、 同じく終身介護を謳っていても、その実態は施設次第。 |
終末期の医療、、他人任せは無責任! | |
終末期に至った場合、どのような医療をどこまで受けるかは、 医療技術だけではなく哲学、倫理、宗教、法制、、、そして、 あなたの処世観や死生観と深くかかわってくる問題。 しかし、重度の認知症で介護サービスを受けているあなたは、 そんなことをきっちり説明する力を失っている。 結果として、医療措置は家族任せ、医療者任せになってしまう。 その家族にもいろいろあって、その時々の利害関係によって 意見が大きく分かれることがある。 一方、わが国では、回復見込みのあるなしにかかわらず、 いかなる場合にも徹底した延命措置がとられることが多い。 その費用の大部分は医療保険、つまり国が払ってくれるが、 それが続く間のあなたの辛苦と生存の質、家族の心労は ほとんど考慮されない。 古希を過ぎて、延命を望まず天寿を全うしたいのなら、 あなたはその旨をあなた自身が書面にして残しておくべき! (ワープロ書面でもいいが署名と日付は自筆) その場合、「延命措置謝絶」と書くだけでは不十分、 して欲しくない医療措置は具体的に挙げておくこと! 「もう、これしかない」といわれたとき、本人の意思を明記 した一筆があれば、家族の意見もまとまりやすく断りやすい。 医療者も、後でイチャモンをつけられたときに証拠を示せる。 なお、医療措置を断れば退院を迫られる場合がある。 その時は、家族等に在宅医療に応じる医療者を探して もらって自宅で臨終を待てばよい。 その医療者に死亡診断書を書いてもらえば、 警察がうるさく調べに来ることはない。 |
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