京都 桜紀行


2003年3月30日 

今日は東京へ帰らなければならない。
朝からいいお天気。昨日はとても暖かかったから、一日でずいぶん桜も開いたんじゃないかな。

朝一番で、
京都御所へ。
ホテルに貼り出されていた「桜開花情報」によると、御所の桜は「咲き始め」ということだった。
「咲き始め」マークがついているのは、御所と醍醐だけだった。
京都駅から地下鉄で今出川町まで。渋滞知らずの地下鉄は本当に便利。朝早くから、駅前のタクシー乗り場は長蛇の列だったもの。

朝、早くにでたせいか、京都御所にもまだそれほど人はいない。
遠くから見ても、桜のピンク色が見てとれた。「うわ〜っ!咲いてるよ♪」

←こんな感じで咲いてました。
咲き始めっていうより満開って感じでしょ。

後から聞いた話だけど、御所の桜は京都でも一番早く咲くんですって。
東京でも新宿御苑が一番早く開花するというけど、皇室ゆかりの場所は早いんだろうか??

染井吉野はまだまだ蕾だったけど、枝垂れ桜はほぼ満開!本当にきれいに咲いていてくれた。
咲き始めだから、花の状態もきれいだし・・・。


→こちらは、池のほとりの枝垂れ桜
池の湖面は、グリーンの藻に覆われていて、そこに朝日がキラキラあたってとてもきれいだった。まるで桜のカーテンみたい。


京都に来て、ようやく桜とご対面。
正直言って、もう殆どあきらめていただけにこんなにきれいな桜と出会えて、本当に嬉しかった。



前の枝をぼかして撮ってみたのがこれ。
また、雰囲気がちがうでしょ。同じ物を撮っても、撮り方で全然違ったものになるから、カメラっておもしろい。

私の実家のほうも桜の名所はあるんだけど、殆どが染井吉野。
だから、桜っていうと染井吉野のイメージだったのね。でも、枝垂れ桜って染井吉野とは違う柔らかさとか優美さがあるような気がする。

この日の京都御所は人も多かった。
他のところはまだ咲いていないので、桜目当ての観光客やカメラマンで賑わっていたし、地元のひとも桜の下でお弁当を広げてお花見なんて光景もずいぶん見られた。

京都御所は、桜だけでなく桃も見事だった。
桃林には、薄ピンク、桃色、白と色とりどりの桃がまさに見頃を迎えていた。
今まで桃の花って、お雛さまのときに買ってくる切花でしか知らなかったんだけど、いろいろな種類があるんだな。
直線的な枝のものだけでなく、こんな柔らかなものもあるのを初めて知った。


午後2時に、御所を出発。駅に向かう。
今回の京都の旅は、桜が目的だったのだけど、京都には桜以外にもいいものがたくさんあることを再認識。
そしてまた、京都の桜は風情があっていいものだなぁということも・・・。

東京について、最寄の駅までダンナが迎えに来てくれた。
私を見るなり「ずいぶん楽しかったんだね」と彼は言った。どうやら私はニコニコ笑顔で帰ったようだ。

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