京都 桜紀行


2003年3月29日 その2

咲いていた桜は、高級料亭 吉兆の枝垂れ桜だった。
大阪の方の話だと、吉兆はすごくうるさくて、玄関のところで写真を撮るだけで追い払われるそうだ。
お客さんの出入りの邪魔になるかも知れないから、仕方ないだろうけど。
だから、写真を撮るには道路の向こう側からでないと撮れないということだ。
今、見ると全然たいしたことない桜なんだけど、この時は「桜が咲いている」っていうだけで、うれしかったなぁ♪

ここの桜を撮った後、天竜寺へ行った。
天竜寺は、桜も紅葉も見事なところ。でも、やっぱり桜はなかった。
大阪の皆さんはとっても親切で「この木の、この位置から狙ったらいい写真が撮れます」って、とても親切に教えてくださる。
このあと、小さな路地を入った駐車場に行ったのだが、ここにも1本だけ枝垂れ桜が咲いていた。
普通の住宅街の中にある小さな駐車場なので、人は誰もいない。
思う存分、木の下に入って写真を撮った。(思ったようなものが撮れなかったので掲載していませんが ^^;)
私たちだけで行くと、どうしても観光地や桜の名所にしか目が向かないけれど、観光と写真を撮るっていうのはやっぱり違うんだねと実感。


← これは嵯峨野の道沿いに咲いていたヤマツバキ。
この反対側には竹林が広がっていた。
桜ばっかりに目が行っていたけど、京都には桜以外にもいいものがたくさんあるんだな。
嵯峨野はいつ来ても、たくさんの人で賑わっている。
竹林を見ながら歩くと、本当に心が休まる感じがする。
写真を撮らなくても、ここを歩くだけでも充分満足できそうだ。




そして、バスで
大覚寺へ。
桜はようやく開き始めたところだけど、隣りのサンシュが満開だった。
赤と黄色のコントラストが、「春」っていう感じで心がウキウキしてしまった。

→ また、大沢の池のほとりには、柳の新芽が芽吹いていてこれもとてもきれいだった。
桜も春のイメージだけど、柳の新芽の淡いグリーンも春を感じさせてくれる。



こちらは、石仏。
何年くらい経ったものなのだろう。お顔もだんだんと磨り減ってきているようだけど、それがまた年月を感じさせてくれて実にいい味を出しているのである。

これで、今日の撮影はおしまい。
嵐山の駅まで戻り、みんなでお茶を飲んで大阪の皆さんとお別れした。
京都の桜を撮りに来たんだけど、京都は桜だけじゃないのがよーくわかった。ホントに楽しい1日だった。

ホテルに戻り、少し休んだ後、夕食に出かけることにした。
何か、昼間で堪能しちゃったせいか、ライトアップを撮りに行こうとは誰も言わなかった。
朝も昼も、簡単な食事だったから、夕飯はおいしいものが食べたいね。
タクシーの運転手さんに紹介された、円山公園の中の「
いそべ」へ行く。
ここは、予算に応じてお弁当や懐石料理がいただける。何といっても、円山公園の中だから、桜の時期にはいいところだろう。
有名な枝垂れ桜、もちろんまだ咲いていなかったけど、その大きさにビックリ〜だった。
夕食のあと、祇園の街をぶらついてみることに。
白川沿いの桜は、数輪開いていて、それがライトアップされてとてもきれい。もう1週間、遅かったらずいぶんと違っていたんだろうね。
でも、今日はとても暖かい一日だったから、この一日でずいぶんと桜も開いたようだ。
明日がまた楽しみ♪
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