京都 桜紀行


2003年3月29日 その1

今日は朝7時に出発。嵐山方面へと向かう。

Yさん、Kさんが昨日タクシーの運転手さんに「有栖川の川岸に、満開の桜の花が1本ある」と教えてもらったそうだ。
地図で見てみると、有栖川って嵐山へ向かう途中らしい。
バスの運転手さんにも聞きながら、有栖川の桜を目指した。運転手さんにいわれたところでバスを降り、歩くこと数分。

あった!桜だ!
でも、お世辞にもきれいな花とは言い難い。多分早咲きの桜なんだろう。もうとっくに盛りは過ぎていて、ほとんど散ってしまっている桜だった。
川の中にはゴミが浮いているし、川岸も汚い。写真を撮るような場所ではなかった。
有栖川って名前は、すごく高貴なイメージできれいな川を想像してたんだけど。
また、この桜のすぐ上には電線が通っていて、川の向こう側には会社の看板があったりして、めちゃめちゃ撮りにくかったのよ(泣)
それでもこの桜を逃したら、もう京都では桜は撮れないかもしれない。
そんな不安もあって、私たちはシャッターを押した。
花は赤みが強くて、かわいい花だった。


その後、嵐山に向かう。
桂川沿いは、桜の木が並んでいる。が、どれも蕾の状態。まだまだ開く様子はなさそう。満開の時はさぞかしきれいなんだろうな。

午前10時に阪急嵐山駅の前で、待ち合わせをしていた。
ご縁あって、大阪の写真クラブの方々と一緒に撮影に連れて行ってもらえることになっていたのだ。

やっぱり、地元の方と一緒だと心強い。「桜にはちょっと早かったけど、桜以外にもいいところがありますから・・」と、まず向かった先は岩田山。
渡月橋からすぐの山道を登ること約20分。(ちょっとこの山登りがつらかったけど)
いわたやまモンキーパークがある。
岩田山には野性の猿が生息していて、その猿を間近で見ることができる。
この網のところでのみ、えさをやることができる

休憩所の中では、猿のエサ(小さくきったバナナとかりんご、ピーナッツなど)が売られていて、窓にめぐらされた網のところでのみ、エサを与えることができる。

最初はちょっと怖いが、慣れるとかわいいものだ。
エサは外では与えないこと。猿と目をあわさないこと、というルールをきちんと守れば、大丈夫。
京都にきて猿?って始めは思ったけど、野性の猿なんて滅多に見れるものではないし、動物って表情があって本当におもしろいのだ。


休憩所にいろいろな猿の写真が飾ってあるのだが、新緑や紅葉と猿のコントラストがすごくきれいだったし、雪の中の猿の写真もすごくすてきだった。
京都に来る楽しみがまたひとつ増えたようだ。
また、ここに登る途中の山道には、ヤマツバキがきれいに咲いていた。私はゼーゼー状態で、とても写真を撮る余裕なんてなかったけど。


山を降りると昼食の時間。桂川の土手でコンビニのおにぎりを食べる。
写真を撮る人って、ゆっくり食事を楽しむ人は少ない。観光地の食堂はどこも混んでいるし、そんなところで待つ時間がもったいない。
確かに、陽の光ってあっという間に変わっちゃったりするしね。

川の向こう側に桜発見〜!早速移動する。
ここで、ラッキーなことが♪ 川沿いで舞妓さん、発見!
「写真を撮らせていただいてもいいですか?」と尋ねると「どうぞ」との返事が!
ラッキー♪ということで撮らせていただく。
でもね、本物の舞妓さんじゃないと思うの。お金を払うと、舞妓の格好ができるっていうビジネスがあるけど、そのお客さんだと思う。
だって、着物も帯もペラペラの安物だったもん。
だけど、女のコなら一度はこの格好してみたいよね。私だって憧れちゃうよ。
ま、今の私なら、きっと顔が浮いちゃうね。どうやっても「旅役者」にしか見えないだろうけどさっ。
やっぱり、これは若いうちに着ないと、絶対似合わないだろうなあ。

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