紅葉の磐梯高原


:2004年10月29日

東京駅8:37発のやまびこに乗り込む。グリーン車のシートはゆったりしてて快適。「グリーン車っていいねぇ♪」と3人で感動していたのでした。

東京ー郡山ってあっという間。10時には郡山駅に到着。早速、駅でレンタカーを借りる。
若いお姉さんが、車の返し方などいろいろ説明してくれたんだけど、私たち、思わず「ん?」って感じ。だって、そのお姉さん、若いのに思いっきり訛ってるんだもん。
その言葉を理解するのに、ちょっぴりアセアセっ!

今回の私たちの相棒は、小さくてかわいいヴィッツ。こんな小さい車初めて運転するので、最初は小さすぎて「ぶつかったら大丈夫か・・」なんて心配してたけど、小回りきくし、車内は意外にも広くてなかなか快適な足になってくれました。運転手はてけてけさんと私。免許のないりょーこさんは、助手席で名ナビゲーターとしてがんばってくれたのでした。

まずは母成グリーンラインという有料道路をめざし、車を進める。
今年の紅葉は例年より遅れ気味だそうで、ちょうど山の紅葉が盛りを迎えている頃だった。山肌が赤や黄色に染まっている様はすごくきれい。
「わぁ〜、きれいだねぇ」といいつつ、私たちは花より団子で、車の中では早くも大おやつ大会が開かれているのであった。
母成グリーンラインは、さすが有料道路だけあってすばらしい眺めだった。道の両側が紅葉していて、まるで紅葉のトンネルを抜けていくかのように道がつづいている。
でも、よくよく見ると、葉っぱはかなり落ちていたりして、近くで見るとあんまりきれいじゃなかった。今年は台風の影響か、色づく前に葉が落ちてしまっているんだって。
道に迷いながらも、達沢不動滝に到着。
途中から舗装もされていない細い道になって、本当に車が通れるのかと心配になったけど、滝のそばには何人ものカメラマンの姿がある。
それも、みなさんゴム長靴を履いて、水の中でも大丈夫さ状態で準備万端。ここって、カメラマンには人気の場所なのか??知らなかったんですけど。
滝はいいね。やっぱりマイナスイオンがいっぱい出てる気がするよ。滝のところに虹がかかってそれもすごくきれいだし。
達沢不動滝 男滝。 女滝もある。 岩に落ちたもみじ。しっとりとして素敵だった。

次は、磐梯レークラインを目指す。紅葉の有名どころなので、道路が混んでいるかなーと思いきや、意外なことに渋滞もなくスイスイと走ることができた。今日は金曜日だからかな。
もうお昼を回っていたので、お腹グーグー。車の中では、お菓子が減っていく速度に、さらに加速がついてすごいことになっているのだった。

お昼ごはんを求めて、車を走らせる。紅葉ポイントもいくつかあったんだけど、花より団子でノンストップ・・・のつもりだったけど、あまりにきれいな景色を見つけて、秋元湖を見渡せる駐車場で一度ストップ。
しっとりとした古寺の紅葉も捨てがたいけど、こうした山一面の大きな紅葉もいいよね。

しかし、私たちの興味は、ここの売店で売られていた巨大な舞茸。
天然の舞茸ってめったにお目にかかれるものじゃないし、買おうかどうしようかかなり迷った。
(買わなかったことに、後でかなーり後悔することになったのだ)


さてさて、車は中津川レストハウスへ到着。
時間はお昼を通り越して、おやつタイムに近くなっている。お腹すいているけど、ここで食べ過ぎたら夜のごちそうが食べれないかも・・・。
軽いものをと選んだのが、きのこそば。
いろいろな種類のきのこがたくさん入っている。スギヒラタケはないのかしら・・・なーんて、ちょっと心の中で思った。
(この頃、ニュースでスギヒラタケで急性脳症ってよく報道されてたもので)

食事の後は、紅葉ポイント「中津川渓谷」をカメラかついで散策・・・のはずが、人が多いのと、思っていたより紅葉がきれいじゃなかったのとであっさりあきらめ、次のポイントを目指すことに。


磐梯レークラインでは、いくつかの見所がある。そのひとつが、この三湖パラダイス
その名のとおり、ここからは秋元湖、小野川湖、桧原湖の3つの湖を一望できるというビューポイントだ。
っていっても、空がガスっていてあまりよく見えなかったんですけどね。
ガイドブックには「ここからの景色はすばらしい!」なんて書かれていたから、期待していったのにちょっとがっかり。




途中、紅葉がきれいなポイントに車を停めて、しばし撮影タイム。
今年の紅葉はイマイチっていうけど、こうして風景的に見れば、やっぱりきれいだよね。
ちょっとガスがかかっていたのが残念だけど・・・。
磐梯レークラインが終わると、五色沼はすぐだ。小学校の修学旅行が、会津だったので、その時に来て以来だなあ。ここは、光によって沼の色が変化と言われている。
五色沼という沼があるわけではなく、毘沙門沼、赤沼、深泥沼、弁天沼、瑠璃沼、青沼、柳沼を総称して五色沼と言うのである。
これらの沼には、遊歩道がめぐらされ3.6kmのハイキングコースになっている。まずは、地図とにらめっこして、計画を立てる。全部を回るとなると、もう暗くなって時間的に無理だ。
途中まで行って、引き返すことにしよう。そう言って歩き出した私たち。
まずは毘沙門沼へ。ここは五色沼の中で一番大きな沼だ。駐車場から一番近いので、とにかくすごい人!!
ゆっくり写真を撮るなんて感じじゃないのだよ。
毘沙門沼の青色がきれいだった 紅葉とススキ 秋ですねぇ

続いて、赤沼を目指して歩き出したけど、道が狭い上に、すれ違う人が多くて歩くのも大変。紅葉もあんまりきれいじゃないし・・。
その上、あちらから歩いてくる人が「たいしたことなかったねー。」なんて言っているのが聞こえてしまい、いきなりやる気なしモード突入。
そんなわけで、踵をかえして勇気ある(?)撤退となったのでした。


さて、お宿に向かいましょう。気分はすっかり温泉モード♪
猪苗代湖を通りかかったときに、夕焼け空が広がり始めた。どうせなら夕景もってことで、あわてて適当な駐車場に車を停めて湖のほとりへ向かう。
昼間は遊覧船やボートでにぎわう猪苗代も、日暮れには人ひとりもいなくて静かなものだった。
さすがに夕方になると気温もかなり冷え込んでくる。

今日のお宿は、磐梯熱海温泉の「四季際 一力」。近代的な大きなお宿だった。
食事の前に、まずはひとっ風呂浴びなきゃねー。

最初にセッティングされてた料理。
この後、どんどんどんどん出されたのであった。
女性向けの、凝ったお料理が多かったかな。
一皿のボリュームはそんなにないけど、
全部食べたらさすがにおなかいっぱいになる。
近くの酒屋で買って、持ち込んだ焼酎は
栄川(えいせん)酒造の『秘酎』。
日本酒の蔵元が作る焼酎って珍しいよね。
栄川の酒かすを使って作られた焼酎のお味は
まさしく焼酎と日本酒を足して2で割ったみたいな味。
ちなみに、ノースウエスト航空のビジネスクラスでは、
この栄川の純米酒が出されます。


食事が終わり、再びお風呂に入ってまったり〜。これから宴会・・って思ったけど、お腹いっぱいだし、ご飯の時に飲みすぎたのか、あんまりお酒が飲みたくない。
運転の疲れもあるのかな。なんだか悔しいんですけど。
翌日の作戦会議を立てるけど、「結局、明日の天気しだいよね」で終了。結構いいかげんなものだったりする(笑)。

一日の締めくくりに、温泉のお楽しみ、マッサージを頼んだ。
その気持ちよさに、悶絶★そのまま就寝。
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