冬の道東撮影ツアー4日間


2004年2月11日

今日もまたまた朝4時起き。
美幌峠からの朝日を撮る。
屈斜路湖は北海道で2番目に大きな湖だ。冬の間は、部分的に氷結する。

多分、今朝がいままで一番の冷え込みだったように思う。写真を撮っているときは、寒さも感じないんだけど、日の出を待っている間はやっぱり寒い。
アラスカに行くために揃えたものが、日本で役に立つとは思わなかったな。
幸いだったのは、風が全然なかったこと。吹きっさらしの展望台で風があったらやっぱり耐えられない寒さになるだろう。

大きな屈斜路湖の向こうから日が昇る。
太陽の光は、私たちの前に広がる雪原をピンク色に染めた。
雪は、きらきら輝いて、ダイヤモンドのように光る。
こうなると、寒さなんて忘れてしまうのよね。

こんなきれいな朝日は、早起きして、寒い中待っていた私たちへのご褒美としては最高のものでした。




中ノ島に霧がかかり、そこに朝日が当たっています。 とても幻想的。

ホテルの前に、「今朝の最低気温」を表示するボードがあった。
それによると、今朝の最低気温は、
マイナス22℃!! やっぱり寒いわけだよね。

←携帯電話で思わず撮っちゃいました。

朝食後は、白鳥の撮影だ。
屈斜路湖の周辺は温泉の宝庫。湖岸に沸く天然野天風呂が多いのである。温泉がでているあたりは、暖かくて凍結しない。そしてこのあたりに白鳥が多いところでもある。
特に、
砂湯はものすごくたくさんの白鳥が集まる場所だ




次は
硫黄山へ。

硫黄山は標高512mの小高い活火山で、茶色の地肌がむき出しの山麓から山頂にかけて無数の噴気孔があり、硫黄分を含んだ白煙が上がっている。周囲には硫黄の匂いが立ち込めている。
こんな冬でも、遊歩道で噴気地帯まで入ることができる。しかし、遊歩道をちょっと外れると、深い雪にもぐってしまいますけど。

白煙の形がどんどん変わるので、面白くて、どんどんシャッター押しちゃった。
でも、できあがったら全部煙の写真ばかり(あたりまえだけど)。

「霧の摩周湖」として有名なところだけど、冬はよく見える日が多いのですって。一番、霧が発生しやすいのは、6〜7月だそうです。

あ、ここではやっぱりゆで卵ははずせませんよね。それと、売店のソフトクリームもおいしいのです♪

午後からは、鶴居村に向かう。ここは丹頂鶴で有名なところ。
サンクチュアリで、初めて丹頂鶴の姿を見ることができた。雪原に舞うその姿は思っていた以上に美しかった。


優美なその姿に魅了され、いつまで見ていても全然飽きることはなかった。ずーっとこのまま見ていたいと思うくらい。
気品があって、気高くて、それで力強くて・・・。本当に美しい鳥だった。
野鳥に餌をやることにいろいろな意見があるようだが、丹頂鶴は人間が餌付けをしなければ、とうに絶滅していた種なのだそうだ。ここにいる鶴たちも、足に管をつけたものが多く見られた。
人間の保護の下ででも、いつまでもその種を保ってほしいものだと思う。

朝の寒い時間には、鶴のはく息も白くなるという。また、夕焼けの中の舞いも美しいだろう。是非、次はこの近くに宿泊して、鶴の魅力をじっくり堪能したいと思った。

楽しい時間はあっという間に過ぎる。帰りの飛行機の時間は決まっているので、名残惜しいけど帰らなければならない。
最後に途中で、夕焼けを撮影して、写真にどっぷりつかった撮影旅行は終わったのだった。

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