沖縄 西表島・石垣島 4日間


2004年9月22日


今日は、東京に戻る日だ。最後だからと、早起きして朝日を撮る。
砂浜で、犬の散歩をしていた土地の人に声をかけられた。「どこから来たの?」「東京です。」
すると、その方がにっこり笑って言った。「私もね、東京に住んでいたんだよ。仕事を定年になって、ここに移り住んで3年になるんだ。」
今では、家を買って、家の裏に小さな畑を作って、自給自足みたいな生活をしているそうだ。

私はまだ終の棲家を決められないけれど、この石垣島を終の棲家に選ぶ人の気持ちがほんの少しわかる気がする。
蒼い海と蒼い空。毎日、こんなにでっかい太陽を見ながら砂浜を散歩するのはとても気持ちがいいだろうな。
色鮮やかな花や、生き生きと育つ林・・。島全体が生命感に溢れている。
そして、東京のように、誰もが急いで生活しているって感じがまるでしないのである。何より時間がとてもゆっくりと流れていくような気がするのだ。
そこが、ここ石垣島の一番の魅力なのかもしれない。


今日は、東京へ帰らなければならないけど、気がつくと全然お土産を買っていない。
せっかく、ここまで来たんだもの。少しはお買い物もしたいよね、ということでまずは大型スーパーマーケットへ行ってみる。島とうがらしや、沖縄そばなど、この地方の食材を買う。
驚いたのはゴーヤが1本500円もしたこと!東京でもこの時期には1本100円くらいで売っていたのに、この値段ってどーゆーことっ??
って、騒いでいたら、通りかかったオバサンが「この前の台風でみんな落ちてしまったんよ。ゴーヤは路地物だからね」と教えてくださった。なるほど、そういうことね・・。


ホテルをチェックアウトし、石垣港のあたりに行ってみる。
このあたりは、たくさんのお店が並んでいて、買い物や食事にちょうどいいのだ。
ある、お土産物屋さんのまえにいたのがこれ→
ヤシガニである。かなりの大きさだけど、なんともグロテスクであまりおいしそうに見えないんですけど・・・
沖縄の名物だと思っていたのだけど、実はそうでもないみたい。
こちらの人は食べるには食べるらしいけど、決して日常的に食べているわけではないということだ。


商店街で、いろいろ買い物をしていたら、なぜかスパイダーマンがいた。
誰が何のためにこんな格好しているんだか知らないけど、暑いだろうにねぇ。
私なんて、半袖のTシャツ着てても、汗びっしょりだっていうのに。

お昼ごはんは、郷土料理のお店で。
生まれて初めて、ブタの顔(チラガー)に挑戦した。ゼラチン質で、お肌によさそう。あんまり癖がなくて食べやすかったわ。
そうそう、沖縄の料理って、意外にも薄味のものが多かった。塩辛いものとかは全然なくて、薄味でほんのり甘みがあるものが多いのね。
長寿の国っていうのが、何となくわかる感じがした。味が物足りない時は、からーい島とうがらしを加えると、味がぴりりとしまるのです。
あ、やっぱり魚は、寒いところの方がおいしいわ。


飛行機の時間まで、まだ余裕があるので、空港近くのドラゴンフルーツ農園に立ち寄ることにした。
ドラゴンフルーツって、初めて聞く果物だ。ドラゴンフルーツは中米原産のサボテン科の植物だというので、どんなフルーツかなって楽しみにしていったのに、ちょうど収穫のあとで、全然実がついていなかった。
これが、ドラゴンフルーツ畑なんだけど、実がなっていない(泣)
ドラゴンフルーツの実はこんなんです

またこれからも、実がつくそうなので、ついたら送りますということで、この場では購入できず。ちょっと味見をして見学終了。
ドラゴンフルーツには、中が赤いものと白いものとあって、切ってみないとわからないんだって。味は赤いものの方が甘いそうだ。
でも、もともと甘みがつよい果物ではなく、さっぱりとした果物である。でも、からだにはとってもいいんだって。

帰りは、石垣空港から那覇空港で乗継がある。
那覇空港には、「ディーエフエス那覇空港免税店」があり、国内旅行なのに、免税価格でお買い物ができてしまうのだ。なんだか得した気分〜♪


■旅を終えて
行きたいと思っていても、なかなか機会がなかった八重山諸島への旅を実現することができた。
朝は海から昇る大きな太陽を眺め、自然の美しさを堪能し、夜は満天の星空を見上げる。
忙しい東京に比べると、沖縄の島では、時間がとってもゆっくり流れているように感じられる。
そして、ここでは心がとても清清しくなる。手付かずの自然が私を癒してくれるのだろう。
忙しい毎日に疲れたら、ストレスが溜まってつらくなったら、またここに来よう。八重山のきれいな空気と美しい海と、大きな自然が私を元気にしてくれるから。


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