あざらしの赤ちゃんに会いに
カナダ マドレーヌ島とナイアガラ7日間
あざらしの赤ちゃんに逢いたくなってしまった方へ 実際にあざらしの赤ちゃんを見てみたい!と思った方へ、旅のアドバイスを少々 |
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1.日程を決めよう 会いたいのは生まれたばっかりの小さなイエローコートですか?それとも、丸々太ったホワイトコートですか? あいたい赤ちゃんによって、出発の日が違ってきますので、まず自分がどのあざらしに会いたいかを決めましょう。私は「小さなホワイトコート」と決めてましたので、3月6日現地着としました。 ホテルが一番込み合うのは、3月6日〜10日位です。 尚、マドレーヌ島には途中で1泊しなければなりません。帰りもどこかで1泊必要ですので、最低5泊7日の旅となります。 |
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2.手配をしよう ツアーの場合 年末頃から、各旅行社であざらしウォッチングのツアーが出されているようです。ツアーを利用する、しないに関わらずプランニングには参考になると思うので色々見ておくとよいと思います。 また、ツアー参加をされる方は、何名から催行されるのかもしっかりチェックしておきましょう。 個人旅行の場合 @飛行機の手配 2002年冬は、成田ートロント便が運休でしたので、バンクーバーでカナダに入り、そこから国内線を乗り継ぎました。冬のカナダは天候によって飛行機の遅延、キャンセルなどが多いですので、何かあっても対応しやすいようにすべてエア・カナダで通してチケットを買ったほうがいいと思います。 マドレーヌ島への飛行機はモントリオールとハリファックスから出ています。 ハリファックスからだと経由地なしで、直にマドレーヌ島に入れるので体力的にはとても楽ですが、便が少なく毎日飛んでいるわけではないようです。 また、マドレーヌ島発着の飛行機は35人乗りと小さい上に、一日2便しか飛んでいません。日程が決まったら早めに予約を入れることをお勧めします。マドレーヌ島はまだまだ知られていないので、旅行会社によってはわからないといわれるところもあるようです。空港コードはYGRです。正式名称はILES DE LA MADELEINEですので、これらを伝えれば調べてもらえるでしょう。 Aホテルの手配 マドレーヌ島には数件ホテルがありますが、あざらしウォッチングをやっているのはシャトー・マドリノというところです。ここは最低3泊からの予約となり、数種類のパッケージプランが出されています。 2002年シーズンの場合(いずれもツインで使用した場合の1人料金です。私が行った時は$1=約\91でした。また全ての金額は税金を含んだ金額です)
あざらしウォッチングに追加で参加したい場合は$345.08です。フロントにある申し込み用紙に、前日の夕方17:00までに記入しなければなりません。時間の指定はできません。どの時間に行けるかは20:00に発表されます。 まだ、あざらしを見れていない人が優先的に参加できるようです。 他のオプションは犬ゾリ$115.03 シーカヤック$82.82がありますが、いずれも現地で申し込みができます。 マドレーヌ島はフランス語が使われていますが、ホテル内ではどこでも英語でOKです。また日本人スタッフが駐在しており、言葉の心配はありません。 全食事つきだと、チップを気にしなくていいのは魅力ですが、ここの夕食は毎回コースなので、ボリュームがすごいのです。きっと全部食べきれないのでもったいないかも。 食事つきにしなくても、いつでもレストランは利用できますし、アラカルトで1品だけでも注文できますので、朝食のみプランで充分だと思います。 また、キッチンつきの部屋も用意されており、1日につき$10プラスとなります。食材は毎日ショッピングセンターへのシャトルバスが出ているので、簡単に調達もできます。長期滞在者やお子さん連れの方はキッチンつきがおすすめです。 B手配会社に依頼する場合 私は今回この方法で行きました。数社から見積もりを出してもらって比較検討すると良いでしょう。 会社によってはずいぶん値段にちがいがあるものです。 今回はカナダを専門にしているカナディアンネットワークに、飛行機、ホテルなどすべての手配をお願いしました。 カナダ専門というあって、いろいろな情報も教えていただけました。 また、現地で万一トラブルが起きた時も、現地のスタッフが対応してくれるので個人旅行でも安心です。 今回は、円安だったので、現地でドルで支払うよりも日本で円で払った方が結果的にお得でした! |
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3.防寒対策 あざらしウォッチングは氷の上ですので、もちろん寒いのですが、無料で防寒具を貸してくれます。 というか、ウォッチングにはこの防寒具を着なくてはいけないのです。というのは、このムスタングスーツは浮力があり、万一氷から海に落ちてしまっても、これを着ていると沈まずに浮き上がるという安心なもの。それに防寒効果も高く、暖かいのです。スーツと共に防寒靴も貸し出してくれます。 自分で用意しなければならないものは、まず帽子です。耳をすっぽり覆えるもので、風が吹いても飛ばされないものが良いでしょう。 また、スキー手袋のような防水性のある手袋は必携です。毛糸のものだと濡れてしまい、凍傷になってしまいます。 ただ、スキー手袋だとカメラ操作のような場合は都合が悪いんですね。カメラを操作する場合は、スキー手袋の下に、薄い手袋をはめるようにするとよいでしょう。 尚、このインナー手袋も何枚か予備を持っていると、濡れてしまった時に便利です。 また靴下も2枚重ねて履くようにしましょう。寒さは足元からやってきます。 寒さを心配する方も多いですが、寒い時はたくさん着込めば大丈夫。 私は寒冷地用インナー、ハイネックのフリース、厚手のフリース。下半身は、寒冷地用ももひき、フリースのパンツ、靴下2枚重ねに腰の部分に2つ使い捨てカイロを貼り付けていました。 寒冷地用インナーがない場合は、普通の長袖シャツ(ババシャツ)を重ね着すれば問題ないです。 下半身も厚手のタイツにももひきなどでも良いと思います。 あると良いものは、フェイスマスク。やはり外気に触れている部分はピリピリしてきますので、すっぽり顔を覆えるものがあるとよいでしょう。ない場合は、マフラーなどでなるべく外に出る部分を少なくしましょう。 そういう意味ではゴーグルやマスクも良いと思います。 それから、これは当然ですが氷の上にはトイレはありません。ヘリに乗る前にしっかりすませておきましょう。 |
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4.その他・・思いつくままに
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次回行く時は・・ 今回は3泊4日の滞在でしたが、もし時間がとれるのなら、もうすこし長く滞在したいと思いました。 あざらしの赤ちゃんは1日ごとに大きくなるので、もう少しいられたら、小さなホワイトコートと、まるまる太ったホワイトコートの両方が見られることでしょう。泳ぎの練習を始めた赤ちゃんも見てみたいものです。 2002年は前半は天気も氷の状態も最高で、みんながあざらしを見れたのですが、後半は天気が崩れ、あざらしを見れずに帰国した方もいらっしゃるようです。 また、ある年は、暖冬のため前半は氷が全然なかったということもありますし、また逆に後半には氷が溶けてしまっていたという年もあったようです。 やはりお天気が一番のキーポイントですね。日頃から行いをよくしておきましょう! |