童話世界 中国 九寨溝&黄龍6日間
2005年9月22日 その2 | ||||||||||||||||||||
パンダ繁殖基地を堪能して、成都市内に戻ったのはもうお昼近く。 今日のランチは、四川名物麻婆豆腐にしましょう。
まずは望江楼公園へ。 ここは成都の錦江の西岸にある唐代の女流詩人薛涛ゆかりの公園だ。 清代の光緒15(1889)年に薛涛をしのんで建てられた高さ30m余りの優美な4層の楼閣、望江楼(崇麗閣)を中心に詩人にゆかりの詩吟楼、竹園などが配置されている。 薛涛は竹が大好きで、そのため公園は竹を特色として百数十種の竹が集められており、別名「竹の公園」とも言われている。
次は、有名な三国時代の名勝旧跡である武候祠へ。 三国時代には魏と呉と蜀の三国が鼎立していてこの当たりは蜀と呼ばれていました。曹操は魏を、孫権は呉を、そして劉備は蜀の国を建て成都が当時の都だった。 諸葛孔明や関羽や趙雲や張飛などが当時の英雄として有名ですね。 武候祠には諸葛孔明と劉備が祭られている。 もともとは劉備を祭った「昭烈廟」が建てられていたが、それと並んでを諸葛孔明を祭った「武候祠」が作られ、この二つは合併して「漢昭烈廟」と言うようになった。(←) しかし諸葛孔明のほうが、劉備より人気があり、その後「武候祠」と呼ばれるようになったのである。
ここには、蜀国の歴史上の人物の塑像が28体が並んでいる。 他にも、石碑や額などが展示されており、三国志ファンにはたまらないところ。 特に、日本には熱烈な三国志ファンが多いそうで、これには中国の人もビックリなんだって! 私も、以前に熱くなって三国志は読んだんだけど、ここの塑像を見てなんだか複雑な心境。だって、それまで想像していたのと全然違う容貌なんだもん。 武候祠から、赤壁に囲まれた静かな小路を歩いていくと、劉備玄徳のお墓がある。 恵陵といわれる劉備玄徳のお墓は、高さ12メートルの小山で、周囲には180メートルの塀が張り巡らされている。 二人の夫人も一緒に葬られているそうだ。 続いて、杜甫草堂へ。ここは、唐代の大詩人杜甫の住居跡。 759年、安史の乱を避けるために,杜甫は家族を連れて成都に移り,親友の助けをかりて、藁葺きの家を建てて4年ほど住んでいた。 もちろん建物は再建されたもの。
藁葺きの屋根があり、中に「少陵草堂」と書かれた石碑がある。 「少陵」とは杜甫が以前に住んでいたところの地名で、杜甫がよく詩の中に「杜少陵」「少陵野老」と自称していたことから「杜甫草堂」は「少陵草堂」とも呼ばれているそうだ。 その屋根となっている藁葺きは当時の杜甫の家の茅葺きと同じにするよう造られたもので、石碑と一緒に「杜甫草堂」のシンボルとなっている。 観光客の記念写真スポットなんだって。 |
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観光の後は、おみやげ等のショッピング。 そして、夕食は四川の名物料理である火鍋を食べてみることにした。 昼間の麻婆豆腐同様に、からーーいけど、麻辣(激辛)と白湯(まろやか)の2種類のスープがあるから、辛いもの苦手な人でも大丈夫。 食べ方は、日本のしゃぶしゃぶとよく似ていて、具材をお好みのスープで煮て、タレにつけて食べるというもの。 このタレ、実はタレではなくて、ごま油。 ごま油の中に、塩少々と、にんにくのみじん切りをいれ、あとはお好みで香菜やねぎ、黒酢、砂糖、味の素などを加えるもの。 見た目にはものすごい油っぽく見えるのだけど、火鍋スープの各種スパイスとごま油の風味が渾然一体となって実にまろやかな味わいとなるのだ。たっぷりつけても少しも油っぽく感じないから不思議! 具材もお好みでいろいろ選べる。肉、魚介類、野菜、豆腐や湯葉など。 変わったものとして、豚の血を固めたものとか、豚の脳みそとか、アヒルの胃袋とか、蛙なんてものもあったけど、とても挑戦できず。さすが中国、何でも食べるのねぇ。 ちょっと変わったところでアヒルの舌に挑戦してみた。高級品らしいけど、そんなにおいしいってものでもなかったなぁ。あと、うなぎを頼んだら、さばいたままの血だらけのうなぎがでてきてちょっとビビッた。
でも、辛いけど、本当においしいの。 中国最後の晩に、おいしいディナーをいただけてすっかりご満悦の私たちだった。 これで私たちの中国の旅は終わり。 翌日無事、帰国の途に着いたのだった。 |
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