童話世界 中国 九寨溝&黄龍6日間


2005年9月22日
ホテルのレストランで朝食。
中国に来てからずーーーっと中華料理が続いたので、久しぶりのトースト&コーヒーがとってもおいしかった。

ホテルを9:00に出発。九寨溝は寒かったけど、ここ成都は30℃近くあるうえ、蒸し暑い。
今日は、この旅のもうひとつの目的である
成都大熊猫繁殖基地に行くのだ♪ここは成都市街から車で約45分。

このパンダ基地は、四川省のパンダの保護と繁殖を目的として設立された。
野生パンダの生活環境をそのままに再現し、パンダの発育に応じて成体、亜成体、幼体飼育区を作り、そして、パンダ博物館及びサービスセンターがある。
ここでは一流の設備と専門家及び技術者を揃えており、人工授精によるパンダ繁殖事業において、目を見張る成果を収めているのだ。

入り口 パンダ像 近代的な保護センター

入り口を入ると、パンダ基地らしく竹薮が広がっている。パンダの飼育場所は、入り口から10分くらい歩いたところである。

いたいた〜♪パンダだ〜♪
動いてるぅ〜♪
日本の動物園で見るパンダって、たいてい寝てばっかりで、あんまり動いてるの見たことないんだもん。
じゃれあっているパンダは本当に可愛くて、ぬいぐるみみたい。いつまで見てても見飽きない。

ここでは、お金を払うと(というか、寄付すると)パンダの赤ちゃんを抱っこできるのだ。
パンダを抱っこして、写真を撮って800元。このお金は決して安くはないと思う。だけど、パンダだよ、パンダっ!抱っこできるんだよ!
日本だったらガラス張りで見ることしかできないパンダを、抱っこできるってすごくない?全人類の憧れじゃない?(オオゲサ?)
そう思うと、この金額でも払ってしまうのだ。(ちなみに、2002年は100元/1人で、2003年は200元、2004年は400元だったそうです。年ごとに倍に値上がりしてるんですね)

「大熊猫産房」とかかれた入り口の門は鍵がかけられており、普通の人は入ることができない。
(← こうやって、中をのぞくことはできますが。)
ここで、パンダを抱っこしたいと申し込むと、鍵を開けてもらえるのだ。
入り口を入るとすぐに、靴のカバーをつけ、使い捨ての割烹着のようなものを着せられる。手にはもちろんゴム手袋。
これもパンダを守るためなんでしょうね。





待つことしばし・・・。
赤ちゃんパンダが連れてこられた。

げ・・・・、でかいじゃん!!これが正直な気持ち。
赤ちゃんパンダっていうから、もっと小さいかと思ったのに。生後7ヶ月のパンダだそうだ。体重約30キロ!!
まず、私が椅子に座り、その膝の上にパンダを置いてもらう。お、重い・・・(汗)
でもね〜、念願のパンダを抱っこできて、めちゃめちゃ嬉しいのデス。
もっと獣臭いかと思ったけど、臭いはほとんどなかったのが意外だった。
もちろん、ダンナに「ちゃんと写真撮ってね、ビデオも撮ってね」と頼んでおいた。どの写真を見てもニッコニコの私です。
(だけど、ほとんどの写真がピンボケで、あとから機嫌悪くなりましたけど 笑)


だけどね、このパンダ、じっとしていないんですよ。
私の膝の上で暴れだし、下にずり落ちてしまうの。重いので私も支えていられないんだ。
その度に、飼育係の人たちが膝の上に上げてくれるんだけど、機嫌が悪いパンダはだんだん暴れだし、そのうち私の手を噛みだした!
でも、甘噛みというか痛くはないんだけどね。慌てたのは飼育係の人たち。パンダの好物、笹を持ってみんなでご機嫌取り→
結局、それでもダメで、このパンダは退場となったのだった。
驚いたのは、飼育係の人の中に、日本人がいたこと。
聞けば、日本から「パンダ飼育ボランティアツアー」っていうのがあって、成都に滞在し、毎日パンダの世話にここに通うんだって。
夏氷ちゃんは「高いお金を払って、パンダのボランティアをしに来るなんて信じられない!」って言ってたけど。(笑)


赤ちゃんパンダを抱くのに800元も払いたくないって言う人は、1人200元で大人のパンダと並んで写真が撮れる。
だけど、1人200元だから、夫婦2人でパンダと写るなら400元が必要になる。
この子は、写真撮影にご出勤のパンダ。この子の隣に座って写真を撮ることになる。
やっぱりパンダをじっとさせとくには、餌(りんご)が必要なんでしょうね。




赤ちゃんパンダ飼育エリアでも、数頭のパンダが遊んでいた。
でかいじゃん・・・
ちょうどこの時期には、小さい子がいなかったらしい。(泣)

あ、ここに来るには、朝一番で来ないとダメですよ。
朝ごはん食べて、遊んだあとは、パンダも眠くなりますから。
この子も、ジャングルジム(?)で遊んでいたのだけど、そのままお休み・・zzz

そっか、日本でパンダがいつも寝ているっていうのは、動物園に行く時間が悪かったんだ!と、ここで気づきました。

次は、レッサーパンダの飼育エリアへ。
ここのパンダ基地では、レッサーパンダも飼育されている。パンダは大熊猫というが、レッサーパンダは小熊猫というのだ。
パンダを見た後だと、レッサーパンダって小さいね
パンダエリアから見ると、ずいぶん人が少ない。
ここでは、レッサーパンダも抱っこすることができる。寄付は100元!何とパンダの1/6だよ!
でも、抱っこする人はあまりいないのか、飼育係のお兄さんも「抱っこしない?」って何度も声をかけてくる。パンダの時には何にも言われなかったかったのになぁ。
やっぱり人気ないのかなぁ。そういう私も、パンダで大満足したせいか、レッサーはいいやってパスしてしまった。
今から思うと、せっかくだから、レッサーも抱っこしてくればよかったなぁ。

そうそう、パンダ博物館は必見。
パンダに関する貴重な資料が盛りだくさん。パンダの骨格標本、内臓の標本、パンダの出産や飼育のビデオなど、世界中でここでしか見れないものが盛りだくさん。

●ひとくちメモ
成都大熊猫繁殖基地は成都市街から車で約45分です。
ここに行くなら、朝、早めに行きましょう。
朝のうちなら、パンダはまだ起きていますが、時間が遅くなるとお昼寝タイムに入ってしまうのです。どうせなら、動いてるパンダを見たいですよね〜。
2005年9月現在、成都パンダ繁殖基地ではパンダを抱っこするのは1人800元(日本円で約11,000円くらい)と高めですが、臥龍のパンダ公園では1人200元だそうです。
ただ、パンダの健康状態等によっては、抱っこできない日もあります。

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