紅葉の京都を訪ねて

１１月２７日 朝から快晴。 前の2日間がいまひとつのお天気だったので、お日様を見ると嬉しくなってしまう。 今日は帰る日だから、あんまりゆっくりはできないのが残念だ。 ちょっと出発が遅くなっちゃったので、タクシーで京都御所へむかう。御所の拝観は予約しないといけないのだが、今日の目的はお庭。京都御所の大銀杏の写真が撮りたかったのだ。 運転手さんに「大銀杏の木ってどこにあるかご存知ですか？」と聞いたが、ご存知ではない様子。とりあえず適当なところで止めてもらう。 「天皇陛下がお使いになる門」のところで降ろしてくださった。 広い苑内をうろうろする。しばらく歩くと、大きな銀杏の木が・・・。 でも近くの幼稚園の園児達がその大銀杏の木の下で遊んでいて、残念ながら撮影ならず。ふわふわの黄色のじゅうたんは気持ちよさそうだったな。 京都御所では、ゲートボールを楽しんでいるお年寄りや、ジョギングしている人もいるし、幼稚園の園児達もいる。 きっと市民の憩いの場となっているんだろうな。 また、ここには水鳥も多く生息しているようでカメラマンにも人気のスポットらしい。 ここは、紅葉スポットというわけではないので、観光客の姿はほとんど見られない。 三脚も使えるし、写真を撮りに行くにはいいところだと思う。ただ、苑内はすっごく広いので歩くのがタイヘンなんだけど（笑）

京都御所を後にして、次はどうしようかと考えた。最初は西本願寺の銀杏を撮りに行こうかなと思っていたんだけど、京都御所の職員の方が、「東福寺はいいよ」と言ってられたしな・・。のりもの便利帳で見ると、京都御所から東福寺までバスで1本で行けるじゃないの。 それなら行ってみようと東福寺へ向かう。 東福寺のモミジも盛りを過ぎていると聞いていたので、それほど期待はしていなかったんだけど、本当に綺麗。 きっと盛りの頃には、燃えるような紅葉だったんだろうなって思う。今度は、ベストシーズンに訪れてみたい気がした。 さすがに紅葉の名所だけあって、多くの観光客で賑わっていた。

さて、そろそろ京都駅にもどらないと。 JR奈良線で一駅なので、あっという間に京都駅到着である。

今年は紅葉の当たり年と聞いていたが、本当にきれいな紅葉を楽しめた。 例年より1週間ほど紅葉が早まったということで、盛りはすぎていたけど散りかけの紅葉の美しさを知ることができた。 やっぱり京都はいいね。関東や東北の紅葉とは違うんだよね。やっぱり古都の秋はしっとりとした風情があるわ。 今回は一人旅だったせいもあるのか、いろいろな方から話しかけていただいた。写真のこと、京都のこと、おいしい食べ物のことなど、親切な方から色々な情報を頂いてずいぶん助けられた旅となった。 旅先で、人の暖かさに触れると本当に嬉しいものだし、安心した気持ちになれる。 見事な紅葉と人の暖かさに触れることができた今回の旅はとても楽しかった。来年はカナダの紅葉を見に行きたいななんて思っていたけど、やっぱりまた京都に行こう！と決心したのだった。

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