”サントリー山梨ワイナリー”
ワインができるまで,その登美の丘の環境
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  • ワイン専用の葡萄(ぶどう)は、生食用の葡萄とは、違う条件が必要です。   糖度が高く適度な酸味があることが要求されます。果粒の大きさは、小さい方が望ましいです。
    なぜか?果皮に香味成分や色素などワインに有用な成分を多く含んでいるからで す。

  • ワイナリーの年間日照時間は、全国平均1990時間を上回り計測した結果2618時間 になり畑は、太陽に恵まれた南向きの斜面に広がっています。

  • ワイナリーの平均気温は、12.6度と冷涼な気候でこれは、ワイン専用葡萄にとて 大切な酸をもたらします。

  • ワイナリー降水量は、970ミリで全国平均のほぼ半分です。葡萄の実に栄養分を 凝縮させるには、乾燥した、気候が望ましいです。

  • ワイナリー日光差は、9〜10月の成熟期における昼夜の温度差は約10度あり これは、この差が大きければ大きいほど葡萄の糖度が高まります。

実らせたいならまず土台から
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  • 土台といてもワイン作りには、土のことです。このワイナリーでは、科学肥料を 使用しずに有機肥料のみ使用して栽培しています。主に窒素成分の少ない「完熟 有機たい肥」を使っています。

  • 水の排水・葡萄が多くの水分を吸い上げてしまうと果実は、水分ぶとりになり 凝縮した実を得る事ができません。そのために地下にパイプを張り巡らせ排水 に気をつかいます。

  • 土の裏ワザ
    土には、たい肥以外にも「影の立役者」それは、化石石灰。 石灰質土壌を好むシャルドネ種を葡萄畑に散布すると、貝殻の ミネラル分をすって葡萄の甘味がまします。

  • 土に栄養を撒いたら今度は、スーパーソイラーと言うトラクターで 土を抱えて振動させながら土を柔らかくまた排水をよくします。 土が柔らかくなったために葡萄の根が酸素を吸収しやすく、土中の 微生も活発になり、土自体か元気になりなす。

  • 土を生かすため急斜面が多い畑には、土壌の流亡を防ぐために蔦など 草生栽培をすすめ、タンポポは、根が深く斜面の土止めになりまた、 余分な窒素分を吸収して、土壌のバランスを整える植物です。 そのため3〜4月の畑は、タンポポの花で黄色にそまります。

  • タンポポとは、反対に菜の花も葡萄には欠かせない。菜の花は、チッ素肥料 が不足している畑、に植えられ、花が終わるとそのまま録肥になります。
    ワイナリー畑は、3〜4月に行けば見渡す限り黄色い花々が咲いている。

貯蔵・熟成・瓶熟成
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  • 醸造は、葡萄畑のふもとにあり、収穫した葡萄をすぐに仕込む事ができる。 温度管理ができるステンレス製の大型タンクや品種別・畑別に仕込む中型、 小型のタンクをそろえ、葡萄の個性やワインの品質に応じて仕込みを行います。

  • 樽熟成は、毎年フレンチオークという新樽を入れ熟成させています。

  • 瓶熟成は、ワインにとって大切な要素で、瓶の中でワインは、ゆっくり熟成 しています。それには、条件があり湿度が比較的高いところ、湿度が一定に 保られて、光や振動を避けるなど十分な管理条件が必要です。

    資料参考{ワインワイナリー図鑑}
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