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2002.11
第4回 薬剤師さんのホームページだよ!

今回は薬剤師さんが作っているホームページってことで紹介します。日本全国たくさんの薬剤師さんがいて、厚生労働省統計表データベースシステムhttp://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/index.htmlには、平成12年度医師・歯科医師・薬剤師調査で薬剤師の総数は217,477人(そのうち病院・診療所の従事者48,150人、薬局の従事者94,760人)となっています。
その中で何百、何千個ものホムペが作られていると思うんですが、ほんの少し紹介しましょう。


「To Get Drug Information 医薬品情報をゲット」

http://www.biwa.ne.jp/~kozai/
第20回日本病院薬剤師会近畿学術大会で「医薬品の適正使用を目指したインターネットの活用法」という演題で発表されておられたので、ああそう言えば!っていう人もいるでしょう。サイトの管理者は、彦根市の病院薬剤部の小財郁男さんです。


「このサイトは、インターネット上に自分の仕事(病院勤務薬剤師)に活かせる情報がないかと探して、リンク集を作成したのがはじまりです。1997年5月5日にオープンしました。基本的には、自分にとって必要な情報のリンク集です。だから、人によっては、不満だらけのリンク集かも知れません・・このページは、緊急性のある情報が、新聞・TV等で報道された時には、医療関係者は既にその詳細を知っている必要があると考え、スピードをモットーに作成しています。」と書かれているように情報の更新は早く、ほとんど毎日更新されておられる時も多いです。コンテンツは、「医薬品情報の探し方」 、「私の選んだ医療関係(医療情報)リンク集」などご自身が毎日チェックするのに使われてるんだなあと伝わってくるクールですっきりしたサイトですよ。


薬剤師のための輸血ノート

http://members.tripod.co.jp/sue2400/
サイトの制作者は、総合病院岡山赤十字病院薬剤部の末廣さんです。
「私は病院の薬剤部で血液を担当していろいろ勉強しました。その仕事のほとんどがまさに薬剤師として未知の体験であると言っても過言ではないと思われます。そこで出来るだけ簡単に血液とその取り扱いについて解説をしてみたいと思います。」と言う事で、コンテンツは、「血液について薬剤師として知っておいた方がよいと思うこと」、「照射装置がなぜ薬剤部にあるか」、「赤血球の混入---血小板が来てみて「あっとびっくり!」イチゴミルク状態のものを見たことはないだろうか?」、「楽勝 アルブミン!!アルブミン製剤は1g当たりの値段で比較するとFFPより割安!! 」等読みやすいものから血液の運用、管理、日赤医学会での発表まで盛りだくさんです。



Digital Drug Data

http://www.yo.rim.or.jp/~tei/
1996年開設のこのサイトはあまりにも有名ですね。開設者は、大阪府立病院薬局勤務、Nifty FDRUG SysOp、日本病院薬剤師会広報部部員でもある、丁 元鎮さんです。


コンテンツは、「これは使える:医薬と趣味の精選リンク集」がメインで、●医薬・医療情報(国内)(海外)、●オンライン医学講座・教科書、●Evidence-Based Medicine(EBM)/コクラン共同計画、●世界の医学一流ジャーナルを読む、●医学文献検索とその整理等です。
最近は、あちらこちらに医療関係のリンク集がありますが、私がインターネットをし始めた1996年頃は、医療サイトのリンク集もなくて、このサイトを見つけた時には超うれしかったのを覚えています。見つからないものはないっていうくらいの情報量の最近のインターネットと違って、当時はパソコン通信からインターネット普及への過渡期で、ネット上の日本語の情報量は少しだけ、情報の荒野っていう状況だったと覚えていますが、このサイトに出会い、ネットでオアシスを見つけたって感じでリンクされたサイトにアクセスしまくりました。いまさらですが、この場を借りて御礼申し上げます。


まだまだ、紹介したいサイトがありますが、紙面もつきましたので今回はこの辺で!
See you online soon!