その6 赤の情熱!本塗装



さて、今回はドッキドキの本塗装に入っていきます。
今まで灰色だったり、白一色だったりしましたが
いよいよサボイアが一気に形になってくるはずです。
楽しみですね。


使用する色は「イタリアンレッド」
フェラーリのような鮮やかな赤です。

広い面積の部品はスプレー、小さいものは筆塗りでいきます。


艇体と主翼部分をスプレーで塗装。

厚塗りにならないようにサッ、サッ、と薄く何度も
吹いていくのが吉。


フロート、方向舵、そしてエンジンは筆塗りで塗装。
結構厚塗りにしないと下地の白が透けてしまうようです。


スプレー塗装後の艇体と主翼。

もちろん主翼はひっくり返して裏側も塗ります。


あれれ。水平尾翼に細かいツブツブが・・・
どうも下地の白を塗った時に細かい気泡が出ていたようですな。

ここはペーパーで修正し、再塗装しましょう。


エンジンを塗り分け。
ラジエーターはシルバー、スリットはつや消し黒です。

スリット部分の塗装は、はみ出し覚悟で塗っていき
その後レッドではみ出し部分を修正しました。


排気管は黒鉄色で塗装。


排気管を取り付けて、エンジンの本塗装完了!
我ながらなかなかいい出来かも。などとほくそ笑む。

ちなみにプロペラは最終組み立ての時に付けます。


プロペラはこんな感じ。


ここで新兵器投入。
モデラー少年の憧れ、ピンバイスです。
小学生の時にやけにこれに憧れてました。
ガンダムのプラモデルのリベット部分をピンバイスで表現、
なんてのを本で読んで「かっちょええ〜」と。
でもピンバイスはガンプラよりも高い。
当時の小学生にとっては高級工具だったわけです。

その憧れが20数年ぶりに今ここに・・・


そんなピンバイスでどうしてもやってみたかった小ワザ・・


排気口を表現!

これはスカパーで「プラモつくろう」という番組を見てたら
出てたワザです。
これをみて「かっちょええ〜」と。
頭の中は小学生のときとあまり変わってないみたいですね(笑)

0.8ミリのドリルで穴をあけてみましたが、ちと小さいかな?
排気管がやけに肉厚に見える。
1.0ミリくらいがいいのかも。あとで広げとこう。


フロートの塗り分け。

フロート下部は木材にニス塗りという設定。
これをデザートイエローで表現。
はみ出しまくって、何度もレタッチを繰り返してます。

右側のフロートのステー部分はヤスリがけの時に折ってしまって
瞬間接着剤でくっ付けといたんだけど、塗装の時にまたポロッと
取れてしまいました。
ここは最終組み立ての時にくっ付けます。


同じように艇体下部をデザートイエローで塗装。
こっちも筆塗り。


コレは何かと申しますと、燃料ポンプ。
ちょうど操縦席の左側に付いています。
上は米粒。
燃料ポンプはプロペラで風を受けて動く仕組みになってるようで、
米粒よりも小さいプロペラの塗り分けを強いられました。
人間国宝ばりのテクニック。


艇体の先端の銃口周りと、操縦席周囲をつや消し黒で塗り分け。

これで艇体の本塗装も完了!

モールドへの墨入れをどうしようか迷ったけど、このままでも
いいかなと。


主翼下面の緑と白のラインはデカールで表現します。

ファインモールドのデカールはとにかく薄く、破れやすいことで
有名なのだとか。


恐れていたことが起きました。

垂直尾翼のデカールを貼った際、方向舵の部分のデカールが
ぶっちゃけてクチャクチャになっちゃいました。


破れた部分を塗装でカバー。

他の方のサボイア製作記を見ると、ココの部分で手こずるケースが
多いようです。
いっそ全部塗装で表現した方がいいのかも。


最終的に垂直尾翼はこんな感じで。

グリーンの部分が若干はみ出てるんだけど、カッターなんかで
修正した日にゃ、さらに事態が悪化しそうだったので妥協。


細かい作業はまだ続く。
コレは単眼鏡ってやつ。
機銃の照準に使用するものです。

本体はつや消し黒、レンズ部分はシルバーで表現。
じつは一回ポッキリと折ってしまってます。


単眼鏡と風防を取り付け。


操縦席周りはこんな感じになりました。


付属のスタンドも組み立てて、全体を黒鉄色で塗装。


パーツを仮組して、スタンドにのっけてみました。

おお〜!それっぽくなりましたねぇ。
これで完成でもいいんでないの?


さて、ココからまた運命の分かれ道。
このままの状態で完成させるか、わざと汚しを入れてリアリティを出すか。

自分は新品同様のピカピカの状態が好きなので、とくに汚しは入れずに
このままクリアーを吹いて仕上げ、最終組み立てに行こうと思います。

なお、「紅の豚」の監督と同じ名字の人から
「カーチスに撃墜された状態を表現してほしい」
とリクエストされましたが、あっさり却下であります。

ではまた┌|∵|┘




その7 最終組み立て!