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Wonderful Go! Go!

◇要約版◇


ふくしまFM (81.8MHz)
2006.11.21 Tue 13:30〜15:55


Wonderful Go! Go!
「 Wonderful People 」

DJ:中田美香


ゲスト:今井美樹




 中田美香がお送りしています「ワンダフル・ゴー・ゴー」。今日の「ワンダフル・ピープル」は、今井美樹さんです。ようこそおいでいただきました〜♪

 こんにちは〜♪ はじめましてよろしくお願いします♪

 颯爽とスタジオに入って来られて、カッコいいなぁ〜!と思って。

 いやいやいや。(笑)

 私がず〜っとブラウン管で観てた姿と全く変わらず。

 そうですかぁ?(笑)

 でも本当にお変わりないですよねぇ。

 そんなことは実はないんですけどね。(笑)

 でも何かこう、維持するために、体動かしたりとかはなさってるんですか?

 あのね、「維持するため」というよりも、やっぱり、この歳になってくると、たとえばライブで、ステージやったりすることとかもそうなんですけど、気持ちよく仕事するためには、やっぱり体のコンディション整えておかないと、本当にだんだんこう、「ガクっ」ときちゃったりとかするもんですから。それでねぇ、ある時期からトレーニングはすごくするようになったんですけど。今はね、プロモーションですごく忙しく・・・(笑)

 (笑)

 プロモーションとレコーディングがものすごくあったんで、今年の夏から。ちょっと(トレーニング)できないんですよね〜。

 本当にレコーディング終わってすぐで、だからもう最近、テレビをつけても、ちょっと意外なところで今井さんを、発見したり。(笑)

 そう。(笑) 私自身そう。(笑)

 雑誌とかラジオとかいろんなところで。(笑)

 そうなんですよもう。ありとあらゆるところに出没をさせていただいたりね。(笑)

 でも久しぶりのプロモーションっていうのいかがですか?ご自身では。

 あのねぇ、やっぱりこう「あ〜久しぶり」っていう人たちとお逢いできるのはすごく楽しいし。で 今回のアルバムは本当に、自分で 自信作と言っても過言ではないと思うんですけど。(笑) 本当にすっごくハッピーなアルバム、自分でこれと出逢えてよかったと思うアルバムなので、そういうの持ってこうやってみなさんにお会いできるのは楽しいですよね。やっぱり。

 いよいよですけど、明日に向けて、前後でずっといろいろと動いてらっしゃるんだと思うんですけれども。『Milestone』というアルバムが、明日11月22日水曜日リリースとなりますが。
 今日はリスナーのみなさんに、素敵なプレゼントお持ちいただきまして。ありがとうございます。これはレザーの携帯用のストラップで、今井美樹さんの「20th Anniversary」という文字も、入っているんですけど。


 ちょっとだけね。

 これすごく素敵なの。フレグランスが入るように。

 そうなんです。そこにね、コットンのチップみたいのが入ってて、自分で外して自分の好きな香りを、たとえば好きなオードトワレとかアルコールとかのやつを「ピッピッ」と入れたりして、使えるようになってて。色が3色あるでしょ? で ちょっとずつそこの、入れるとこの、かたちが違うの。わかります?

 あっ、ほ〜んとだ!

 クローバーになってたり、お花になってたり。

 ハートになってたりするんですね? これ、ピンクと、それから白と黒。ま 白といってもちょっとアイボリーですよね。

 アイボリーですね。私もねぇ、ついこないだもらったの。(笑) 今使ってます。(笑)

 でも、スケジュールとか忙しいと、こういうところから「ふわっ」と香ると癒しにもつながりますでしょ。

 なりますよね。好きな匂いがあるっていうのはね。

 これ3名様にいただきましたので、このあとメールかFAXで4時まで受け付けたいと思います。ぜひ、お寄せいただきたいと思います。
 そうです「20thアニバーサリー」ということで今年歌手デビュー20周年を迎えられまして、改めてというか ちょっと遅れましたがおめでとうございます。(笑)


 ありがとうございます〜。(笑)

 20年ですかぁ〜。

 でもなんかあっという間だったですけどね。

 なんか、今年はライブとかでもちょっと振り返ったりするっていうことなさったっていうようにお聞きしたんですけど、少し振り返る機会っていうのは。

 うん。あの、まずね去年のツアーが、もうすでにちょっと一足先に、20年分を振り返って その年その年の代表曲っていうかアルバムの中の「これ」っていうのを、引っ張り出したライブは、実は去年のツアーでやっているんですけども。

 だから今年はね、アルバム自体は、どっちかっていうと私はアニバーサリー的な気分は全くなくて「2006年の今井美樹はこれです」っていうアルバムをつくろうと思って、つくってはいるんですけども。

 でも結果的にやっぱり、20年の今までの私が、それなりに歩いてきた、いろんなものとの出逢いがあったから、今日のここに私がいられるわけですよね。そうするとやっぱり、2006年であり、やっぱり20年目というそういう大きな節目ではあるな〜ってそういう作品に結果的に仕上がったと思ってるし。

 で 今年の年末にはね、ちょっとそういうライブも企画しているので。ちょっとね、もう、たぶん、「もうこれから先は歌わないんじゃないの?これは」っていうような、ちょっと古〜い懐かしい曲も、(笑) 「歌ってみようかな〜?」って昨日打ち合わせで言ってはいたんですけど。どうなることやら。(笑)

 でも、そういう古い曲を紐解く機会っていうのは、やっぱりそういう節目の年じゃないと、なかなかないことですよね。

 そうなんですよ。

 で、紐解いたときに、そのときの風だったり、そのときのご自身が「ふわっ」と蘇ることとかって、どういう気持ちですか?

 いやもうそれはねぇ、もう甘酸っぱいを通り越して、もう本っ当くすぐったくてねぇ。(笑) 「きゃぁ〜!」っていう感じはあるんですけど。

 (笑)

 でも音楽っていうのはね、本当に、私はそういうところは素晴らしいなと思うんですけど、やっぱり音楽っていう波動が、その年齢年齢 その年代年代に、またふさわしいかたちに、自由にアメーバーのように、かたちというか、いろんなものを変えてくれるっていうか。

 やっぱり、あのときはこういうふうなニュアンスで歌ってたけど、今はこういう気持ちで歌えるようになったとか。逆にいうと、「あのときで終わり」っていう感じがあまりなくって。これからもず〜っと歌っていける、いろんなふうに、どういうふうに向き合うかは私次第、歌う人次第、演奏する人次第っていうところ、あると思うので。

 そういう意味ではね、甘酸っぱい気持ちだったりもするけど、今 43の私が歌うと、この曲ってどうなるかしら っていうの、逆に楽しんでみたいな〜と思って。

 今 改めて年齢を聞いてびっくり!(笑) 信じられない!(笑)

 いやいや。(笑)

 当時はたとえば、ちょっと背伸びした歌詞の内容を歌ってたことも、今ではしっかり。

 今 だから、すごくリアリティーがあったりとか、そういうことあるんですよね。本当に。

 今井さんっていろんなかたちで、モデルもなさって、女優もなさって、そしてシンガーでありっていう、いろんなかたちをしても、今はやっぱり「シンガー」ってずっと居続けるっていうのは、やっぱり、歌に、それだけ今井さんを惹きつける何か大きなものがあったっていうことの証明でも、あるんでしょうね。

 そうですね。「歌」というか、「音楽」が好きなんです。音楽という全ての音っていうか。結局、歌も音楽の一部だと思ってるんですけど。音楽というその存在自体、そのもの自体が、本当に私をあっという間に、たとえば「ふっ」といろんな場所に、旅に連れてってくれるような、たとえばあっという間に自分をどこかの記憶に「ふぁ〜」っと懐かしいところに連れてってくれたり、自由にイメージを膨らませて、旅に連れてってくれる。

 そういう私自身が音楽にすごくそうやって、助けあえてきたり励まされたり、すごくいろんなことに導いてもらってきたりしてるから、やっぱり私は本当に、こういうふうに音楽が好きでこんなに音楽に恋をしていて「こうやって音楽と旅をしたかったのよね」っていうのを、去年ある方のライブを観てすっごくそのことをまた思い出して。

 だからそれから、去年のツアーもそうですけども、今年の作品も、私にとって音楽っていうのは、本当にただ耳で聞くっていうよりも、体中で、五感フルで感じて、自分だけの時間を「ふっ」とつくってくれる、自分だけの世界を、たちどころにつくってくれる魔法のようなね、そんなものとして、また蘇ってきたな〜と思ってます。

 聴いてる側もきっと、いろんな想いを、今井さんが歌う曲とともに思い出すんだろうな〜と思いますが。
 今回のアルバムのタイトルが『Milestone』という、まさに記念碑的な感覚っていうのは、私も聴いててすごく感じたんですけど。『Milestone』っていうのはどういう気持ちでこのタイトルを・・・


 『Milestone』っていうのは、1マイルごとにこうやって、1マイル「ここまで来ました」って印で置いていく石らしいんですね。まぁ記念碑的な、たとえば歴史的に画期的なできごととかそういう意味もあるらしいんですけど、私はどちらかというとそういう「一里塚」っていうか「ここまで来た」っていう感じのタイトルでいて。

 「20周年です!」というよりも、「さぁ20年目に来ました。「ぴっ」」と石を置いて、またこれから、これから明日に向かって歩いていく。これからもずっと歩いていくっていう。そういう、まだ途中っていうかね。

 はい。1曲 聴かせていただきたいんですけど、この曲こそがまさに、このアルバムづくりのきっかけというか、この曲と出逢ったからこそ生まれたアルバムというふうな、話を伺っております。

 そうです。

 ちょっとだけ詳細を、聞かせていただけますか?

 あのね、この歌詞、だけが先にあったんです。もう2年ぐらい前に。曲はなくて。で この歌詞を、最初に読ませていただいたときに、本当にねぇ、まるで小説を読んでハマっているときとか、映画の美しいシーンを観て「グァ〜」っとハマってるときみたいに、あっという間に私は、どこかの場所に「ふっ」と意識が飛んでて、そのときのその景色が「ふぁ〜」っと見えたり、そのニュアンスがすごく体感できるような錯覚に陥ったり、そういう、さっきから言っている、あっという間に私を旅に連れてってくれたんですね。

 で、そのときに本当に、久しぶりに、「早くこれを音楽にして、早く歌いたい」っていう、すごく久しぶりにそういう衝動に駆られたんです。こういうふうに、自分自身の何かを「ふわ〜」っと沸き立たせてくれる世界観っていうのが、すごく素晴らしかったし、その文学的な比喩とかすごく美しい世界だったのと、この歌詞がものすごくその、ビジュアルとしてイメージさせてくれる、私たちを解放してくれる可能性をすごく持っていたので、どんな音楽がつくかっていうのがすごく楽しみだったんです。

 だから下手にかたちに焦ってするんじゃなくて、「この歌詞に絶対にふさわしい、出逢うべくして出逢ったという、メロディーがつくまでは、作品にしないでおこう」と言って、結構寝かせていたやつだったんですね。

 で 早くこれを歌いたいから、20周年目のアルバムをどうしようかっていったときに、最初カバーアルバムとかの話も出たんですけど、8割方その選曲も済ませていたんですけど、「ちょっと待って。やっぱり私この曲早く歌いたいのよ」って言って。だったらオリジナルつくらないとまた歌えないって言って。それを全部、捨てて。もう一回ゼロに戻してオリジナルつくることにしたの。(笑)

 うわ〜〜。。。じゃあ詞もじっくりと感じながら、聴かせていただきたいと思いますので、曲の紹介をお願いいたします。

 はい。今井美樹で、「年下の水夫」。




♪ 今井美樹 「 年下の水夫 」




 「年下の水夫」お届けいたしました。明日、20周年のアルバム『Milestone』まさに記念碑的なアニバーサリーアルバムですが、リリースとなります。
 今日は今井美樹さんをお迎えしていろいろとお話を伺ってるんですけど。好きな言葉を書いていただきまして、これを、ぜひ今井さんの口から発表していただいてもよろしいですか?


 はい。あの、「ありがとう」って言葉 好きです。

 これは、なにか、きっかけというか。

 もうそれこそ10年ぐらい前になるんですけど、あるレコーディングをしていて、本当にすごくスタジオでうれしくてうれしくて、自分のためにこの人たちが集まってくれて、この曲が演奏されているんだっていうことを、目の当たりにして涙が止まらなかったことがあったんですけど。

 そのときにね、今まで、全てのどの瞬間が欠けても今日はなかったと思うとね。どんなに、もう捨ててしまいたいと思うような辛かった想い出も、やっぱり、欠けることなくここにあるから、私が居られるんだなと思って。本当にすごく感謝の気持ちでいっぱいだったんですよ。今まで全てのことに感謝ができると思って。

 すごくその、本当に心から、「ありがとう」って思える気持ち。そういう、眼差しのことを、「愛」っていうんだな って私は勝手に思ったし、そういう気持ち、愛を持った、「ありがとう」っていう言葉を、伝えられる。そんなこと自体がすごく幸せだなっと思ったの。

 私はもともと「ありがとう」っていう言葉はわりと普段、しょっちゅう出るんですけど、そのときからねぇ、やっぱり「ありがとう」っていう言葉にもっと自分なりの意味がすごくついて。大切な言葉になりました。

 う〜ん。いや〜、素敵♪ 今のお話を伺ったり、前のアルバム作業の中でも「捨てる」という言葉が出てきました。今日は「ステラレネーゼ」というのがテーマで。今井さんはでも「ステラレネーゼ」じゃないような気がしたんですけど。

 それがね、(笑) 「物」は本っ当に捨てられない。

 捨てられないんですか?(笑)

 「えっ、やだぁ〜今日のテーマ私?」と思っちゃいました。(笑)

 (笑) 結構じゃあ想い出の物とか、買ったネックレスとか、洋服とか、着られなくなったものとっておくタイプ?

 結局ねぇ、何が捨てられないかっていうと、そのときの「想い」が捨てられないんでしょうね。「物」自体よりも その、物を、手に入れたときの、「あのときこんな気持ちでこれを買ったよね」とか、「すごくうれしくて一目惚れで買ったよね」とか、「あのときこういうことがあってそのときにこれ大事だったよね」とか、そういうやっぱりメモリアルっていうか、そういうものがいつまでも引きずってて、捨てられないような気がする。

 本当は心の中に収めておけばいいものなのかもしれないですけど、その存在があるっていうことで安心したりも。

 でもさっきの「ありがとう」と同じですよ。全てのことにすごく自分がかかわりあって今があると思うから。そこをね、トカゲの尻尾みたいに「ポン」と切ることがなかなかできないの。

 なるほどね〜。

 でもさ、体育館みたいな家(うち)に住まないといけなくなっちゃうじゃない?(笑)

 (笑)

 もうねぇ、いっつも叱られてるの。旦那さんに。「これはもういい加減にしなさい」って言われるんだけど。(笑) 「今度片づける」って言いながらなかなか時間がなくてね。怒られてばっかりいます。

 そんな、今井さんが、愛らしい。素敵だなと(笑)思いました。

 (笑)

 明日、ニューアルバム『Milestone』がリリースです。そして12月25日から3日間、東京プリンスホテルパークタワーで、20周年の記念スペシャルライブも行なわれることが決定しています。
 今井美樹さんに、素敵なお話を伺いました。もっともっとお話を伺いたいんですけど時間が来てしまいました。(笑)


 すいませ〜〜ん。

 どうもありがとうございました〜♪ 楽しかったで〜す♪

 ありがとうございました〜♪ 楽しかったで〜す♪





 「ワンダフル・ピープル」は、今井美樹さんをお迎えしました。もう本当に信じられないぐらいに。(笑) 年齢を聞いて改めてびっくりしてしまいましたけど。でも「思えばそうか〜」って思いながら、「素敵な人だぁ〜」って思いました。
 「捨てられない」っていうふうにおっしゃってましたけど、たぶん、すごく大切なものを、きちんと自分の中に詰め込んで、そしてそれがどんどん蓄積されていくから、ああいう素敵な女性になるんだろうなっていうのを、改め思いました。
 やっぱり、捨てる作業も必要だけれども、大切なものをいかに自分の中に蓄積していって、ためていくかっていう作業も、すごく人生においては大切だったりしますよね。なんか課題が見えてきたような気がいたします。(笑)
 「ステラレネーゼ」。まぁ、でも、人生の「捨てられる・捨てられない」っていうのと、部屋を片づけるっていう目の前に直面したときの(笑)「捨てられる・捨てられない」での大きなポイントだったりして、なかなか整理整頓は、難しいようで。今井美樹さんも「体育館に住むしかない」なんて話もしてましたけど。(笑)
 「大事なもの・大事なものじゃないもの」を、比較して、整理していくっていう作業ですから、非常に片づけるっていう作業っていうのは、改めて大切なことなんでしょうね。





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