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SOUND MUSEUM

◆詳細版◆


NHK-FM (さいたま 85.1MHz)
2007.02.25 Sun 19:20〜22:00


「 SOUND MUSEUM 」

出演:今井美樹



 

TOP 前半 後半


 こんばんは 今井美樹です。まずは1曲 お送りします。




♪ 土岐麻子 「 My Favorite Things 」




 みなさんいかがお過ごしでしょうか。今井美樹です。今から10時までの2時間40分は、音楽の美術館「サウンドミュージアム」をお届けいたします。

 開館日は月に1回、月末の日曜日のこの時間です。毎回さまざまなミュージシャンの魅力をご紹介するため、さまざまな展示室をご用意して、リスナーのみなさまの、来館を お待ちしております。え〜今月はわたくし今井美樹がお送りします。

 今夜は、みなさんに わたくし今井美樹が、夜のしじまへいざなう素敵な音楽たちを たっぷりと お届けしていきたいと思っています。

 え〜っと、今までたっっくさんの、音楽たちに、たくさんの幸せを、え〜もらった、わたくしは、本当に、あの〜、いろんな音楽たちと共に、え世界中をなんか旅して、え〜いろんなところでいろんなふうな、え〜、ハッピーをまた、あの自分の体の中に、詰め込んで、え〜こうやって日常で、暮らして、え〜いたりするんですけども。

 そんないろんな想いがある 想い出のたくさん詰まった曲たちを今日は、すごく古い曲から 一番新しいアーティストのものまで、お届けしたいな〜と思ってます。え みなさんも知ってる曲たくさんあると思います。え〜楽しみにしていてください。

 え〜今夜の1曲目。お送りしたのは、あたくしが 最近とても、注目しているというかもう大好きなアーティスト 土岐麻子さんの、え〜曲。「My Favorite Things」をお送りしました。

 え〜〜〜土岐さんの この曲は、え〜映画「Sound Of Music」の中でも歌われている もう ジャズのスタンダードナンバーでもある「My Favorite Things」、なんですけれども。

 あの〜、いろん〜〜〜な、アーティストの方が歌ってらっしゃいますが、私は〜彼女のこの、バージョンが今はほんとに、一番のお気に入りで、ヘビーローテーションで聴いています。

 え〜彼女のこの作品とは、ちょうど去年の春辺りに、出逢ったんですけども。あの〜、夫である布袋寅泰さんが、(笑) あの〜、新しいCDをこう、聴いて、「あ、これは絶対君にも、似合うと思うよ君が好きだと思うよ」っていうのは、よくいろんなのピックアップして聴かせてくれたりするんですけども。その中の、え〜〜1曲目として この、「My Favorite Things」と 出逢いました。

 もうそれからず〜っとず〜っと私の中ではこのグルーヴが、ループしています。え〜今日はどうしても1曲目に、おかけしたくって、え〜 この曲からスタートしました。

 え〜それでは、また続いて気持ちい、4曲、聴いてください。




♪ JAMIE CULLUM 「 I Only have Eyes For You 」



♪ THE BLUE NILE 「 Let's Go Out Tonight 」



♪ QUEEN 「 Leaving Home Ain't Easy 〜去りがたき家



♪ STACEY KENT 「 Bali Ha'i 」




 え〜 JAMIE CULLUM、THE BLUE NILE、QUEEN、STACEY KENT、え〜、4人の 素晴らしいアーティストの作品聴いていただきました。

 もぉ、「「夜のしじまへいざなう」だったらこれぇ〜はかけないとね」的なものを、選んでいるうちにやっぱり どうしてもこのつながりがいいと思って、(笑) え〜最初からこれをかけてしまいたくって、え〜 選んでしまいましたが。

 ほんとにあの JAMIE CULLUM という、も最新というかね、すごく新しいアーティストから、QUEEN の、「Leaving Home Ain't Easy」とかは 私中学生のときに、この、アルバム『JAZZ』んふ(笑) QUEEN のアルバム『JAZZ』を、購入いたしまして。初めて買った、え〜いわゆる、ロック バンドの、え〜アルバムだったんですけど。

 ロック聴かなかったんで。ず〜っとジャズと、中学1年のときからユーミンを にハマっていて。そういう人だったので、あの〜ロックグループの、CDじゃなくてLPなんか全然持ってなかったんですけども、QUEEN はね、なぜか、やっぱりすごく好きだったんですよ。

 QUEEN とそう、BEATLES も、初めて買ったのが、『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』だったし。結構なんかこう、あの〜、ジャズとかクラシックとかそういう、やっぱり、「プログレ系」みたいな(笑)ニュアンスのものは、そっちのほうがあたし〜には、非常にこう「スッ」と入ってきて。

 シンプルなスリーピースのロックンロールとか、当時は全然、こう、受け入れられなかったんですけど。まぁ人間変われば変わるもんだな(笑)っという感じがしない気もするんですが。(笑)

 でも そういう、え〜、いろんな、あの〜、今まで聴いてきた音楽たちの中から、あの、こうやってね選曲をさせてもらっていて、あの〜、自分のねぇ 今までの、どういうふうにこう歩いてきたかのこう 歴史を垣間見る感じでねぇ、すごく、え〜楽しい選曲を させてもらっています。

 あの〜、今日お送りする 選曲のタイトルのほうは NHK のホームページのほうで、チェックできますのでぜひそちらのほうでチェックしてみてください。

 え〜それでは また 続けて聴いていただきますが。夜のしじまへいざなうつもりだったんですけどこの曲だけはどぉ〜〜してもかけたかったの。聴いてください。




♪ THE POLICE 「 Synchronicity I 」



♪ ROBERTA FLACK & DONNY HATHAWAY 「 You've Lost That Loving Feeling 〜ふられた気持ち



♪ NICK DECARO 「 Tea For Two 〜二人でお茶を




 THE POLICE、ROBERTA FLACK & DONNY HATHAWAY、そして NICK DECARO、え〜3曲、続けて聴いていただきました。

 「Synchronicity」はね? POLICE の。すっっごく 好きなんですよ。あのぉ〜、(笑) 今回ほんとにこうわりと〜、ムーディーな曲を、なんとなく選んでしまうだろうな〜と思っていたんですけど。

 あの〜、実はあたしすごくこう、ぐ すっごいグルー ヴが気持ちのいいグルーヴィーな、アッパーなもの、が、すごく好きで。え〜〜〜家なんかでは そういうものをわりとガンガン聴いていたり、するんですけども。

 まぁでもこの、今井美樹的なムードの(笑)何が「今井美樹的ムード」かわかりませんけど、(笑) なんとなくこうちょっとメロウな感じの曲たちがね時間〜も時間だから、気持ちいなと思ったんですけど、もうなぜか、あの〜、やっぱり、どうしてもこれをかけたくて。

 で最近、そういえば自分の中でね、急に聴きたくなって聴いてたんです。あの〜「Synchronicity」を。この、この曲が聴きたくてこのアルバムを聴くんですけどいつも。

 だから、あの〜〜、これはどっちかっていうとねエイトで「ズズチャツズズチャツズズチャツ」っていう感じでこう頭振っちゃう感じなんですけど。「さぁ今日もがんばんなきゃ!」っていう朝とかはね(笑)わりと、聴いたりするんですよね。(笑)

 でも〜あたしはね POLICE に関しては POLICE というか、STING に関しては本当は POLICE〜、が終わってぇ、STING がソロんなってからのぉ、あ〜の〜ほんとに、こうわりとちょっと、ジャズの匂いのするほう、『Bring On The Night』とかのね? 『Bring On The Night』っていう〜ライブ〜アルバムがあるんですけどそれとか、そっ、ちからどっちかっつと入ったんですね本当は。それで〜その〜、THE POLICE に 遡っていったんですけども。

 あの〜、やっぱり、3人でこれやってるすごさとかね、(笑) やっぱりこのビートの、エイトビートの、あの〜パンキッシュな、あのビートとかも本当に好きで、「あ〜若いときに出逢ってればもっと楽しかったのに〜(笑)」と、そのとき既に思って、残念だったな〜と思ったぐらい、あの逆に今は、私の中では絶対必需品な感じんなっております。

 あの〜そして ROBERTA FLACK と DONNY HATHAWAY にしてもそうだし、あの、どっちかっていうとねぇ ほんとに、あの〜、古いものを 若いころに聴いてた 若いっていうかそのリアルタイムに聴いてたよりも あとんなって聴いて遡るパターンがどっち どうしても多いんですけども。

 この辺は「Synchronicity」もそれから、あの〜 DONNY HATHAWAY、ROBERTA FLACK の この、「You've Lost That Loving Feeling」そして次の NICK DECARO の「Tea For Two」も、音楽を始めるようんなってぇ いろんなミュージシャンたち〜からいろんな音楽を教えてもらったりしたその影響の中で出逢った音楽たち。

 でそれで、「はぁ〜♪カッコいい!」ってこう、自分の中にこうな〜んていうのか なんていうのかなぁスポンジ〜〜が水を吸うようにどんどんどんどんどんどん入ってきた音楽たちなんですね。

 その時期にやっぱり、こう自分の中に入ってきた音楽っていうのは 今でもすっっごく自分の、なんだろう、あ〜の音楽をする上での、どっかにすご〜くこう、あの〜〜〜、大きな影響にはなっていてぇ。

 あの同じような曲をやるっていうんじゃなくてあのとき あのとき感じた、「その曲を聴いてあのとき感じた衝撃」みたいなのが(笑)、自分〜が音楽をする、え〜〜ときに すごく大きな、あの〜エンジンをかけてくれるというか、おん、あの、影響を与えてくれている、え〜〜、曲たちです。

 そういう時代を本当にあの〜、なんか たっくさんの音楽に囲まれて たくさんのミュージシャンたち〜に囲まれて、あの〜過ごせたことは私にとってね本当に大きな財産だな〜と思ってます。

 え〜それでは、また次に〜おかけする曲、え〜、CAETANO VELOSO っていう私の大好きな、アーティストの曲を まず 聴いていただくんですが。

 この方も、もうおととしになるのかな さきおととしかな? ライブ〜〜、日本にいらしてライブを観て、ほんっとにあの、もう、体が震えて心が震えて、涙が止まらなかったんですけども。そのときの、あの、感じた想いが、え〜わたくしの 去年出したアルバム『Milestone』に、え〜 つながっています。

 え〜じゃあそんな、ここ近年、最近、すご〜く、大好きで聴いている、え〜あたしの、3曲を続けて聴いてください。




♪ CAETANO VELOSO 「 So In Love 」



♪ CORINNE BAILEY RAE 「 Butterfly 」



♪ CAROLINE HENDERSON 「 Tenderly 」




 気持ちい。。。もう聴いてて(笑)ほんとに自分が気持ちい。(笑) え〜と、CAETANO VELOSO、そして CORINNE BAILEY RAE、そして CAROLINE HENDERSON 3曲、え続けてお送りしました。

 この1曲目に、おかけした CAETANO VELOSO という方は さっきもお話しましたけれども。えっと彼の作品と に出逢ったのはね2000年ぐらいだったかなぁ。あの〜〜〜、ほんとに まだ、全然日本では、あのとき国内盤出てなかったと思うんですけど。

 それこそたまたま、布袋さんが どこかの地方の、えっとHMVかなんか 旅に行ってるときにね? 買ってきた 大量に買ってきたCDの中に入っていて。そうだそうだ福岡だ。2人で(笑)そのライブで、旅先でねぇ、部屋で 聴いて、す〜ごく好きでねぇ、あの〜すっかりハマってしまったんですけども。

 で〜〜あの、結構ブラジルの ほんっとにあの、もう、大、有名な アーティスト らしいんですけど。もう〜、おいくつぐらいかな?60〜〜代だと思うんですけどねぇ、ほんっとになんていうの? 官能的な、方。会ったこともないんですけど ま、ライブで観ただけなんですけれども。

 その、CAETANO さんのこう存在自体も もちろんルックスっていうか、もう全て音楽も声もなんかすごく官能的なんですよね。それなのに 結構ねぇ、すごく前衛的なことを やるんですよびっくりするような感じで。

 だからブラジルっていうとそれまで、なんとなく単純にこう、ボサノバとかサンバとかなんとなくそういうラテンの音楽っていう、印象が、ねぇ。「パッ」と、あの、思い浮かぶ、んだりすると思うんですけど。

 彼はもう全然そういう、ことではなくって、非常に前衛的な音楽を、あのその〜ブラジル音楽のその、いわゆる「リズム」かな。それ〜と ほんとにこう、絡み合わせてるというか。で、そこに、ほんとにカナリアのような声なんですよね。その声が本当にこう、もうさえずるようにこう、その声が、全てを彩ってるというか。

 だからライブで、観たときにねぇ あたし、あの〜、あっという間に、この〜今 の自分の現 実から、どこか「ふわぁ〜」っと旅に連れて行かれたような気がしたの。

 「この曲が好きあの曲が好き」とかっていうことよりも、次々に奏でられる音楽〜たちの中で 気がついたら自分が、いろんな自分の過去の記憶だったり、あの行ったことのない旅 旅〜 どこかの旅、した街だったり、かつての、想い出深い ほんとに街並みだったりいろん〜なところにほんとに、自分の気持ちが、あの〜 まるで幽体離脱(笑)するかのようにこう自由にこう、なんか、旅をしている感覚だったんですね? もうここに私は居るのに気持ちはず〜っと遠くに行ってたの。

 で、それがねぇ、なんかすごく自分の中で、こう、自分らし〜さを取り戻したというか、自分はこんなに、自由に、いろんなことを、いろんなところを旅してたし「あ〜あたしは音楽でこんなに旅を、することが好きだったんだよね」っていうことを、ほんっとに、強く思い出して。

 「あ〜私は、本当にこういうふうに音楽に恋をしていて、こんなふうに、音楽で旅をすることがしたかったんだよね〜」。で「こんなふうに旅をする音楽今までも、自分でも、やってたつもりだった、し、でも、忘れてた」っていうことに、気がついたんですね。そしたらねぇ本当にもう涙が止まらなくてぇ。

 ず〜っとあの〜〜、子供のせいにするつもりは全くないですけどもやっぱり、生活のスタイルが大きく変わってしまっ た、そのこの数年間の中で、音楽を本当に、こんなにゆったりとした気持ちで自分〜 の、ほんとに「アイデンティティーだ!」っていうぐらい音楽って欠かせないものだったのに そんなふうに音楽を、聴くという楽しむという、ことをまっったくしていな、かったってことに気がついて。

 あの〜、私は何より、音楽に対してのその想い、「音楽で旅したかったんだ」「音楽で旅をできることが私にとってこんなに自由になれることなんだ」って、そのことを思い出せたことがすごく嬉しかったんですよね。なんか 呼吸ができるようんなった、極端にいえばそんな感じだったんですけども。

 そのときのねぇ、なんかこう胸を締めつけられるような想いが、結局、え〜 去年私が、出した、『Milestone』っていうのアルバム、そのアルバムをつくる きっかけに つながっているんですね。

 だからこうやってまた〜自分の大好きな音楽自分にとってほんとに欠かせないと思っていた、音楽がやっぱりこうやって自分のところに戻ってきたという感じが、う〜んすごく〜今はねぇ、とても、嬉しいです。

 え〜それでは、え〜また続けて聴いていただきますが。え〜この方はもうあたくし〜が音楽を語る上で、もう絶対に、なくてはならない、え〜 存在です。聴いてください。




♪ 松任谷由実 「 影になって 」



♪ 松任谷由実 「 人魚になりたい 」



♪ 松任谷由実 「 手のひらの東京タワー 」




 松任谷由実さんで、「影になって」、「人魚になりたい」、「手のひらの東京タワー」、3曲続けて お送りしました。

 私がユーミンの曲と初めて出逢ったのは、え〜と〜13歳んとき、中学1年なんですけども。え〜そこから、アルバムは え〜、あたしが一番最初に買ったのは、え〜と『14番目の月』という、え〜そのとう ときに出ていたアルバムだったんですけれども。それからそれこそ、え〜と『COBALT HOUR』『MISSLIM』『ひこうき雲』か。『YUMING BRAND』その辺を遡ってまた、聴くようにはなったんですが。

 とにかく〜その、『14番目の月』、から始まって、それから先にほんっとに あの、毎回毎回ユーミンのアルバムが出るのを楽しみに 少ないお小遣いを(笑) 貯めて、(笑) 近所のレコード屋さんに行って、あ〜の〜もう、アルバムを 買うのが楽しみだったんですけど。今かけた「人魚になりたい」が15歳、「影になって」が16歳 そして「手のひらの東京タワー」が、18歳だったんですけど。

 あたしね最近ね「ふっ」と思ったんですが、さっきのあの〜 CAETANO VELOSO のね?話でいろ〜んな、音楽が旅に連れてってくれるいろんな、あのイメージを ほんとに、ひ 広 げて、自分が行きたいところへ、行けるというか、そういうふうに、なん そういうふうな音楽〜〜のきっかけだったのが もしかしたらユーミンだったんじゃないかって、最近すごく思うんですよね。

 宮崎の片田舎に住んでて、やっぱり、中学生 高校生 そういう思春期の、頃。もう〜なんか、毎日つまんないし、もう一所懸命やることは、ね? 毎日学校に行って部活動して、もう〜ほんとにそれだけで他になに 何か楽しみ があるわけでもないし。

 だけど、そんな中で、いろんなことをほんっとにユーミンの音楽から、あの〜、イメージさせてもらってたというか、東京〜に対、東京という街だったり横浜だったり湘南だったり、ほんとにいろんな街、行ったことのない街だったりね? 大人の恋だったり、いろんな その、あの青春の輝きだったり、いろんなものが、そこには含まれていて。

 まだまだ、見たこともない 感じたこともないいろんな想いを、ユーミンの作品から、なんか私は本当に、あの〜「パラパラ」と いろんな本を読むように、もしかしたら どんどんどんどん、吸収していった いっていたのかもしれないな〜と思います。

 「早く大人んなりたい!」と思う気持ちだったり、なんか「東京」とイコール「ユーミン」だったんですよね。もう あの き 東京の煌びや か さと、ユーミンの ちょうどそのときあたし高校3年のときは さ あの『昨晩お会いしましょう』っていうアルバムがあったんですけど、そのアルバムのいろんな曲たちのなんかこう「キラキラ」した感じがもうすごく東京のイメージで、「もう早く東京に行きたい(笑)ここを早く出て行きたい!(笑)」っていう感じだったんですけどね。

 なんかほんとにねぇ今こうやって振り返ってみると、あたしの〜、あの〜中には、ほんとにユーミンの、え〜歌詞も それからメロディーもそして松任谷さんが描かれている、サウンドでのいろん〜な、景色とかね、そんなものが、も〜のすごく お あの〜濃く、(笑) DNAの中に、あの〜混じっているんだな〜って(笑)いうのをね、感じてしまいました。

 あの〜 ついこないだ苗場の、ライブに行かせていただいたんですけども。もうほんとにねぇ、あの〜、古い曲から、新しい曲までいろんな曲があったんですけど、やっぱりユーミンという存在が、この目の前に あの、苗場はまたすごい近い距離で 観れ 観れたもんですから、そこに、え〜、この存在感を感じることができるという、なんかすごさにねまた、圧倒されて、帰ってきました。

 まだまだ、ほんっとうに あの、素晴らしい先輩が、人生の先輩 でもあり そして音楽の、え〜こういう音楽界の先輩でもありますけれどもあまりにも、素晴らしい大きな、え〜 せ 人生の先輩がそこに、まだ、君臨して、いらっしゃるというのは、すごくね、嬉しいです! あたしも、ほんとに、「もっともっとがんばんなきゃ!」って、また思いました。

 え〜それじゃあ、え〜もう1曲というかねもう1人聴いていただきたいんですけども。次はね、もうどうしてもこれは外せなかったんですがほんとはアルバム1枚かけたかったぐらいなんですけど。(笑) そういうわけにもいかないので、え〜、涙を呑んで、え〜この、3曲に、絞りました。聴いてください。




♪ PRINCE AND THE REVOLUTION 「 Christpher Tracy's Parade 」



♪ PRINCE AND THE REVOLUTION 「 New Position 」



♪ PRINCE AND THE REVOLUTION 「 Kiss 」




 

TOP 前半 後半


 今井美樹がお送りしています、「サウンドミュージアム」。PRINCE で、「Christpher Tracy's Parade」、「New Position」 そして「Kiss」。え〜3曲続けてお送りしました。

 この PRINCE の、アルバム『Parade』というアルバムなんですが。大好きで、あのほんっとに、さっきも言いましたように、1枚、「1枚かけちゃおうかな〜今回(笑)」って思うぐらい、(笑) フルでかけたかったぐらい、のアルバムなんです。それなぜかというと、え〜と PRINCE がね、映画音楽やってるサウンドトラックなんですね。

 だから、ほんとにこう曲が、全部、あの、結構つながってすっごくこう成立してるのでまずそれを分断して かけるっていうことがなかなかしにくいことと、あのストーリ〜〜が、ある、音楽だからほんっとに美しくその〜彩られていて、美しくというか もう、「これは〜ちょっと1曲だけセレクトっていうのはできないな〜」と思って、悩んで悩んでさっきもスタッフと一緒に頭、を〜なんか悩ませながらね、(笑) 「いやこれでいきましょう!」っつってここに辿り着いたんですが。

 あたしほんとは PRINCE のことは、あまり〜 あの、好きではなかったんです最初の頃。「Purple Rain」の頃とかね。あのあの時代、そうですねぇ、バブルの時代でしたよねちょうど「Purple Rain」とか(笑)あっちこっちカフェバーっていうかあの、辺でいろいろ、テレビでかかってる頃。

 MTVとかでかかっているのを、いろいろ、バンドの連中なんかと、え〜一緒に、なんか飲みに行ったりとかするとかかってるんですよ。みんな「イェ〜」とか言ってるのにあたしはもうあの、あの、なんかもうビジュアルがダメでぇ〜。あの〜、ナルチシズムがどうしてもダメでね。(笑) あたしはほんっとに 音楽よりもまずそこからこう拒否反応があったんてすが。

 そのあとにぃ、この〜、『Parade』の、あ〜の〜、アルバム〜に、なる、その映画〜があってそれを、たまたま観たんですね。そしたら その中に出てくる PRINCE が、「Purple Rain」と違って結構お茶目だったの。お茶目だったのと、あの〜、たぶんあれ に、南フランスロケかなんかだったんですけど。そうそう、ニースの、あ〜の〜、花市場みたいなところ〜のシーンがあっ あったんですよ。そうそう。

 そしたら、私も、以前、撮影で、その市場に行ったことがあったの。それで、「あぁ〜!」と思って、(笑) そういうなんか、個人的な か か〜あの(笑)ことなんですけどもね。いろんなことが、重なりそして、音楽がすごく好きだったことで、一気にねぇ PRINCE〜が興味、津々の人になり。

 それでこの『Parade』のアルバムを手に入れてからはもう、1曲目の、あの〜、いびつなあのドラムの、感じからもうすっかりハマってしまって。すっごく好きで。ほんっとにこのアルバムはずぅ〜っと聴いて、いましたね。

 だから今回は、「夜のしじま」とはちょっと違うんだけどぉ、これはほんとに、なんか、今井美樹を語るに べつに語ってはいないですけど語るに、(笑) なんとなくこう、片隅のほうで、ず〜っとうずいている、「おいおい僕のことはどうなってるんだよ」と、(笑) あの〜うずいているやっぱり作品だったので、ぜひご紹介したいなと思って今回かけさせていただきました。

 あの PRINCE、最近〜 もういろいろ、あの 「ポツポツ」とですけど新しいの、出てますよね。であまり昔ほどほんとに、さっきも言ったように音楽を楽しむ、堪能するような時間がないもんですからなかなか、新しいものを自分でゲットすることは少なくなっているんですが、夫が〜その買ってきたやつを、何気にかけていて。

 で全然 だ 誰の、かけてるのか知らなかったりしても、イントロで まず歌が出てくる前に PRINCE の 声が出てくる前にイントロで「えっ!これ! PRINCE?」って言って。もうね、すぐわかっちゃうのね PRINCE「PRINCE 節(ぶし)」っていうか。

 でもほんとに そういう「PRINCE 節」が、あの〜、私〜すっかり大好きになってしまっているんだな〜と思って。もう PRINCE はね、ほんとに、あのどの時代のやつも、やっぱりあのグルーヴに、あの〜、私は、結構まいっています。

 「あんまり PRINCE 好きじゃないな」っていう人もこのアルバムはねぇとても、ほんとにトータルアルバムです。すごく〜いいアルバムなのでぜひ、聴いてみてください。

 え〜それでは、次にねぇ、これもまたわたくしの〜その、今に至る その音楽をする〜、人として、ほんっとに多大なる 影響を 与えてくれている人たち。あの〜、メロディーがいいのは、もちろん。だけど そこに、そのメロディーをいかにこう彩る、かというその サウンド? 音楽。いわゆる、アレンジメントっていうか。

 そういうものが、実は、あの〜あたしは 実はとてもそういう ところに、こだわっている人だったりするんですけども。そういう意味で ものすごくその音響的に、非っ常に、あの〜この人たちに出逢ったことは あたしに〜とって大きかったな〜と思っています。また4曲続けて 聴いてくださ〜い。




♪ STINA NORDENSTAM 「 The Return Of Alan Bean 」



♪ SEAL 「 Deep Water 」



♪ 吉田美奈子 「 MISTIC PARADISE 」



♪ 矢野顕子 「 PRAYER 」




 STINA NORDENSTAM、SEAL、吉田美奈子さん、矢野顕子さん。4曲 お送りしました。

 いやぁ〜〜。。。(小声で) 本当になんかお話し〜がすることができないくらいな気持ちになってるんですけど。(笑) 何でこんな小声んなっちゃってるのか。あのねぇ、あの〜、まずちょっとこの矢野さんのお話していいですか?

 あの〜、この〜矢野さんの「PRAYER」という、曲はね? 『SUPER FOLK SONG』っという矢野さんが、あの、ピアノの弾き語りで、あの〜ねレコーディングスタジオではなくて、大きい、ちゃんとしたホールを、借り切って、ホールのステージの上にピアノを置いてそこで、弾き語りで、録っている アルバムなんですけども。

 これがねぇ、あの〜〜ず〜っとドキュメンタリーで〜カメラ〜でずっと追ってた、のがあってね。映画に 映画っていうか小さい映画館 で、あの上映される、ことがあったんですよ。で最初に、あの〜それに、あの、パンフみたいなのに す、あのコメント、「お願いしていいですか?」っていうふうに、光栄なことに声をかけていただいて。

 それで、最初にその、ビデオ観せていただいたんですけどね。あ〜の〜も、「あの矢野さんが!」っていうぐらい、ほんっとにその、緊張、緊張との戦いだったり、もちろんその自分自身との戦いだったり そこにはね? その映画の中には、もうほんとに もうイライラしてる矢野さんとか 自分で思うように、指が動かないとかっていうとか もう、「んん〜〜ん(悶)」っていう、ものも すごくラブリーな矢野さんも、ほんっとにこう美しい あの音楽も全てが入っているんですけど。

 ある曲があって、その曲が何度やっても何度やってもご自分が満足いかないんです。あの〜おんなじところで、どぉ〜しても上手くいかない。で、ほんとにその何度もやっても何度やってもダメっていうとこがず〜〜〜っと撮られているんですね。ともう、観てる〜 こっちがほんとに んん もう 息、をするのを忘れてしまうぐらい一緒に緊張してしまって。

 でその、曲のあとに違う曲〜で、あの〜 そのあとがこの「PRAYER」だったのかな。違う曲〜をやって。ととにかく、あの映画が、進んでいって。それで映画が終わりました。

 で「あの曲はいったいどうなったんだろう?」って、どこかで、その、上手く、彼女の中でこう、決着がついてなかったあの 映画の段階でね? 「その曲はいったいどうなったんだろう」なんて、どこかで思っていたら それが最後の、えん エンドロールのときに、あの〜、いろんな、エンディングのその、タイトルバックで「うわ〜」っと 文字が流れるときにそれが流れるんですけど私もう涙が「ポロポロポロ〜」っ・・・(笑) もう号泣したんですけどね。

 あ〜の〜〜 ほんっとにねぇもう、一緒にあのピアノと、歌だけっというその 緊張感。そしてそれをもう同時に、録ってしまうっという、あの〜それも広い ところで録るから、もうほんとに、もう、そのとき、あの〜、録ったもの勝負みたいな感じのねその緊張感と、それ〜を 聴ける〜なんか 至福の喜びと その、その風景をその光景をこうやって、目撃できるという し、喜びと、なんかもういろんなことが、あのほんとに、入り混じった、あの 映画だったんですけどね。

 素晴らしい フィルムだったんですよ。でそれで あの〜、この曲というかそのアルバムがますます自分にとってこう、本当に深い深い印象のものんなったんですけども。

 でこのアルバムの中の最後にこの「PRAYER」っていう曲が、入っていて。あの矢野さんの いつも その、神に対しての想いみたいなのがね? いろんな曲で、あの 垣間見えるんですけどもねこの曲はほんとに、今また 母になった、自分がね? すごくその〜想いが、わかる気がして。あの〜、また久しぶりにこの曲をこうやって、聴けて ぇよかったな〜と 思っています。

 え〜と〜今 おかけしたこの4曲というのはね、あの〜、なん なんていうかサウンドエフェクトというかね、あの〜〜〜、レコーディングでいうところのいろんな 「ミックス」という作業があるんですけど最後にね。いろんな録った音、声とかを どういうふうに 最後にお化粧していこうかという作業なんですけども。

 その〜、ミックスの〜、面白さというか、そういうものでほんっとうにその、その曲〜の空気感とか、その彩られ方が私〜にとって本っ当に、「うわぁ〜気もちい〜。。。」と思える、(笑) 曲たちばっかりだったんです。

 だから、この〜辺の曲はもう出逢ってからずいぶん経つんですけど10年以上前の曲たちだったりするんですけども。今でも私の中では、やっぱりどこかでいつか自分 でも、あの〜チャレンジをしたいその、曲なんていうのかしら音の奥行き感だったり、音の 逆にいうとこっちに飛び出てくる、ほんとに、こんなに声が前に、出てきてるのにすっごくあの楽器がすごく奥に、あの きって「ふわぁ〜」っと聞こえるとかいろんな、音の配置、っていうんですけど「定位」っていうかね? それの、面白さだったり。

 あの〜、音がな、音じゃないとこの 無音のところの、音がないところの、無音という、気分。私、の気分でいうと「無音の音」っていう感じがあるんですけど。音と音の隙間の、クリアさみたいなものとか。そんなものが本当になんか、あの〜、すっごく美しく あのシャープに、あの〜、できている曲たちで。もうすっごく好きなんですよね。

 だから私は私、の音楽の中で、あの、自分の できる、範囲、というよりも、これからも ずっとずっとその、こんなに大好きな音楽たちがあるんだから、そんな、たくさんの素晴らしい音楽たちから学んだことをね? 自分の音楽の中にいかに、あの自分らしく生かせて、いけるかなぁと思ってこれからも、あの、いろんなことをトライしていきたいなと 思って、います。

 そんなことをほんとに今でもずっとずっと、あの思わせてくれる曲たち、4曲 お送りしました。




♪ 布袋寅泰 vs. 吉田美奈子 「 MIRROR BALL 〜奇蹟の光 」




 布袋寅泰 vs.(ヴァーサス) 吉田美奈子で、「MIRROR BALL」、聴いていただきました。

 この〜、「MIRROR BALL」という曲はねぇ、あの〜、こないだ去年出た布袋さんのアルバム『SOUL SESSIONS』という アルバムの中に入っているんですが。布袋さんのこのアルバムは、もほんっとに、いろんな素晴らしい アーティストの 方たちと、あの〜「バトル」というか、(笑) いわゆる「ヴァーサス」という感じで、あ〜のコラボレートしているアルバムなんですけど。

 土屋アンナさんとか RIP SLYME、DAVID SANBORN 井上陽水、町田康、Char、BRIAN SETZER 葉加瀬太郎 吉田美奈子 中村 達也と、本当にさまざまな、あの〜、もう、ほんっとに、最高な人たちが、今回、すごく楽しんでこのアルバムに、参加してくださっています。

 え〜あ〜のね、布袋さん自身がすっごく、伸び伸びしていて、布袋さん自身がすごく楽しんで、いて、そしてそこに参加してくださった方たちがまたさらに、楽しんでくださっているという本当にねぇ、あの〜、私たちファンにとっても、とっても、あの、幸せなアルバムなんですけども。

 実はこないだね? あの〜、「MTVアンプラグド」っていう、あのアンプラグドの、え〜と〜 ライブがあるじゃないですか。それで布袋さんもこないだ ライブやったんですけども。

 そのときに、あの〜いろんな曲〜たちをやって、え〜あのこれはあの言っちゃいけないのかな? でも〜いいかな? ふっふふ。(笑) 美奈子さんに、1曲この曲を、歌って いただいたんですね。であたしはほんとに、レコーディングのときには伺えなかったので、生で、あの〜、この曲〜が 奏でられるのを 初めて観たんですけども。

 もう〜美奈子さんの曲、美奈子さんの声がもう始まった途端にね、なんていうのかしら、そこからねぇ、あの美奈子さんのところからね、天井抜けてね上にね、「ふわぁ〜〜〜!」ってなんかこうほんとに、天空にね何か、あの「ふわぁ〜〜!」って一瞬に、つながっ た感じでしたよ。

 ほんっとにね、あの〜〜、「天の声だな」って今までもよく思ってたけど、もうそんなものじゃなくてねほんとに、あ〜の〜、星の上にある感じ。「うわぁ〜!」って広がる感じでねもう頭の先から(笑)足の先まで、までねぇもう鳥肌が、立って涙がもう止まらなかったんですけど。

 本っ当にねぇ、素晴らしい、あの〜 アーティスト同士の、コラボレートで。あの〜、それもまた、本当にまた その、現場を目撃できたという幸せにね私は本当に、あの感謝感謝だったんですけども。

 あの〜このアルバムのほう、もねぇ、こういう「MIRROR BALL」もあればもんのすごくハードなのもあったり すっごいグルーヴィーで気持ちいのもあるし。あの女房だから言うわけじゃないですけども布袋寅泰ファンとして ほんとにいいアルバムだっ なので、あの〜まだ聴いてない方はぜひ このアルバムは聴いたほうがいいと思いますよ?(笑) ぜひ聴いてみてください♪


( ♪「雨のあと」コーダ )


 今井美樹がお送りしています、「サウンドミュージアム」。




♪ 今井美樹 「 真夏の幻 」




 今井美樹で、「真夏の幻」聴いていただきました。

 え〜この曲は、え〜、去年出ました、あたくしの、ニューアルバム、『Milestone』の中に入っているんですが。さぁこれからはいよいよ今井美樹の『Milestone』の、曲を、おかけしたいと思っています。

 え〜〜っと〜〜〜去年、ですね、2006年が、えデビューをしてから、20周年、だったんですね? で〜「もうそんなになるのか!」と(笑)思って、まだほんとになんかまだまだいろんなことを模索しながら、毎回毎回アルバムをつくっているような気がしていたので、「もうそんなになってしまうのか」っと驚いていたり、「あぁこんなに歩いてきたんだな」って感慨深かったりいろんな想いが交錯したんですけども。

 でもでも、先ほども〜、お話しましたけれども、こうやってたっくさんの、音楽たちにこう、影響を多大なる影響を受けながら、あの〜 歩いてきて、やっぱりまだまだこれからも、トライしたいこと?まだまだやってないことたっくさんあるような気がするんですね。

 だから、あの〜、ほんとに、なんだろ、今までは一生懸命自分を試行錯誤してきた時期、一生懸命がんばってチャレンジしてきた時期だったような気がするんですけど。

 そういう〜、自分〜が 歩いてきた道、の上にこれからは、その、もっと、リラックスしてというかチャレンジしてきたことトライアルしてきたことを、楽しんで、あのできるように、楽しんで自分が、自分の中にこう〜体の中に心の中にこう 集まってきた、あの〜だんだんだんだんこうストックされてきた、そういう、音楽の 波動みたいなものを、楽しく こう、奏でられるようになれたらいいな〜と、思っています。その、第1弾みたいな気分で つくったのが今回の『Milestone』だったんですけども。

 とにかく、ず〜っとず〜っと自分の中で、なんか、こだわって続けていた、音楽の、景色みたいなもの? あたしはあの今日聴いていただいてる中でなんとなくトーンが、あの〜〜今井美樹〜が好きなもののトーンっていうのが 感じていただけてるんじゃないかと思いますが。

 あの〜、歌の 歌のものでね?メロディーが、「いいメロディーだね」っていうのはもちろん、もう大前提として、その〜〜、メロディーを、彩る、音楽という波動が いかに〜その、気持ちいかというか 気持ちいっていうのは、ただリラックスしたっというだけではなくその、メロディーに対してどのように、その、寄り添って、あの〜、彩っているか。

 でその、メロディ、と共に、聴いてる私たちがほんとにその音楽の波動に、こう、なんていうのかしら「揺さぶられて」っていうのかしら、こうゆりかごに乗ってるっていうかそういうふうに、あっという間に 気がついたら自分の、行きたかった、ところに こう旅をしてるみたいな?

 音楽がね? 今、の自分から、あっという間に何かこう「パッ」と開放してくれるような、そんな力を持っているというのは、気がついたらず〜っと私の中には、あの〜もう気がついてることだったような気がしたんですよ。

 ず〜っとある時期からそういうふうに音楽を聴いていて音楽が周りにあって、私はいつもそうやって音楽たちに、あの どこかに べつに逃避してるわけじゃないんですけど、音楽というものに、あの〜、何か〜ひ、すごく自由に旅をすること、教えてもらって?

 あの〜、いろんな、あの〜自分のな 自分の中の、心の旅に出ることもあったり、本当に、かつての過去の、過去に、の旅に出かけて、あの柔らかい気持ちを思い出したり「あの頃もっとこんなに あの〜あたしは、柔らかい気持ちを持っていたよね」って。「あ〜いけないいけない」ってことを(笑)取り戻したり。

 ほんとにいろんな 場所に、あのまだ行ったことのない場所に、あの飛び立って、それで、あの 見果てぬ夢を見る そういう、あのロマンを、得たりとかねもういろんなふうに、音楽から、私はそういうふうに、なんていうのかしら、自分らしくいることを学んだような気がしているんですね。

 だから〜今回、自分の中でぇ 今回の『Milestone』のアルバムでやりたかったことは本当に、あの、自分の、心にある、「このメロディーに対してこういうふうに歌いたいんだ」って気持ちだったり「このメロディーで、この歌詞だから私はどこに行きたいんだ」っていうことに対して、嘘をつかないってことが(笑)すっごく自分の中にあったのと、最初にあの、あの〜〜〜このアルバム〜〜〜をつくるきっかけになった曲というのが「年下の水夫」っていう曲、なんですけども。

 この〜「年下の水夫」という曲はね? 歌詞からあったんです。歌詞だけが先にあったんです。で〜岡田ふみ子さんっていうもう あたしはお会いしたことがなかったんですけどもその時点では。もうベテランの本っ当にもう たっくさんの歌詞を書いて、いらっしゃる、ベテランの女性の方なんですけど。その方、が、今井美樹を、イメージして、イメージした、のちに 「ポン」と 書いてくださったのがその「年下の水夫」という、歌詞だったんですけども。

 その歌詞を初めて見たときに、私〜が思っ、の心がほんとになんかもう、ほんとにあの恋をしてるときって、胸が「ギュ〜ッ」と痛くなってほんとにその 肉体的にもこのちょうど胸の辺りが「ギュ〜ッ」と痛くなることあるじゃないですか。そんな 感じだったんです胸が痛くなって。ほんとに、あっという間にその、この、2人の 世界に、あの自分もこう、飛び立っていて。

 その景色、その へ、彼らが居る部屋の、ムード、外に こう、なんとなくこう、ある潮騒の感じ? 波間の、に光るこう月明かりの感じとかもういろんなことが「うわぁ〜」っと浮かんで。どんなムードの、音 が鳴っ、鳴らせたいと思ってるのか どんなムードの曲にしたいと思ってるのかがほんとにあっという間にすごくイメージとして広がったんですね。

 そんな曲〜との出逢いが、さっき お話しました CAETANO VELOSO のライブを観てるときに、思っていた、あの、自分の中の、いろんな気持ちと、完全にシンクロしたんですね。でほんとに、あの頃、CAETANO VELOSO のライブと、のときに思ったあの、開放され、た気持ち? 自分でほんとに呼吸ができるようんなったそんなさっか、錯覚ですけれども、そんな開放された気持ちみたいなものをここでもまた感じて、「あ〜この曲を早く歌いたい」っていう想いから、結果的に、スタートして、このアルバムをつくることんなりました。

 だったのでこの『Milestone』というアルバムは、あの〜ほんとに1曲1曲に、あの〜〜、ひとつひとつの、こうなん なんだろうこう、こん 全部でコンセプトアルバムというものではなくてひとつひとつをひとつひとつ塗りつぶしながらこうつくったアルバムだったりするんですけども。

 その曲〜に対して、あの「この歌詞だからあたしはこういうふうな、ムードで歌いたい」「こういう声になりたい」「こういう、声であそこのところはこういうふうに歌いたいんだ」とかそういうのがねものすごくこう、あの〜自分の中で、はっきりと、した、ビジョンみたいなものがあって。だから久しぶりに、あの〜朝までスタジオにこもったっていう感じで。(笑) レコーディングをしていました。

 やっぱり子供〜〜〜〜〜授かってから、できるだけ? スタジオに居る時間を少なく、して負担をかけないように とか そういうふうに、プロデューサーである布袋さんもすごく配慮してくれていたので、あの〜〜本当に、スタジオに居る時間はもう自分 さい 最低限?自分が必要なとこだけで、す 済ませてもらっていたんですけども。

 やっぱりこれだけ音楽が好きな人間としては、やっぱりその音楽が 音がね、自分の歌だけではなく音がどういうふうに生まれているのかっていうその瞬間をず〜っと、実は味わいたかったんだなっていうことを、あの改めて気がついたし、だから今回はもうほんっとにスタジオにへばりついてず〜っと一緒に、あの〜やっていたんですけども。

 そういうふうに、若かった頃一生懸命、あの〜手探りだったけど、自分の感覚だけで「あたしはこういうことが好きなんですああいうことが好きなんです」って言いながら、プロの音楽家たちに、もうわけもわからない素人の私が一生懸命何かを伝えようとして、スタジオにこもっていた、なんかその頃と同じような なんか、エネルギーで、情熱で 今回は、スタジオに、え〜こもってつくった、アルバムです。

 で、またね、あのそういうふうに、いつもいつもこれからもできるとは限らないですけれども、20周年というそういう、メモリアルなねタイミングのときに、久しぶりにまたそういうふうなレコードづくりができたっていうことも私にとってはすごく嬉しかったし。

 そしてでも、娘が、幼稚園に行っている毎日があるってもちろん一所懸命ギリギリまで、スタジオに居ても朝、あの〜お弁当つくって送ってったりしてたんですけども、さすがに最後のほうでもう朝までスタジオかかるからもう難しそうなんていうときは、布袋さんがね、「もう明日は俺がやるから、お弁当もつくって」んっふふふ。(笑)「幼稚園も連れて行くからいいよがんばってそっちをやって〜」なんてってメールくれて。

 ほんっとにねぇ あの〜、嬉しかったっていうかありがたかったんですよね。それは、「朝を担当してくれる」ってことが嬉しかったというよりも、そういうふうに、あの、スタジオって 大変だから、「スタジオにこもってるときの大変さは僕もよくわかってるから、もう気にしないでいいから あの〜存分にやりなさい」っと、あの言って、そういうふうに言ってくれた、彼の その 想いが、あのすごく嬉しかったです。

 だから 今回はね、自分でこのアルバムに、あの〜、ひとつの 後悔もないです。え〜こんなに、えあの〜、想いをね、ほんとに、注ぎ込んでアルバムをつくれたことがすごく幸せだなと思ってます。

 それでは、アルバム『Milestone』から、「年下の水夫」、「雨のあと」、2曲続けて聴いてください。




♪ 今井美樹 「 年下の水夫 」



♪ 今井美樹 「 雨のあと 」




 「サウンドミュージアム」。今夜はわたくし今井美樹がお届けしてまいりましたけれども。そろそろ、お別れの時間です。

 え〜2時間40分、どの曲を選曲しようかとほんとにここ数日間、朝3時半までかかって(笑)選曲してたんですけど。あっという間だった(笑)ですね。かけたい曲はもうほんっとに山のようにあって、あれもこれもあれもこれもあったんですけれども。

 でも、あ〜の〜本当にあの、「夜のしじま」っていうかね、昔から、そう学生の頃から、このくらいのその、日が変わる、ち 前の時間の、なんとなくこう、そういう〜時間をこう自分独りの時間だと、いう、感じがしていて。すごくねぇ、大人っぽい時間で大好きだったんですけども。

 そういう頃に、それこそFMとかNHKの、FMでね? あの〜「クロスオーバーイレブン」って番組が(笑)昔あったんですが そんなのから、あの〜、かかってくる音楽たちが本当に、あこがれで、早く大人んなって、東京に行ってたくさんの音楽たちを聴きたいと思ったものです。

 なんかそんな気分をね自分でも、思い出しながら、今日 ず〜っと選曲してきたんですけども。あの〜ほんとにたくさんの、いい音楽たち、に出逢っ、てこれたことを、ほんとに幸せに思っています。

 あのこうやって〜今日おかけした曲たちが、聴いてくださったみなさん の中でまた、何か、みなさんの、これからに、え〜、少し また、花を咲かせるためのきっかけんなってくれる曲たちがあってくれたら、うれしいな〜なんて思っています。

 え〜これからも わたくしも、え〜、がんばってというか、

〜〜〜 (BGM) ♪ 今井美樹 「 20才のころ 」〜〜〜

うん もっともっと幸せに、音楽していきたいと思いますので ぜひ、え〜、聴いてくださいね♪

 え〜さて、え〜これからの わたくしの、予定なんですが。もうすぐですね。20周年を記念したスペシャルライブ、え〜〜〜、「今井美樹 20th anniversary concert "Milestone"」。え〜『Milestone』のアルバムを持った、コンサートツアーを行ないます。

 3月17 18、え〜東京国際フォーラム ホールA。3月23日金曜日、愛知県芸術劇場。3月24日土曜日、大阪フェスティバルホール。そして 4月1日日曜日、福岡サンパレス。4月6日金曜日、山梨県立県民文化ホール。

 え〜〜、リハーサルに、入ったばっかりなんですけども。ふふふふ。(笑) これから どういうふうにまた、紆余曲折ありながら、あ〜のスタートの日へ向かうのかっていうのが、すごく 楽しみでもありどきで ドキドキでもあるっていう感じなんですが。

 あの〜、選曲してるときがすごく楽しかったように ライブもね、こう、リハーサルやってるときがすごく楽しいんですよ。ああだこうだいいながら 音楽がこう、だんだん音楽として、ほんとに花になっていく、ところをね、自分たちでつくっていくのはすごく楽しいもんです。

 え〜この 楽しい気持ちを持ってそのままみなさんの街に、え〜向かいたいと思ってます。え〜機会がある方は、ぜひ 遊びに来てください。

 え〜次回の「サウンドミュージアム」は3月25日日曜日。7時 20分からです。

 え〜今日は本当に素敵な音楽に包まれた夜を過ごせました。最後まで聴いてくださって どうもありがとう♪ 今井美樹でした。おやすみなさい。




♪ 今井美樹 「 20才のころ 」




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