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11月7日、土曜日。 「ごめんねごめんね〜。」 この声、なんで「ごめんねごめんね」って言ってるんでしょうかねぇ。あとで訊いてみることにしますが、この声の方が、渋谷・スペイン坂に遊びに来てくれました〜。 さぁ! お待たせいたしました。小林克也です。今日のゲストは、「ごめんねごめんね」の、今井美樹さんで〜す! イェ〜イ!(拍手) どうも〜。(笑) こんにちは〜。 そして、今井さんが選んだ、フラッシュバック・イヤーは、1986年〜! ということで、今日のオープニングは1986年。大昔じゃありませんか〜。大昔の(笑)ビッグ・ヒットで〜す。 (笑) すいませ〜ん。(笑) サバイバー(Survivor) の、「アイ・オブ・ザ・タイガー(Eye Of The Tiger)」とか「ロッキー(Rocky)」とか好きでした? そぉ・・・(笑) 好き・・・(笑) 「バーニング・ハート(Burning Heart)」いきましょう! 今井さん笑い上戸で〜す! (笑) サバイバー の「バーニング・ハート」を聴いております。1986年の大ヒット。 TOYO FM 渋谷・スペイン坂スタジオからお送りする TOYOTA「SOUND IN MY LIFE」。音楽の時空間を超えて、あなたのあの頃をドライブします! TOYOTA「SOUND IN MY LIFE」。時代を彩った音楽やカルチャーを紐解きながら、1986年をドライブします。そして、一緒にドライブするのは、その年を選びました、先週水曜日に「ひとひら」を発売したばっかりの、今井美樹さんを迎えております。どうも改めまして。 こんにちは。 こんにちは。 よろしくお願いします。 早速ですが、今井さんが、想い入れのあるというか、選んだ1986年。さっき僕「大昔」って言っちゃいましたけど、 (笑) どんな年だったんだろうかっていうことで、ちょっと、1問クイズを出します。 はい。 1986年10月、テレビ朝日で、あのタモリさんの司会でお馴染みの「ミュージック・ステーション」が、始まったんです。ところが、実は放送開始当初は、別の人が司会を務めていました。その司会者とは誰でしょうか。1.関口宏 2.草野仁 3.古舘伊知郎。 「3」。 違うの? 違うんだ。誰なんだろ。俺も知らなかった。 え? どなたなの? 1番〜! 関口宏さん。 本当に〜! へぇ〜! 知りませんでした。 知りませんでしたねぇ。僕は、ずっとタモリさんがやってるのかなって。 でもほら、テレ朝のアナウンサーだったからそうなのかなって思ったんですけど。 あぁ〜、そうかそうか。 関口さんか。。。 そして、1986年のプロ野球界で、「鉄人」の愛称で知られています、広島カープの衣笠選手が、プロ野球史上初となる、連続2000試合出場という記録を達成しました。ここで質問します! 今井美樹さんが、ず〜っと続けていることは何でしょうか。 ん〜、その時どき体調にあった、トレーニングというか、そういう体を動かすことですね。 その頃から? ずっと昔から? あっ、いや、そんな昔から続けてって、なんだろう。 なんか続けてるっていう、 歌を歌ってるってことですね。(笑) 音楽が好きっていう気持ちかしら。 あ〜、音楽をずっと続けてる。ってなんかバカみたいな質問じゃないですか。(笑) だって、(笑) 24年間続けてるってことでしょ? ず〜っと続いてるわけですよね。というわけで、今井美樹さんは1986年を選んだんですが、1986年というと当然のように、 デビューの年なんです。 そうです。デビューの年。 はい。音楽デビューの年です。 あ、音楽デビューの年。その前は、ちょっと、モデルだとか、役者だとか。 お芝居のお仕事とかさせていただいて。 音楽デビューが25年。だけど、さっき、ず〜っと音楽をやっていたっていうことは、その前から、アマチュアみたいな感じでもずっと歌ったりとか、歌が大好きだったりとか。 それがですねぇ、アマチュアで、バンドをやったり歌ったりっていうことは、全くしておりませんで。ただ、子供のときから父の影響で、いつも家(うち)の中にジャズがかかっていたり、そんな感じで音楽がいつもある環境にあったので。 まぁ、ピアノをやったりエレクトーンやったりしてたせいもあって、中1のときにユーミンにハマって、それからユーミンの譜面を買ってきて弾いたり。もう、人に披露するわけではなく、自分でただ、その音楽が好きで、弾いたりしていた口なので。 それを人様にご披露することは、正直考えてなかったんですけど。なんかひょんなことで、デビューすることになって。だからね、すごくコンプレックスでしたよ。 みんな「プロになるんだ〜!」っていう人たちの中に、なんとなく知らない暇にデビューすることになった状態で仲間に入ったので、何をやっても追いつかない気がして、ず〜っとコンプレックスでしたね、歌を歌うことは。 だけど、今から考えてみるとそれは、ちょっと人とは違ったスタートっていうことで。無重力のスタート。 (笑) そうですけどね。 欲がないスタート。だから「売れなくたっていいわよ。私が好きな曲(音楽)やってるわけだから」みたいな。それが結構ウケたわけですね。 うん、そう。だからスタッフが非常に上手に導いてくださったと思ってますけど。 そして、その頃、ユーミンはずっとハマっていたけども、よく聴いていたっていう曲を。この人も、モデルをやったり、ちょっと役者っぽいことをやったりして注目されました。そして歌い方が、 ねぇ〜! なんとも言えないですよねぇ。 初めて聴いたとき、衝撃でしたもん。すっごい大好きになって。いきなり。 今井美樹さんが、惚れて惚れて。どんな歌手だと思いますか? 「シャーデー(Sade)」って知ってますか? 若い方は知らないかもわかんないね。というのも、この人、ちょうど今井さんみたいな生き方なのかもわかんないけども、ふっとやめたり。(笑) そうですね。さりげなく「スッ」とまた出てきたり。(笑) 「シャーデー」と申します。ルーツはアフリカなんですけども、イギリスで人気が出ました。シャーデー の「ハング・オン・トゥー・ユア・ラヴ(Hang On To Your Love)」。 1986年の シャーデー の「ハング・オン・トゥー・ユア・ラヴ」っていう曲です。これが好きで。今ちょっと、曲の間に話をしたら、やっぱり彼女のこと追っかけていましたね。 大好きでしたね。すごくセクシーで、だけど甘過ぎないで、ワイルドで、女性として、まず「パッ」と写真で見ただけでものすごく憧れたって感じですね。 この人、二物をもらってたよね。 本当ですよね。素晴らしいアーティストだと思います。 声っていうのは、持って生まれたものなんですけど。今井美樹さんの声は、アメリカ流の分析でいくとねぇ、「スマイリング・ボイス」なんですよね。言われたことある? いや、でも、自分で、「意識しなきゃな」と思ってます。だからやっぱり、どこかで声が笑っている、そんな歌を歌いたいと思っていますねぇ。 だから、悲しい歌を歌ってても、笑ってる顔が見えるの。「ニコッ」としてる顔が。 そうですか〜? そういう人は、ものすごく、得するんですよね。いい歌に、巡りあったときは。恐らく、聴いてる人は、応援歌みたいに、「あんな苦しいことを歌っててもあの人は、苦しくないよ。心から歌ってるんだけど、元気、よくやってるよ」みたいな。 なるほどね。 力もらう、プラスの、思考がある。 あっ、そうですか〜。 だから、発売になったばっかりの「ひとひら」。「胸に秘めたその悲しみ」。「悲しみ」から始まるんだよね。 のっけからそれですもんね。(笑) のっけから「悲しみ」にいくでしょ? だけど、笑ってるんですよ声は。もちろん心は笑ってないと思うよ? だけど声がねぇ、不思議な声ですよね。 ありがとうございます。(笑) じゃあその、そういうスマイリング・ボイスだっていうことを、頭に置いて。みなさんにも聴いていただきたいと思います。先週、発売になったばっかりの、「ひとひら」。 発売になったばっかりの、シングルです。「ひとひら」。これは TOYOTA の「New アイシス」との、コラボ・シングルということで、お馴染みですけど。やっぱり、これはさっきの話じゃないけど、心がけたこと、あるんですか? この曲は、大雑把にいえば、「あなた独りじゃないわよ」っていうことだと思うんですね。暗闇のほうにふっと、立ち止まっていたり、孤独の絶望のところに、入りそうになったときに、「待って。独りじゃないよ」って。 「グ〜ッ」と手を「ガ〜ッ」と掴んでこっちに引き寄せるような、そういう大きい何か、大いなる力みたいな、人生の中でね、自分をアジャストしてくれるっていうか。そういうなんか大きい力を持った曲だと思っているので。 バンド・サウンドとしては、できるだけシンプルに、わりとユニセックスな曲にしたかったんです。あんまりフェミニンじゃなくて。 で、そこに、どこかに、微かに希望があるっていうか、その光があるっていうか、そういう曲にしたかったので。 今、小林さんがそう言ってくださって、「あぁ〜なるほどね、無意識のうちにやっぱりそれを自分で、やっていたんだな」と思って、びっくりしました。 役づくりみたいなことも、役者でもあるわけだから、ほら「キャラクターはどんな人なんだろうか」とか、「この女性はこのOLとして、給料いくらぐらいだろう」とかね。 (笑) たとえばそう、細かく考えたりするじゃないですか。 お芝居のときはね。でも、音楽やるときは、もっと若いときには、自分を出すって思ってましたけど、ここ数年、とっても自分の中で思ってるのは、「もう私は演じるように歌いたい」と思って、歌えるようになってきてるので。 だからやっぱり、その曲その曲の、サウンドのムードとか、その歌詞によって、この出演者というかね?(笑) 主人公の女性に、私が「スポン」とはまっていく感じ? それはやっぱり、たしかに言われたように、演ずるように、歌を歌えるようになってきましたね。だからあんまり、恥ずかしがらずに「スポン」とはまれるようになりました。 やっぱね、歌がねぇ、いい歌だとねぇ、強い歌とかは、そういうふうに歌わしてくれるんですよ。 それはあるかもしれませんね。 そういうふうなことを感じ始めたんですよ。さすが! デビュー25周年! (笑) もう今、(笑) 満を持しておっしゃいましたね。(笑) だから思わず拍手しそうになったでしょ?(笑) やっぱり、そういう、いい成長をしてるってことですよね。 そうですね。やっとですけどね。まだまだですけども。 アルバムも出ます。 「corridor(コリドー)」。「回廊」とか、 そう、「廊下」とかね。どういうふうな・・・ 今回のアルバムは、実はもう3年ぐらい前からのシングルで「ポツンポツン」と、その都度出してきたものから、一番新しいこのアルバム用に録ったものまで、いろんなタイムラグがあるものを収めてるんですけど。 でも、どの曲もどの曲も、本当にそのときそのときの自分の、気分とか、環境の変化とか、テーマの変化でつくっているので。最初それを1枚にするっていうの、とても難しいと思ってたんですけど。 例えば美術館で、ひとつひとつの絵を、いろんな作家がいたり、時代も違うものをゆっくりひとつひとつ丁寧に観て、感じて、自分のペースでその時間を、味わうように、このアルバムもそんなアルバムになってほしいと思って。 絵がず〜っと飾ってある回廊を、ず〜っと歩いているような、そんなアルバムの、想いで。 人によって味わい方が、好きな、味わい方。 そうです。 触って行く人もいるし、ひとつの中にハマると、次の絵になかなか行けなかったり。(笑) そんなつもりで、このタイトルをつけました。 「corridor(コリドー)」。ということで、ライブとかも、 ライブはね、実はこないだビルボードのライブを、東京と大阪が5日間終わったばっかりなんですけども、来年実はまたちょっと、春前に、あの・・・ 25周年だもんねぇ! そうなんです。(笑) 今井美樹さん、ありがとうございま〜す! は〜い。ありがとうございました。 はいどうも! TOKYO FM 渋谷・スペイン坂スタジオから生放送でお送りしてまいりました TOYOTA「SOUND IN MY LIFE」。今日は、1986年、今井美樹さんが、音楽デビューした年にフラッシュバックして、お送りしました。 今井美樹さんはもう、それから、20数年っていうことで。いろいろ、成長をしているんだ。努力をしてるんだっていう。 (笑) そうですね。 上へ向かって行ってください。 う〜ん、やっぱり、体力的にだんだん下がっていく、ところなので、自分で、こうありたい自分でいるためには、ちょっと頑張らないと、だんだん、(笑) いけなくなってきているので。 また、遊びに来てください。 は〜い。(笑) このあと、3時25分からも引き続き「SOUND IN MY LIFE」、小林克也がお送りします。よろしく。 |
(15:25〜) |
今井さんねぇ、ちょうど僕1週間ぐらい前にねぇ、ライオネル・リッチー(Lionel Richie) っていう人に、恐らく、東京へ来た頃は、全盛だったと、 もう、(笑) そうですね。 あの人が、太ってたからね、太ってるのかと思ったら実は太ってなくて。筋肉質で。それで、体の鍛え方を教えてくれたんですよ。それはね、ランニング・マシーンってのがあって。 トレッドミルみたいな。 それを、遅くするの。普通、速いの挑戦するんでしょ? 遅くして、それでねぇ、超スローモーションみたいにこうやってやるんだって。 こうやってスローモーションで、歩いてるみたいにやるんですか? そうそう。 でもそれって、すごく深(しん)腹筋っていうか、一番基本の真ん中の腹筋をすごく使わないと、ゆっくりの運動ってすごく難しいんですよ。「スッスッ」て行くのっていいんですけど、ゆっくり動かすのって、とても筋肉を使うので、それは、正しいかもしれないですね。 正しいの。「それやるといいよ」って言われて。 やってみよ。(笑) 膝に負担こないですしね。 うん。友だちはみんなね、膝を手術したりとかするんで、それはいいんだよって。で、それ、太極拳とか、 そうだと思います。共通するものがありますよね。 だからそれ「太極拳じゃない」って言ったら「その通り!」って彼が。 やっぱり。 今はどんなのを中心にやってるんですか? 今はねぇ、数年前に腰の手術をしてしまったので、走ってはダメだと先生に言われているので。(笑) トレッドミルで走ったりすることは、ちょっと控えてるんですけど。 今は、どちらかというとボイス・トレーニングのときに、必ずその、声を出すための体をつくるために、体の中心の、インナー・マッスル、深腹筋を鍛えるようなことは、呼吸だったり、腹筋もいろんな種類をやったり。 結構ねぇ、やるとハードなんですよ。男の人も一緒にやっているとねぇ、(笑) 「ひえ〜大変」って。 ついていけないぐらいの。 うん。そうなるんじゃないかと思うんですけど。 あっ、ちょっと、いいですか? これ忘れてたんだけど、「ごめんごめん」って言ってたでしょ? 最初にね?(笑) あれね?(笑) 今日、朝、「ガバッ」と、「はっ」と思って起きたら、もう娘が、ベッドから出ていて、いなくて。「ダダダ」っと、キッチンに降りて行ったらもう1人で、バターとパンを出してこうやって食べていて。(笑) 食べてた。 「ごめんごめん(笑) ごめ〜ん」とか言って。(笑) 最初の第一声がそれだったんです今日。(笑) そうか、そういう「ごめんごめん」ね。わかりました。(笑) (笑) 7歳の娘1人でもう、「タッタッタッ」って、お構いなしに食べていて。頼もしいなと思うんですけどもね。 自分に似てるっていうふうな、瞬間ってある? あのね、頑固なところかな。だから私に似て、ある種頑固だし、うちの夫に似て非常に天邪鬼(あまのじゃく)なとこもあるし、もう「いいとこないじゃん」って、思いがちなんですけど。 非常にねぇ、私たちはやっぱり、彼女のその個性的なところが、とってもチャーミングで大好きなんですけどね。 それは、面白いですね。育ち方でね。 (笑) 一応否定するのね。(笑) もう、生まれたときから反抗期みたいな。(笑) いやいや、(笑) そういうわけじゃないんですけど、やっぱり、母親としてはね、まず、社会人として普通に成り立つところは育ってほしいじゃないですか。 もちろんちゃんとあるんですよ? だけど、「ここでこう我を、そんなに押し通すかな」っていうところで、ものすごい我を押し通すんですね。 「こうすれば?」って言ったら必ず違う方向やるし、それはもう絶対パパ似だと思ってるんですけど。(笑) だから結構、「娘とパパ VS ママ」っていう感じになったりとか。(笑) なかなかね、3人いるとね。 個性がね。性質がね。だけど、そういうふうに頑固で得をしたと思うことある? 私ですか? 私みたいな人生送ってほしくないですけど、彼女は、私もそうですけど、ひとつ、・・・(フェイドアウトで番組終了) |