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「僕らの音楽」。今夜のお客様は、今井美樹さん。そして、今井さんが選んだ対談のパートナーは、歌舞伎役者、市川染五郎さんです。5年前のドラマで、初共演し、意気投合したお2人。今夜は、久しぶりに再会したお2人の、懐かしい共演エピソードや、意外なプライベートが垣間見える おしゃべりをお楽しみください。 この番組は、ゲストが今一番会いたい人と対談する、音楽番組です。 (うつむき加減で椅子に座っている美樹ちゃん。ふと足音のする方に視線を移して) わ〜お!(♪) (染五郎さんが歩いて登場) ご無沙汰いたしております。 いや〜久しぶり♪(笑) お久しぶりです。 (美樹ちゃん立ち上がる) こんにちは〜どうもぉ〜♪(お辞儀して) ありがとうございます 今日は。 (お互い右手で握手しながらお辞儀) いいえ〜もうほんとに今日はありがとうございます。うわぁ〜♪ (2人とも椅子に座る) いやぁ〜。 素敵ぃ〜。大人んなっちゃってぇ♪ えへへへへ。(笑) あはははは。(笑) 「大人になって」ってそんな。ふっはっはっはっは。(笑) え だっていくつんなったんだっけ。 今32です。 そうだよねぇ〜。 はい。 染五郎さんも でも結婚なさって、 はい。 いつ、え〜 いつでしたっけ結婚。 おととしです。 おととし。 はい。11月です。 でもずいぶん、変わっ、たでしょ?にち 当然日常の生活の感じが。 うん〜。ま生活はやっぱり変わりましたよね〜。 ね〜。 えぇ〜。だって今、たとえば「独りだったら」ってことが、 うん。 想像 しにくいっていうか。 おぉ〜〜ん。 えっへへ。(笑) (美樹ちゃん、左手で染五郎さんの右腿を叩く) いやいやいや。(笑) やるじゃない (再び腿を叩いて) この若旦那 っていう感じで。(笑) ふふはははははは。(笑) ははは。(笑) 歌舞伎役者、市川染五郎さん。父親である名優、松本幸四郎さんのもと、幼い頃から、稽古で培った確かな演技力は、歌舞伎の枠を越え、ドラマや映画でも如何なく発揮されています。また、プライベートでは、今年3月に長男が誕生。3歳の娘をもつ今井さんとの対談は、お2人の子供の話題からスタートします。 ところでどうですか 父、父は。父となって。 何か月だっけ? そうですね今もう5か月6か月になりますけれども。 自分もそうだったわけじゃない? うん〜。 歌舞伎の ねぇ。もう素晴らしい歌舞伎を、の役者さんの う〜ん。 お父さんもいらして、息子でいて。で、ある時期からきっと本人もそれをどこかで 意識をしはじめるだろうなっていう。それって、ど〜お? 僕自身もその、僕も好きで、 うん。 え〜入ったんで。 うん。それがでも、ね〜。 だからなかなかでも そういうのって、人に勧められない〜ですよね。 あぁ〜うんうんうん。 もちろん、好きで、になる環境、をつくれればいいな そうだよね〜。 とは思いますけどね。 でもそういう意味でいうと、それを好きに、させてくれた環境って具体的にいうとたとえばどういうことだったの? あぁ〜〜。 父、祖父、 うん〜。 の姿 うん〜 だったんでしょうね。 うんうん。 その、芝居に対しての。 うん〜ん。 汗がかっこよかったり、 うんうん。 はぁはぁ言ってる、っていう この舞台終わって、 うん。 はぁはぁ言ってる。それだけエネルギーを発散してやっ てる姿に〜、やっぱりそれが 一番、うん かっこいいと思ったんでしょうね。 うん〜。 その〜おっきくなってどうですか?その、「歌やりたい」、「音楽やりたい」って。 あぁ〜〜〜。 どうだろうね。でもね、音楽はやっぱりすごく好きみたい。 あぁそうですか。 で、パパのコンサートを、観てるとねぇ、やっぱ自分のすごく好きな曲とかがあるとねぇ、ちゃんとなんかこういうふうに(肩を左右に揺らして) あははは。(笑) リズムとってそれもすっごくねぇ、パンキーなやつが(笑) ファンキーなんだ。(笑) ファンキーなやつをね、こうやってやって、うちでも鼻歌をその歌を鼻歌で歌ったりとかね、 えぇ。 たまに気を遣ってママの歌も「♪私は今〜 (「PRIDE」のメロディーで ) 」って歌ってくれたりするんだけど。(笑) あはは。(笑) 気を遣って。 圧倒的に んっはっはっはっは。(笑) パパの音楽が好きみたいで。 へぇ〜〜〜。 だから、「おっきくなったら、ママみたいにお歌を歌いたい?それとも、あの パパみたいにギターを弾きたい?」って訊いたら、 うん。 もう即答で「ギター」って言ったもんね。 ほぉ〜〜〜。 今でもこうやって真似するの。(ギターを弾く真似をしながら) え それ言ったときっていくつなんですか? え〜と〜だから いっ 2歳になる前ぐらい。 へぇ〜〜。 でも、どうなんだろうね〜 こう、彼女が しご 職業として 音楽を選んでいくかどうかわからないけど、そのことをすごく愛して、くれたらうれしいよね〜。 う〜ん。 うん〜。 今夜の1曲目は、1990年に発表された、「雨にキッスの花束を」。今井さんが、この曲の作曲者である、KANさんと、今夜14年ぶりの再会を果たし、素敵なコラボレーションを実現させました。 お2人が知り合うきっかけとなったドラマ、「ブランド」。連続ドラマ初出演だった染五郎さんは、茶道の家元の一人息子、神崎宗一郎役を。今井さんは、ファッションブランドのプレスという職業に、誇りを持って働く、川嶋碧役を熱演しました。当時、8年ぶりに主演を務めた今井さんは、大きな緊張とプレッシャーを感じていたそうです。 みんなで集まって、 はい。 あの台本 読んだりする、 はいはい。 最初のときありましたよね。 はい。わかります。はい。 ほんっっとに、あの うん。 全員がいるとこの真ん中にいるっていうことが、もう今すぐ逃げ出してしまいたいぐらい、怖かったの。 んぉ〜ん。 でこっちは、歌舞伎の人でしょ? えっへっへ(笑)歌舞伎の人。(笑) ど〜ぉ接すればいいんだろ。(笑) 歌舞伎の人って会ったことないもんっていう感じだし。(笑) はっはっはっ。(笑) あたしど〜うすればいいんだろうって思って。でもさ、結果的に、すごく素直に、あの〜、染五郎さんにも、ま役柄を通してだけどどんどんどんどん、気持ちが近づけていったし。それはねぇ、すごくありがたかった。 うん〜。 あの「お茶会」のシーンでさ、 はいはいはい。 あの、宗一郎くんが、着物を着て、それでお客様を外国のお客様をお招きするというシーンのときに、碧さんという、今井美樹が、そこにいる、着物のお姿の宗ちゃんを見て「はっ」と立ち尽くすっていうときは、あれはもう今井美樹が立ち尽くしていたのほんとに。(笑) ははははははは。(笑) 「びっくり」っていう感じで。だってぇ〜、ほんっとにきれいだったんだよね。 お2人にとって、思い出深いドラマ、「ブランド」。 このドラマをさらに盛り上げたのが、今井さんが歌う主題歌、「Goodbye Yesterday」でした。今夜、テレビで5年ぶりに歌うこの曲について、お2人が、それぞれの想いを語ります。 今回、 はい。 あの 歌われる、曲が、 はい。 「Goodbye Yesterday」。 はい。 非っ常に楽しみなんですよ。 んふははははは。(笑) 非常に、期待をし、 いやいや。 楽しみにしてるんで。 そんなプレッシャーかけないでよ。(笑) ふふふふふふふふ。(笑) いや でも染五郎さんが今日来てくださるっていうから「これは「Goodbye Yesterday」歌うでしょ」っていう、 えっへっへっへっへ。(笑) やっぱり、ねぇ、そういう、気持ち〜 でいるんですけど。あの〜 ドラマに出逢ったときに、「あぁ〜この作品に出逢えてよかった」っていう感じで、あそこの、日々に向か 向き合えていたのね? さぁ今度は、私がみんなに、私が本当にやる 本来やるべきことで? みんなに感謝を、あの〜感謝を伝え る番だな〜 う〜ん。 って思えたのね。 僕はもうほんとに、あのドラマの、ことを全て思い出す、まぁすぐねぇあの曲を聴くと。 ありがとうございます。 で、まぁ、打ち上げんときとかでもねぇ、 う〜ん。 何回歌ったか忘れたぐらい歌って。(笑) んははは(笑)そうそう。そうだよね。でもあの曲は本当に、ほんとを言えばもうあのドラマのスタッフ全員に、今でもいいから聴いてもらいたいなと思うし、ドラマを観てくれていた人たちにも、もしかしたら何かをすごく、また思い出してくださるかもしれないし。染五郎さんも、そう 思ってくださってうれしいなと、 うん。 思います。 染五郎さんは その、 いわゆる普通の 家庭? にあこがれたこととかってある の? 基本的には僕なかったですね。 な〜い。 逆に、「特別だ俺は」っていう・・・ こ〜んな(天狗?)んなっちゃってた? はっはっは!(笑) そういうふうに思ってたぐらいでしたねぇ。 (笑) (手を叩いて) 小 中、中学・・・ あ そういえばさ、学芸会の話聞いたことある。学芸会? あ〜〜〜学芸会で、 「夕鶴」です。 うん。 でやるって「与ひょう」の役をどうするかと。で僕はもうそういう〜、もう さっき言ったみたいな うん。 子でしたから。 あっは・・・(笑) 「俺がいるだろ?」 ははっ・・・(笑) っていうぐらいの(笑)気持ちでいたんです2年生ぐらいのときに。それで〜〜、ま結局、僕と2人残ったんですけど、 うん。 で ある、一節を読んで、 うん。 与ひょうの台詞を読んで、拍手の多さで決めるみたいな感じで。で僕〜先〜やった だったんですよね。 (笑) で〜もう1人の、彼が、 うん。 最後のなんか叫ぶ台詞かなんかが、2年生のくせに 声がかすれたんですよ。 あっは・・・(笑) かすれ声を使ったとはもう とても言わせませんけど、 ははは。(笑) たまたまかすれたんですよ。それがなん なんとなく 感情的にみえた。 うんうん。 そしたら、拍手の多さが、彼の方が「バ〜〜〜(拍手の仕草)」って来て。これは先生も逆に困っちゃった顔して。 あはっ・・・(笑) (笑) 給食台に手をついてこう〜泣き崩れました。えへへへ。(笑) (笑) でもその後に、写真見ると、僕も出てたんですよ。 うん。 明らかにもう、ずば抜けて、僕の着てる着物がいいんですよ。 あっはっはっはっは!(笑) これはうちのじいさんの、 (笑) (手を叩いて) おじいさん たぶんおじいさんが着ていた着物を、こうやって(胸を張って)写ってましたからね。(笑) はっはっはっ!(笑) うん なんか負けず嫌いっていうかね。 |