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めざましテレビ

◇要約版◇


フジテレビ
2006.11.30 Thu 05:25〜08:00


めざましテレビ
メディア見たもん勝ちDX
「 アニバーサリスト 」

インタビュアー:軽部真一

 大塚範一 高島 彩


出演:今井美樹




(スタジオ生放送映像)

 今日は久しぶりに「アニバーサリスト」。そう、デビュー20周年 紅白初出場も決めた、この女性ボーカリスト、歌姫です。






 今井美樹 43歳。シンガーとして常に時代の先端を走ってきた。そんな彼女が、デビュー20周年の今年、音楽活動の集大成として発売したのが、アルバム『Milestone』。
 「人生における重要なできごと」という意味のこの言葉。20年に及ぶ歌手活動で、彼女にはどんな Milestone があったのか。
 今回の「アニバーサリスト」今井美樹さんがこの20年間に起こった重要なできごとを語ります。

 1963年、オーディオ電器店を営む家に生まれた今井さん。父の影響もあり、幼い頃から音楽が大好きだった。




( インタビュー映像 / ロケ地:東京・恵比寿「Elegante Vita」)


 もともと、ハモるの好きだったんですよ。3度下とか3度上とか。自分が好んで聴くようになった音楽たちを聴きながらも、いつもハモって。だから わりとねぇ、歌を歌うというよりも、音楽として、コードの面白さとかっていう意味で「音楽」が好きだったみたいなんですよね。



 そんな彼女は高校卒業後、キャビンアテンダントを志し上京。バイト感覚で始めたモデルがきっかけでドラマデビュー。
 その2年後の1986年、「黄昏のモノローグ」で歌手デビューを果たし、ここから「歌手・今井美樹」の20年間がスタートする。しかし、大好きだった音楽生活の幕開けは、それと同時に苦悩の始まりでもあったのだ。




 全てが全部決まっている中、楽曲はどなたがつくって どなたが作詞をされて、何のドラマの主題歌で。好きなものをそのままできる、だったらいいけど、だって全部決まってたんだもん。

 こんなに音楽が好きで、お小遣いを貯めてユーミンを、どのアルバム買おうかな〜って、やっと買ってるような、そんな青春時代だったからね。こんなふうにレコードってできて、売られていくんだ(笑)と思ったらね、結構ショックだったですね。正直。



 今井さんは、自分の好きな音楽と 実際に歌う音楽のギャップに戸惑いを覚えていた。



 ということは、しばらくはその状態は続きました?

 うん。すごく、歌うことが、苦しかったです。どうせやるんだったら、音楽大好きな人なんだから、楽しく音楽を、「こういう音楽が好きだ」っていうことをもっともっと自分の作品の中に取り入れて、アルバムをつくれるようになりたいな 作品をつくれるようになりたいなと思って「グッ」と前向きになったのは3枚目のアルバムからです。



 この サード・アルバム『Bewith』以降、積極的に自分の好きな音楽を主張。その結果、これまでオリコン・シングルチャート20位以内にも入らなかった彼女の曲が、ベストテンを賑わすように。そして自らの音楽性を追求していく中、彼女の人生を変える人物と出逢う。



 音楽の幅の広さにすっごく驚いたし、「こんなことする人が日本に居るんだ!」と思って。



 その人物とは、今井美樹を語る上で欠くことのできない存在。夫でもあり、彼女の楽曲を数々プロデュースしてきたミュージシャン、布袋寅泰。



 いかに、布袋さんとの出逢い、大きなものだったか 鮮烈なものだったか・・・

 衝撃的でしたもん。それは、だから布袋寅泰という人と出逢ったっていうより、布袋寅泰さんの音楽と出逢ったことがすごく大きかったわけですよ。

 「この音楽!この音楽!」っていうのがやっぱり布袋さんのその『GUITARHYTHM II』の中にはあって、だからこの音楽のようなニュアンスが欲しいんだったらこの人とやろうと思ったの。



 布袋さんのアルバム『GUITARHYTHM II』に収められた音楽に衝撃を受けた彼女は、自ら布袋さんに作曲を依頼。
 その後2人は、新しい今井美樹の世界を生み出してゆく。そしていつしかプライベートでも最高のパートナーに。




 人間としても惹かれる、あるいは男性としても惹かれるっていうのは、順番的にいうとやっぱりそういう流れの中で、自然にそうなっていったという感じなんですかね。

 そうですね。最近も感じたことがあったんですけど、「あぁ、だから私この人に恋をしたんだな」っと。私たちの間には本当に、音楽が必要。音楽に恋をしている者同士が恋をしてる感じなんだと思うんだ。



 しかし・・・



 結婚するとは思ってなかったです。



 と思わぬ言葉が。このあと、今井美樹が、布袋寅泰との結婚秘話を語ります。







 1999年、シンガー今井美樹とプロデューサー布袋寅泰がゴールイン。このとき彼女に結婚を決意させたものとは。



 「これから僕も、もっともっと先へ、未来に向かって歩いていく。そのことに対して、一緒に頑張れる?」って、いうふうな質問をされて。とても即答はできなかったので。「1年間、時間をください」って。

 結婚するとは思ってなかったです。

 思ってなかった!?

 うん。



 日本のロック界を牽引する男性とともに、今後の人生を歩んでいく自信がなかったという今井さん。しかしそんなとき 彼女が想い浮かべたのは、ステージに立つ愛する人の姿だった。



 私にはできないと思いました。そのときにもうここまで(あごの下に手の甲を当てて)「ノー」って、思ってたの。「できない」と思ってたのに、私たちが、もう「じゃあ今日で、おしまいですね」っていう感じになったら、今までのこの距離感でいたときのように、彼のステージを もう観れなくなると思ったの。

 そしたらね、いろんな日常とか、女性である私にいろんな求められていること、いろいろ「そんなことはできない」とかいろいろ思ってたことが、やってもいないのに「できない」って決めつけるのは、どうかなって。

 それで、本当に胸がね、つかえてたのが「ス〜ッ」としたの。それで「イエス」の答が、口から出てきたのね。



 最高のパートナーと最高の音楽。公私共に幸せをつかんだ今井さん。現在は、愛娘「愛紗ちゃん」のいる家庭と仕事を両立する日々。



 愛紗はねぇ、最高ですね。彼女には本っ当にたっくさんのねぇ、笑顔の素をもらってます。私たち2人とも。

 布袋さんは、どうなんですか? やっぱりいわゆるパパの役割というのは、結構ちゃんと果たしてらっしゃる。

 家(うち)に居るときはできるだけ彼女とすごそうと思って、赤ちゃんのときからお風呂もできるだけ自分で入れるって言ってるし、あまりにも過酷で忙しかったときは、何度か布袋さんがお弁当つくってくれて、幼稚園に送ってくれて。

 「パパがじゃあ運転してってあげるよ」って言って(笑)、親子3人で幼稚園へ行く。今日もそうだったんですけど。(笑)



 そんな幸せな日々を送る今井さん。改めてこの20年間を振り返ってみると。



 「大人になるって、いいよね」って思うの。若かったときの、はちきれそうな勢いとかね、眩しいぐらいの生命力とか、そういうのはもうないかもしれないけど。

 何が今一番大事なんだろうかっていうことも、やっぱり若いときよりず〜っと今のほうが、わかってきてるような気がするので。やっぱりこの年齢で、今こういうふうに、娘との暮らしが在れるっていうのが、私たちにとっては、すごく幸せなことなんじゃないかなっと思います。

 ぜひ今後も、より充実した、音楽活動と。

 がんばりますね。はい。(笑)

 そして、奥さんとして、お母さんとして。

 そこんとこ大変なんだけど。奥さんとお母さんと。(笑)

 (笑)

 お母さんとしてはがんばるけど、奥さんがなかなか上手にできないもんだから。(笑)

 いやいやいや。

 (笑)





(スタジオ生放送映像)

 という今井美樹さん。本当に明るく屈託なく率直にいろんなことを語ってくれましたね。

 う〜ん♪

 その「率直」っていう言葉、一番ぴったりですからね。

 そうなんですね〜。今がいかに充実しているか。それはねぇ、今度の新しい『Milestone』っていうアルバム、また柔らかい今井美樹が帰ってきている。そんな感じもして素敵なアルバムになってますね。

 ね〜。

 以上、「メディア見たもん勝ちデラックス」をお伝えしました。




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