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音遊人
みゅーじん


〜 第77回 〜 2005.09.30 Fri

ジャズピアニスト

山下洋輔

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音遊人(みゅーじん)

この番組は、YAMAHAの提供で お送りします。







ジャズピアニスト、山下洋輔。

ジャズの原点ともいえるフリーフォームな演奏と、
エネルギッシュなステージが持ち味の彼は、
現在、ジャンルを超えた音楽との融合や、
大学の講師として、学生たちに
ジャズの楽しさを教えています。

では、そんな山下さんにとっての フリージャズとは。






相手の、まぁ気配だけじゃなくて実際出す音とかね。
そういうものに反応してやっていくしかない音楽なんで。
うかうかしていられないですね。(笑) どっから、
弾が飛んでくるかわかんないっていう感じだよね。

そのジャズの味がどうとかですねぇその人間がどう出るか
なんていうのはね、これはもう実践でやっていくうちに、あの
聴く人との反応、同業者との 反応の中でめっけていくもんであって。
まずはもう音楽〜で成り立ってなきゃいけない っていうので。

大昔にはクラシックにもその〜即興演奏ってのがあった。
ベートーヴェンもバッハもモーツァルトもやったんだ。
お題を出されたらバーっとアドリブができたんだってわけなんです。
ただしそういう 面白さを、伝えてる音楽ってのは
今ではジャズしかないんですよ。この 貴重さですね。

だからジャズってのはね必ず、いつの時代にも、
何かしら興味を持たれてつながっているわけで。
必ず惹かれる人間がいる。即興の腕比べ。単純で面白いでしょ?
それをやる音楽なんだよっていうことですね。まずはね。えぇ。

あと実際にやる人はね、もう〜、あの一対一で、取っ組み合って、
そのああだこうだと言って、(笑) 投げ合いをしてね。
あの〜伝授するしかないですこれは。(笑)






さらに山下さんには、今だからこそ
伝えたいことがあるとか。






一度でも楽器やったことがある人はもう、必ず
また楽器をとってですね、あの〜音を出してください。
そういう〜仲間が、あの〜方々でつながって、
色々な〜バンド活動をしてるっていうのが今、
あの〜ずいぶん増えてるようですからね。

え〜やりたい、音楽についてのねぇ、あの〜
「どうしたらいいかな」ってメソッドはねぇ、
いっくらでもありますからねぇ。(笑)
めっけてねぇ、やってください。
バンドほど楽しいものはないですよ。






どんな楽器でもいい。
まずは、音を出すことから。

先生! そういうことですよね。


音遊人
山下洋輔







この番組は、YAMAHAの提供で お送りしました。



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