夢惑う世界 旅と昆虫
夢惑う世界2.1 旅の軌跡<残像>
 私にとっての旅とは、未知への好奇心を満たすための旅であり、他人を頼らず一人でも生きてゆけるように自立するための旅であり、私という自己を確立するための旅でした。今は、未知への好奇心を満たすためであり、そして自分が自分で在り続けるために旅をしています。これからも旅は、資金が許す限り続けるつもりです。
 私は、緑の中を歩くのが好きです。八重山諸島を歩き回っていると、その先が気になってきました。行きたいのですが、やはり何となく心配です。一番の心配事は、私は全く英語ができないということでした。10数年もの授業を受けていながら、何故分からないか。それは、最初におけるボタンの掛け違いがあったから、何年やっても一緒なのです。私は、その当時、英語の必要性を感じていませんでした。勉強は、突然、何故を跳び越えて始まります。思春期においては、理由もなく無理矢理詰め込むことよりも、何故にこだわり、それが解決しない限り一歩も前に進むことができないのです。そのような訳で、必要となった今でも、英会話力は中学生以下です。
 それを乗り越えて、台湾へ最初の海外旅行に行きました。度胸が付けば、もうこっちのものです。スペイン語圏、フランス語圏、ポルトガル語圏なんて何のその。
 今までに、42カ国(2001年末現在)の緑の中を歩いてきました。旅行者の視点で、多くのガイドブックが発行されているので、今更、私が書くことがないかも知れませんが、私の独断と偏見を、旅の情報とします。
 副題の<残像>は、旅の思い出が、いつまでも私の心の中に残像として残っていて欲しいのと、これを読んで下さった読者の心の中にも、いつまでも残像として輝き続ければと思います。

2.1.1  旅・虹の向こう

2.1.2  旅の情報

 「旅の情報」は、先に書きましたように、その国の言葉も分からずに旅をしている私が、肌で感じた旅の情報です。市販のガイドブックでは得られない情報で満載ですので、旅の参考に、ご覧になって下さい。


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