衣浦臨海鉄道 DE11形
DE11形(1012・1016)
 DE11形1012・1016は1970(昭和45)年9月、川崎重工業で新造された国鉄機で2輌共稲沢第一機関区(現JR貨物愛知機関区)に配属された。最終配置は静岡機関区で1987(昭和62)年2月に廃車となり、三岐鉄道へ譲渡された。当時、計画中だった小野田セメント(現太平洋セメント)藤原工場から炭酸カルシウム、衣浦臨海鉄道碧南市付近にある中部電力碧南火力発電所からフライアッシュ(石炭灰)の双方向輸送のために三岐鉄道が確保したものと思われる。この双方向輸送は1990(平成2)年に試運転が始まって現在も輸送は続いているが、結局DE11形は三岐鉄道でも衣浦臨海鉄道でも一度も使用されることはなく、現在も衣浦臨海鉄道半田埠頭機関区で部品供出用に留置されている。
 衣浦臨海鉄道には、その他国鉄DE10形と同様のKE65形1〜3・5が在籍し、炭カル/FAの双方向輸送に活躍している。
2016.8.13 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 内燃機関 馬力(HP) 回転数 牽引力(s) 台車
DE11 1012・1016 14150×2950×3965 70.00 DML61ZB 1350×1 1550 不明 DT132A
DT131E
車輌画像
撮影協力
衣浦臨海鉄道

DE11 1012

2003.1.25

半田埠頭機関区

撮影協力
衣浦臨海鉄道

DE11 1016

2003.1.25

半田埠頭機関区

衣浦臨海鉄道
KE65 1

2006.11.25

大府

衣浦臨海鉄道
KE65 3

1992.8.31

大府

衣浦臨海鉄道
KE65 3

1992.8.31

大府

衣浦臨海鉄道
KE65 3、KE65 5

2015.9.5

碧南市

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