三岐鉄道北勢線 200系
旧形式 ク200形(202)・サ200形(201)・サ100形(101)
 御在所ロープウエイが開業した湯の山温泉への観光客輸送を目的に1959(昭和34)年8月、日本車輌製造で新造された三重交通三重線(現近畿日本鉄道内部・八王子・湯の山線)モ4400形で、4400(M1)-4401(T1)-4402(M2)の3輌4台車連接車であった。両先頭車の運転台側台車に垂直カルダン駆動の主電動機を搭載していた。電動台車がND106、連接台車がND106Aで、車輪径は640mm。
 1964(昭和39)年3月の三重電気鉄道湯の山線標準軌(1435o)化に伴って北勢線に転属した。1965(昭和40)年4月に近畿日本鉄道となり200系モ201-サ101-モ202に改番された。しかし、たった1編成しか無い垂直カルダン駆動の保守的難点から1971(昭和46)年に両先頭車は電装解除、運転台撤去でサ201-サ101-サ202となり他の電動車に牽かれていた。270系導入時にサ202に運転台が復活してク202となり270系モ275・276と4輌編成を組んだ。そして、270系に準じた車体更新工事を受けた。 1978(昭和53)年8月にATS機器が設置され、1992(平成4)年9月にワンマン設備が取り付けられた。また、ブレーキ装置の変更で台車も改造されND106K・ND106AKとなった。
 全車、形式変更されずに、三岐鉄道に引き継がれたが、2008(平成20)年の高速化改造で、新形式クハ200形・サハ200・100形となった。
 2006(平成18)年8月、編成交換されて270系モ277と組んでいる。

新形式 クハ200形(202)・サハ200形(201)・サハ100形(101)
 2008(平成20)年3月、K77編成の高速化改造により形式変更されてクハ200形202、サハ200形201、サハ100形101となった。2013(平成25)年9月末には、北勢線開業100周年を記念して、製造当時の三重交通塗装に変更された。

北勢線車輌については、諸元等あまり詳しく調査出来ておりません。
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2013.11.1 更新
主要諸元
新形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 定員(席) 主電動機 出力(kW) 歯車比 台車
クハ200 202 10750×2130×3352 11.00 63(28) ND106K
サハ200 201 10750×2130×3190 10.00 65(30) ND106K
サハ100 101 10700×2130×3190 7.60 68(32) ND106AK
旧形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 定員(席) 主電動機 出力(kW) 歯車比 台車
ク200 202 10750×2130×3352 11.00 63(28) ND106K
サ200 201 10750×2130×3190 10.00 65(30) ND106K
サ100 101 10700×2130×3190 7.60 68(32) ND106AK
車輌画像
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クハ202
(三重交通塗装)

2013.10.31

大泉

サハ101
(三重交通塗装)

2013.10.31

東員

サハ201
(三重交通塗装)

2013.10.31

東員

クハ202

2008.4.9

大泉

ク202

2004.4.11

北大社車両区

サ101

2004.4.11

北大社車両区

サ201

2004.4.11

北大社車両区

ク202(近鉄塗装)

2003.6.27

北大社車両区

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