三岐鉄道 モハ130形
モハ130形(130)
 モハ120系列の増結車で、1966(昭和41)年7月に東洋電機製造・東洋工機で新造された。車体サイズ、性能的にはモハ120形と全く同じであるが、増結車のため両運転台となった。車体デザインは大幅に変更され、三岐鉄道初の両開き3扉、一段下降式窓となった。さらに、乗降口の吊革は当時流行っていたバネ上昇式が採用されていた。晩年、120形同様前照灯が2灯シールドビームに交換され、西武鉄道の電光式方向幕が取り付けられた。
 120形と一緒に廃車となり香川県の高松琴平電鉄へ売却され、翌年6月1063形1063として竣功した。1013形と同様の改造が施されたほか、当時瓦町駅がカーブホームのため3扉の中央扉がホームから離れるため2扉化され、下降式窓が取り付けられ、座席もロングシートで埋められた。最後まで残っている1013形と共に2005(平成17)年6月26日のさよなら運転を最後に廃車となり翌月に解体された。 
2011.7.17 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 定員(席) 主電動機 出力(kW) 歯車比 台車
モハ130 130 18700×2840×4114 33.64 140(48) TDK820/2C 75×4 11:84 FS17A
車輌画像
高松琴平電鉄売却後の画像へ
高松琴平電鉄売却後の大野義久氏・川波伊知郎氏ご提供の画像へ

三岐鉄道 所蔵

モハ130(旧塗装)

1966.11.

富田

坂内定比古氏 撮影

モハ130

1978.5.14

保々車両区

伊藤光宏氏 撮影

モハ130

撮影日不明

保々車両区

伊藤光宏氏 撮影

モハ130

撮影日不明

保々車両区

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