三岐鉄道 ED45形 5次車
ED45形(459)
 1963(昭和38)年10月東芝府中工場で製造された東武鉄道ED5060形ED5070で、1991(平成3)年11月に一緒に廃車となったED5069とともに譲り受け、翌年3月にトラック輸送で回送された。その後、保々車両区で右運転台化などの改造に着手していたが、景気の後退により貨物輸送量が伸び悩み中断されてしまった。また、ED458となるはずだったED5069は必要部品を確保し1997(平成9)年8月に解体された。
 それからおよそ8年間、保々車両区で保管されていたが、2000(平成12)年7月から開始されている中部国際空港建設用埋立土砂輸送に際して、急遽改造工事が再開された。名鉄住商工業の出張工事となり、右運転台化、前面窓の拡大、重連総括制御装置・ATS機器取り付け、電気配線変更、デッキの拡幅、尾灯の移設、樋・ランボードの更新、乗務員扉を西武電車用に交換などが行われ、2000(平成12)年6月ようやくED459として竣功した。車体長は他のED45形よりかなり短い。
2016.8.13 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 主電動機 出力(kW) 牽引力(s) 歯車比 台車
ED45 459 12000×2690×4055 45.45 MT-40B 142×4 5280 17:72 TT54
車輌画像
東武鉄道ED5060形5069,5070トラック輸送他の画像へ

入換仮使用時

ED459

1992.7.23

東藤原

ED459

2000.8.5

保々

ED459+ED453

2000.8.5

保々

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