三岐鉄道 ト200・300形
ト200形(200〜204)・ト300形(301〜306)
 ト200・300形は10トン積車で、ト200形200・201は1940(昭和15)年4月、ト202・ト300形301〜305は1948(昭和23)年4月、ト203・204・ト306は、1950(昭和25)年5月に、鉄道省ト1・4000・30000形を譲受したものである。車輌の経緯を下表にまとめる。ト303・302・203は1950(昭和25)年10月に日ノ出車輌で有蓋車ワ1形14〜16に改造され、ト301は1956(昭和31)年3月に台枠改造されている。有蓋車化されなかった車輌は、1953(昭和28)年4月のト201を最初に1965(昭和40)年11月までに全車廃車解体されている。
製造所 製造年
国有化 鉄道院〜省 鉄道院
1920.3. 改番
下段へ
平岡工場 1895. 関西鉄道 1907.10. ト9940形9944
天野工場 1905.7. 鉄道作業局
ト13782形14379
三田(松井?)工場 1901.3. 西成鉄道 1906.12. ト16104形16243
山陽鉄道 1892.8. 九州鉄道 ツ132 1907.7. ト15906形16011
札幌工作 1908.3. 北海道鉄道 1907.7. ト10024形10297 トチ20200形20420
日本車輌製造 1911.9. 鉄道院
ト17955形18560
鉄道院盛岡工場 1913.1. 鉄道院
ト18870形19059
鉄道院大宮工場 1913.3. 鉄道院
ト18870形19031
汽車製造東京支店 1926.12. 南武鉄道 ト33 1944.4.

木南車輌 1942.9. 豊川鉄道 ト305 1943.8. ト30000形30004
鉄道員大宮工場 1912.12. 鉄道院
ト18870形19300
上段より 鉄道省 ト1形改造改番
1932.12. 1933.1. 1933.3.
譲受認可 三岐鉄道
ト200・300形
改造認可 三岐鉄道
ワ1形
廃車

1940.4. ト200

1956.6.

1940.4. ト201

1953.4.

1948.4. ト202

1962.4.

1950.5. ト203 1950.10. ワ16 1966.9

1950.5. ト204

1965.5.
ト15458 1948.4. ト301

1965.7.
 ト15730 1948.4. ト302 1950.10. ワ15 1966.9.
           ト16208 1948.4. ト303 1950.10. ワ14 1966.9.

1948.4. ト304

1965.7.

1948.4. ト305

1965.11.
           ト15835 1950.5. ト306

1964.8.

※ ト200・300形の写真・資料等をご提供頂ける方はご連絡(メール)お待ちしております。
2011.7.18 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 荷重(t) 実容積(m3) 軸距 備考
ト200 200〜202 6270×2337×1701 5.30 10.00 23.90 3048
203 6270×2337×1701 5.85 10.00 23.94 3048 ワ16化
204 6248×2388×1765 6.32 10.00 23.14 3048
ト300 301 6270×2402×1943 6.10 10.00 24.50 3048 更新前
6312×2535×1920 5.88 10.00 25.41 3048 更新後
302 6270×2402×1943 5.84 10.00 24.53 3048 ワ15化
303 6270×2402×1943 6.00 10.00 24.53 3048 ワ15化
304 6325×2413×1660 5.21 10.00 25.00 3048
305 6350×2632×1970 6.72 10.00 24.00 3048
306 6270×2402×1943 5.84 10.00 24.50 3048
車輌画像
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