●三岐鉄道 ワム700形 |
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ワム700形(700〜711)
ワム700形は15トン積車で、ワム200形219〜230の老朽化による置き換えで、国鉄ワム80000形を1985(昭和60)年11月に譲り受けている。車輌の経緯を下表にまとめる。
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製造所 |
製造年 |
改造所 |
改造年 |
国鉄
ワム80000形 |
三岐鉄道
ワム700形 |
川崎重工業 |
1968. |
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ワム85884 |
ワム700 |
日本車輌製造 |
1968. |
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ワム180503 |
ワム701 |
川崎重工業 |
1968. |
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ワム181345 |
ワム702 |
三菱重工業 |
1968. |
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ワム182465 |
ワム703 |
日立製作所 |
1968. |
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ワム183330 |
ワム704 |
日立製作所 |
1968. |
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ワム183490 |
ワム705 |
日本車輌製造 |
1969. |
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ワム184073 |
ワム706 |
川崎重工業 |
1969. |
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ワム184451 |
ワム707 |
日立製作所 |
1969. |
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ワム184759 |
ワム708 |
日立製作所 |
1969. |
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ワム184768 |
ワム709 |
日立製作所 |
1969. |
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ワム184941 |
ワム710 |
三菱重工業 |
1968. |
国鉄大宮工場 |
1972. |
ワム585173 |
ワム711 |
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入線時に黒色に塗り替えられてイメージが変わった。ワム704は入換え事故で1990(平成2)年3月に廃車となったが、現在も保々車両区で倉庫として利用されている。東藤原〜富田の社線内袋詰セメント輸送に使用されていたが廃止のため不要となり、1996(平成8)年11月に全車廃車となったが、車体は全車倉庫として利用されている。ワム705・707・709・711は保々車両区の資材倉庫として、それ以外は売却されて四日市市内や三重郡川越町内で倉庫として現存している。(700:四日市市大矢知町内、701〜703・710:三重郡川越町内、706:四日市市西村町内、708:四日市市大鐘町内)
12輌のうちワム706の184073は曰く付きで、1981(昭和56)年10〜11月にかけて、中小スーパーの連合体「シージーシーグループ」が開催した「ザ・ビックフェア」のPRのため全国各地を一ヶ月間巡行した広告貨車「シージーシーエキスプレス号」10輌のうちの1輌である。PR用の独自塗装に塗り替え、10輌を5輌ずつの2編成に分け、北廻りと南廻りで日本全国を巡り、ワム184073は南廻り編成で「倉敷〜吹田操車場〜新潟操車場〜青森操車場〜浜釧路〜札幌貨物ターミナル〜東札幌〜函館〜青森〜盛岡貨物ターミナル〜青森操車場〜南長岡〜直江津〜篠ノ井〜小諸〜高崎操車場〜倉賀野〜大宮操車場〜汐留」を走った。なお、これらは貸渡終了後、全車通常塗装に復元されている。(詳しくは吉岡心平氏ホームページ「国鉄貨車研究所17偏」参照) |
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2011.7.18 更新 |
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形式 |
車号 |
最大寸法(長巾高) |
自重(t) |
荷重(t) |
実容積(m3) |
軸距 |
備考 |
ワム700 |
700〜711 |
9650×2850×3735 |
11.00 |
15.00 |
52.00 |
5040 |
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ワム700 他
1996.11.
保々車両区 |
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ワム701
1992.6.4
富田 |
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ワム702
1993.1.25
富田 |
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ワム703
1995.12.3
富田 |
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ワム704
1989.3.12
富田 |
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ワム705
1996.11.
保々車両区 |
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ワム706
1994.10.9
富田 |
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ワム707
1994.10.9
富田 |
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ワム708
1993.8.1
富田 |
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ワム709
1993.1.25
富田 |
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ワム710
1994.10.9
富田 |
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ワム711
1993.2.1
富田 |
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