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  04年05年冬に乗った列車A 「ムーンライト高知」

 2004年12月29日  高知22:58− 6:24京都

 

 四国からの帰京には標題の列車の登場である。普段はグリーン車のみ連結の「ムーンライト高知」、青春18シーズンのみ普通車指定席を増結するのが通例となっている。思えば11年前の夏に京都→高知を利用した際には12系のボックスシート、満席のボックスでも良く眠れた記憶がある。しかし既にこのタイプは消滅しており、今回どんな車輌が充当されるのかは事前に調べていなかった。

 高知駅3番ホームに降り立つと列車は既に入線していた。3両のうち12系ロザとは無縁のため、残る一両がわが車両とわかる。見ると「オハフ15 7」とあり、JR西日本所属の車両である。うるさいスハフ14でなくて良かったと思いつつ車内の自席へ。荷物を棚に上げ、14系ハザは久しぶりだなぁ…と思いつつ着席、簡易リクライニングを効かして背ずりを倒す…。

 「んっ!?」 バッターン!うわっ、やってしまった。腰を浮かしたらリクライニングが戻って大きな音をたててしまった。俗に言う「バッタンコシート」との遭遇である。国鉄時代に大量生産されたこの粗悪な簡易リクライニングシート、のちにかなりの車両で改良され消滅したはずだったが、よりによって今日この自分に当たってしまった…。

高知駅で出発を待つ「ムーンライト高知」 

 このバッタンコシートは自分が注意して座っていても、周囲が音を立ててはうるさくて結局意味がない。常識的に考えても普段からこのタイプの座席に乗り慣れている客は稀有の存在、もう諦めるよりない。(夜行列車なのにね) ちなみに帰省とは逆方向の列車だが「青春18」効果で満席である。 

 高知を出た列車はDE10の牽引ながら結構スピーディーな走り。御免・土佐山田と停車して客を拾い、四国山地の山越えに差しかかる。次の新改はその筋には有名なスイッチバックの駅、駅舎のある側線に待避して「南風27号」に道を譲る。列車がスイッチバックのため前後に進行方向を変えるのは別に驚かないが、ここへクルマで乗りつけ当列車を外からムービー撮影している輩がいるのにはさすがに驚いた。人煙稀な凍てつく深夜の山奥、妖怪よりも怖い「鉄」の出没であった。(こんなに暗くて撮れたのかな?)

 臨時列車ではあるが、車内をキチンと減光してくれてありがたい。缶ビールのほろ酔いも加わって夢路へ…。

 

国鉄時代そのままの青いシートが並ぶ(減光前)

 夢現を繰り返し、はっきり目が覚めたのは大阪が近くなってからだった。そういえばこの列車、通常であれば前夜に「〜なお、特段の場合を除きまして明朝○○到着まで放送を控えさせて〜」のコメントがなかったなぁ。結局京都着を前にしてようやく放送があったのだが、途中駅で乗り過ごした客もいたかもしれない。自分は終着まで乗り通すので、むしろ放送がなくて楽だったけどね。

 東の空が僅かに白み始めた6:24に京都0番線に到着。さて跨線橋上の「ごまるご」のソバでも食うかな、とカメラバッグを肩に掛けたワタクシでありました。

 

 

 

 

京都着、さあ夜が明けるぞ!(右編成はムーンライト山陽)