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(update 2006/02/27)

           さらば東海道本線113系15連           

 

 

 

グリーン車2両を組み込んだ15両編成。子供の頃から馴染んできた光景が過去帳入りする。(新子安にて/平成18年1月)

 

   このところマスコミ等でも取り上げられるようになってきたが、東海道本線東京口の113系電車の置換えがいよいよ秒読みとなった。かつて大船で進学塾・中学・高校・予備校を過ごした自分にとって、東海道線113系は永らく“不変”の顔であった。また大学・会社時代は北鎌倉〜都心のルートで通学・通勤(平成5年まで)したため、横須賀線113系の車窓から東海道本線113系との複々線デッドヒートを飽きることなく堪能したものである。(あぁ懐かしMT54モーターの反響音…)

   換言すれば、鉄道ファンとして物心ついた少年時代(昭和40年代なかば)からずーーーっと残っていた唯一の砦が東海道本線113系なのである。その113系が来月東京口から引退する。いつかは来ると思っていた「Xデー」が遂に目前となり、ある種の感慨を禁じえない。

東京方に4両増結する(平塚にて/平成16年8月) 

   そんな折、1月に実家への用事があり大船へ。近年はほとんどご無沙汰の「駅撮り」を敢行すべく京浜東北線に乗り、途中の新子安で下車した。この駅ホームは「そのスジ」には知られた撮影ポイントで、予想はしていたが先客が4人いた。自分も早速“CanonF-1+200o”で構えるが、来るのは211系とE231系ばかりで113系の運用が減っていることを実感する。そんな中、かろうじてページトップにUPした一枚を撮り大船へ。ここでも撮れたらいいなと思い20分ぐらい待っていたら1本来たので右の写真を撮ったものの、程なく曇天となったので退散し実家へ向かった次第である。

   あれから1ヶ月、聞くところによれば土日などは新子安や東京といった沿線の駅その他の撮影ポイントではファンの人出が更に増えているようである。もちろん平素から撮影しておけばなんでもないハナシなのだが、ファンの習性は昔も今も変わらないようであるなぁ〜。

クハ111の号車番号「15」も見納め(大船にて/平成18年1月)